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2007年11月の22件の記事

2007年11月14日 (水)

詩誌「アリゼ」「果実」

001 005  二人詩誌「群青」10号を送らせてもらったお返しにいただいた詩誌、「アリゼ」121号と「果実」59号を読みおえる。「アリゼ」では梓野陽子さんのエッセイ「ことばの掌」が、詩人の故・南信雄さんに受けた励ましを描いて暖かい。「果実」では、藤井則行さんの詩「成る木責め」が、嫁の座の女性を「成る木責め」に遭う柿の木に喩えて感動を呼ぶ。

 ほかに福井県内の小説中心の同人文学誌「青磁」24号もいただいた。返礼の葉書や封書も幾つかいただいた。

2007年11月12日 (月)

冬めく

 朝よりの冷たい雨が一時、霰となり、気候は一気に冬めいてきた。昨日のうちに軒下の鉢物類を内玄関に取り込んでおいて、グッドタイミングだった。あまり早く取り込むのも、植物の耐寒性が増さないそうだから。

 同僚の話では、灯油が1リットル94円(配達費込み)だそうで、去年のうちに洋蘭栽培(温室で灯油暖房)を断念したことも、良い判断だった。灯油をひと冬で千リットルくらい使っていたので。

 越前蟹の漁が解禁となった。セイコガニ(メス、小さい)を2ハイ(2匹)食べる。足の肉はほとんどなくて、たっぷりの卵とミソ(と言われるもの)がおいしい。1ハイで500円~1000円である。1ハイでン万円するズワイガニ(オス、大きい)はおもに足の肉を食べるが、セイコガニのほうがずっと美味だと、開高健ほかの多くの文人が本の中で称揚している。皆さんも機会があればどうぞ。

2007年11月11日 (日)

椿「西王母」ほか

004  秋咲きの椿「西王母」が咲きはじめる。肥後椿の1種(名前不明)も咲いたが、汚れなどがあり、写真アップは次の機会にする。

 ホームセンターへ行き、苗木などを買う。柘榴(ざくろ)の苗、洋種椿「ヒットパレード」の苗(莟つき)、観葉植物「サンスベリア」の小苗、3鉢である。ほかに、年賀状用のスタンプ(ネズミの図柄)を買う。時期的に早いようだが、遅くなると気に入る図柄のスタンプが店頭になくなるため。

 軒下の鉢物40個くらいを、内玄関とその靴箱の上に蔵う。うまく冬越ししてくれればよいが。

2007年11月10日 (土)

「詩集ふくい’07}

003  「福井県詩人懇話会」編集・発行の「詩集ふくい’07」を読みおえる。正確には「年刊 詩集ふくい’07 第23集」である。僕は第1集より欠かさず出稿しているようだ。今回は64人が68篇を載せている。何冊もの詩集を上梓している人から、この年刊アンソロジーに一年一度だけ詩を発表している人まで、色いろである。気に入った1篇の最初の連のみ引いてみる。

   ゆらぎ

       坂下葎美

そこにはない質感で宙を指す                                

少女は偽神の預言者                                     

虹色の鱗を散らかして                                    

寿命の尽きた未来を先延ばしにするので                          

用件を書いたメモを持って                                      

とりあえず私は                                         

先に行かなければならない

   (後略)

2007年11月 9日 (金)

「若山牧水全集」11、12巻

 雄鶏社・版「若山牧水全集」の第11巻「日記・書簡1」と第12巻「書簡2」とを古本通販で買った。これで彼の書簡全部を入手したと思ったが、送られてきた本の月報を見ると、第13巻「書簡3・年譜」のあることが判明した。僕の見込み違いだった。店頭でよく見てから買うのとは違うから、こういう思いに反することが時々ある。まあ安い本だから、読む値打ちはあるし、「牧水全集」の購入を考えるときの参考になる。

 それにしても「日本の古本屋」には掘り出し物がなくなったようだ。

2007年11月 7日 (水)

「角」第13号

002  同人詩誌「角」第13号を読みおえる。福井県嶺南地方(旧・若狭藩)在住の詩人が中心になって、発行している同人詩誌である。8篇の詩のほかに、散文として歌集評、障害者問題論、映画評論、美術評論もあって、多彩である。目次が裏表紙にあるのは、異様な感じを受ける。

 アマチュア文学の困難な時代だと思う。プロの作品でも、読者数の減少とか、社会的評価の下がっている日本の現状だから。

2007年11月 6日 (火)

「ロルカ全詩集Ⅱ」

001 004  「ロルカ全詩集Ⅱ」(小海永二・訳 青土社・刊)を読みおえる。結局、彼の詩の良さがわからないままだった。スペイン文学の伝統がわかっていないせいも、あるだろう。「ご縁がなかったのだ」と思う。長谷川四郎・訳の小さな「ロルカ詩集」を読んで、面白いと思った記憶はあるのだが。彼の「三大悲劇集」(岩波文庫)も、よくわからなかったし、相性がわるいのだろうか?

2007年11月 5日 (月)

「棧橋」№92

 季刊同人歌誌「棧橋」№92を読みおえる。諸先輩の作品の、レトリック(修辞)を学ぶというより、テクニック(技術)を盗みたい心境である。とても真似のできそうにもない作品も多いけれど。僕の短歌は晩学なので、心があせっているのだろう。

2007年11月 4日 (日)

晩秋の庭

001 003 006  部屋うちから窓硝子越しに柊の花が見えたので、庭に出てみた。柊の白花はかすかに匂う。ほかに南天、紫式部も乏しいながら、実を色づかせていた。これから庭は寂しい時期に入る。

2007年11月 3日 (土)

「秘事 半所有」ほか

 午前中に「BOOK OFF米松店」へ行くが、河野多恵子「秘事 半所有」(新潮文庫)を買ったのみ。買いたい気持はあるのに、買いたくなる本が店に無いというのは、空しいものである。

 福井県詩人懇話会が「詩集ふくい‘07」(僕はソネット「風呂湯」を寄せている)を、禅宗の高僧YKさんが村野四郎の詩論集「今日の詩論」を、福井嶺南の詩人KHさんが詩誌「角」第13号を、それぞれ送ってきてくださった。

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