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2007年9月の21件の記事

2007年9月29日 (土)

「コスモス」10月号

 「コスモス」2007-10月号を読みおえる。初めから「COSMOS集」までと、新・扇状地、風鳥派、物故者作品抄など。随筆特集の「風鳥派」には、興味深いエピソードが載っている。

2007年9月28日 (金)

 「井上光晴作品集」

 「井上光晴作品集」3冊揃いが届いた。本の状態はかなりよくない。これで彼の「作品集」3シリーズ13冊が揃ったわけだが、このあとも彼はたくさんの小説を書いていて、それらはこのシリーズを読み終えた時に、どうするか考える積もりである。

2007年9月27日 (木)

「井上光晴第三作品集」

 「日本の古本屋」を通して、大阪府の古書店「瓢箪山書房」に註文していた本、「井上光晴第三作品集」5冊揃いが届いた。事情は昨日ここに書いた通りである。箱に帯がない、あるいはビニカバがない(店主の心遣いのパラカバがある)など、格安品はやはり「訳あり」だった。両方とも本体にはビニカバがあったけれども。

2007年9月26日 (水)

「井上光晴新作品集」

 先日に「日本の古本屋」を通して岐阜県の古書店「カバラ書房」に註文していた、「井上光晴新作品集」5冊揃いが届いた。じつは「井上光晴作品集」3冊、「同 新作品集」5冊、「同 第三作品集」5冊を、ほぼ同時に別々の古書店に註文していたのである。それらを買う気になったのは、以前に買った「新作品集」端本の中に気になる部分があったからだが、別に彼の左翼性を信頼したからではない。

2007年9月25日 (火)

「歌壇」10月号①

 かなり遅くなりましたが、「歌壇」2007-10月号に、大松達知さんの短歌「足の裏」12首、奥村晃作氏の歌集「鴇色の足」より自選200首、松尾祥子さんの「作品評 ⑧月号 見えないものを詠む力」が載っています。これらを味わうためにも、「棧橋」会員の方を含め、皆さんがこの歌誌を読まれたほうが良いと思われます。

2007年9月23日 (日)

「井上光晴新作品集」端本ほか

 「BOOK OFF米松店」(福井市内で初に、おそらく県内でも初に出店した「BOOK OFF」である)に行き、「井上光晴新作品集」全5巻のうち、第2,4巻を買った。安価だったのと、造本がしっかりしている(箱、帯、ビニールカバー)ことに惹かれた。僕はビニールカバーの付いた本に弱い。丈夫だし、汚れても拭えばすぐに汚れが取れる。

 ほかに、スエトニウス「サテュリコン」(岩波文庫)を買った。

2007年9月22日 (土)

花2種

004 006  初めの写真は、アメリカフヨウの赤花である。以前に載せた白花とこの赤花の種類のほかに、ピンクと濃赤の花の株が庭にあったが、いつか失せてしまった。2番目の写真は、ハマナス(浜梨の転訛、玫瑰とも書く)の花である。妻が貰ってきた苗を、僕が植えたもので、庭の環境が合うのか、よく繁ってきている。ともに夏の花だが、このところの厳しい残暑に、調子が少しずれたらしい。

2007年9月20日 (木)

「いつか王子駅で」

002  堀江敏幸「いつか王子駅で」(新潮文庫)を読みおえる。小説のストーリーに脈絡がない。印鑑彫り職人「正吉さん」の刺青から描写が始まるが、彼の失踪後は話題にのぼる事も稀になり、古本屋、旋盤工、競馬の話になり、小説の批評があり、陸上競技選手の「咲ちゃん(女子中学生)」のレースの場面で終っている。作者は時間(筋)ではなく空間(場所)を描いたのだろう。濃厚な懐旧的雰囲気が残る作品である。

2007年9月19日 (水)

「前登志夫歌集」

001  国文社「現代歌人文庫 8 前登志夫歌集」を読みおえる。短歌作品92ページに対し、散文(本人の歌論、エッセー、評者の歌人論、解説)が75ページとかなり多い。同じような体裁の、思潮社「現代詩文庫」シリーズと比べても飛びぬけている。ただし彼の短歌の初学者としては、為になるものである。事実、最近の「歌壇」10首連載を読んで、僕はこれまでにない親しみを感じたものである。

 「子午線の繭」より、2首、引いてみる。

死を積める春の隊商、蜂唸る野の草いきれ翳らせて行く

戸口から母がはひると夏山はともに駈けこみ叙事詩をねだる

2007年9月17日 (月)

「いつか王子駅で」ほか

 「勝木書店ワッセ店」へ行き、竹の子さんがそのブログ「竹の子日記」で推奨の本、堀江敏幸「いつか王子駅で」(新潮文庫)を買う。王子とは八王子市のことらしいが、そこに僕の息子が数年間住んだことがあり、僕も電車で何度か訪ねた。もっとも街の様子はほとんど知らない。

 「歌壇」10月号が出ていたので、それも買う。

 なお店の本名は「Kabosワッセ店」で、カボスとはカボンス(過分数、つまり頭デッカチのこと)から来ているのだろうか。

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