歌誌「コスモス」2007-9月号を読みおえる。初めから「cosmos集」までと、「扇状地」など。特選欄の「cosmos集」では、ごく若い人たちが大活躍である。将来の「コスモス」を担うだろう。
「日本の古本屋」を通じて「天牛堺書店」に注文していた、荒川洋治詩集「チューリップ時代」が、きょう届いた。1982年、てらむら・刊。定価の4倍以上のプレミアム本だった。内容は、それまでの全未刊詩篇、109篇を集めたもの。
彼には詩誌や文芸誌に発表していない、「未発表詩篇」が未だある。彼は講演で、「中学生時代に散歩していて詩が数編できて、『詩人になれるかな』と思った」と語った。また彼が高校を卒業するとき僕に、スケッチブックに手書きの詩集(「鈴の罪」という題だったと思う)を呉れたが、彼が詩壇に出る直前に「返してほしい」と言われて、返却してしまった過去がある。ただし手書き詩集の作品はのちに、ばらばらに同人詩誌などに発表してしまったのかも知れない。内容については殆ど覚えていないので。
今日の午前、「BOOK OFF鯖江店」へ行き、文庫本を4冊買った。中平まみ「ストレイ・シープ」(河出文庫)、稲垣足穂「天体嗜好症」(同)、芦原すなお「松ヶ枝町サーガ」(文春文庫)、江国香織「都の子」(集英社文庫)である。
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