新潮社「世界詩人全集 4 キーツ シェリー ワーズワス 詩集」(昭和44年刊)を読みおえた。3人のなかではシェリーの詩が佳い。ワーズワス(ワーズワース)はイギリスの桂冠詩人にまでなったけれども、自然を謳うばかりで、人間関係に惹かれる僕には物足りなかった。
牧羊社「現代俳句選集Ⅵ-9」落合敏句集「鳥瞰」を読みおえる。彼は「萬緑」所属、中村草田男門下の俳人である。作品にはあまりなじめなかった。
西宮市在住の詩人、SYさんが同人詩誌「アリゼ」119号を送って下さった。
久しぶりに「BOOK OFF 米松店」に寄り、3冊を買った。佐佐木幸綱・歌集「はじめての雪」(短歌研究社)、アンリ・トロワイヤ「イヴァン雷帝」(工藤庸子・訳 中公文庫)、「紀行全集 世界体験 6 フランス」(河出書房新社)である。安くて目ぼしい本を拾っただけ。
綜合歌誌「歌壇」2007-7月号を読みおえた。聞き手・池田はるみの河野裕子へのインタビュー「私の会った人びと」第8回「宮柊二とコスモスの歌人」は語り口と相俟って興味深い内容である。写真も貴重である。短歌作品では、伊藤一彦の30首連載「月の夜声」第7回「青こぼす空」が新鮮だった。
歌誌「コスモス」2007-7月号を、いつもの所まで読みおえた。最初から「COSMOS集」までと「扇状地」ほか。散文(歌論 歌書評)は力のこもったものばかりである。
「日本の古本屋」を通して注文していた、「藤原定全詩集」(1992年 沖積舎刊)が届いた。2重箱入り、536ページ。彼は福井県敦賀郡(現・敦賀市)出身で、法政大学の教授を長く勤めた。生涯に6冊の詩集を上梓した。
詩誌「群青」9号を送った返礼に、現代俳句作家の吉田透思朗氏が季刊同人句誌「幹」204号を送って下さった。
若狭に住む詩人・民俗学者のKTさんが、著書「あどうがたり」を送って下さった。短めの民俗学エッセー、224篇を収めた本である。一文が短めで、モノクロながら写真も多く、読み進みやすい。越前・若狭の民俗を紹介した書物であり、民俗学の入門に最適である。また同人詩誌「角」12号を送って下さった。
「日本の古本屋」を通して注文していた、「定本 阪本越郎全詩集」(弥生書房 昭和46年刊)が届いた。彼は福井県生まれで(越郎という名は「越前で生まれた男の子」から付けられたらしい)、戦前から戦後にかけてかなり活躍した詩人だった。晩年は丸山薫や村野四郎と親しかったらしい。翻訳詩、児童詩も収めるなど、内容は充実している。
小学館の「原色世界の美術」14「アメリカ」を見終えた。アメリカ現代美術と、豊富な財力で買い集めた外国の名画など。抽象画はあまり、わからないが、あとのほうに写真がのっているアメリカ現代建築には惹かれる。
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