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朝よりの冷たい雨が一時、霰となり、気候は一気に冬めいてきた。昨日のうちに軒下の鉢物類を内玄関に取り込んでおいて、グッドタイミングだった。あまり早く取り込むのも、植物の耐寒性が増さないそうだから。
同僚の話では、灯油が1リットル94円(配達費込み)だそうで、去年のうちに洋蘭栽培(温室で灯油暖房)を断念したことも、良い判断だった。灯油をひと冬で千リットルくらい使っていたので。
越前蟹の漁が解禁となった。セイコガニ(メス、小さい)を2ハイ(2匹)食べる。足の肉はほとんどなくて、たっぷりの卵とミソ(と言われるもの)がおいしい。1ハイで500円~1000円である。1ハイでン万円するズワイガニ(オス、大きい)はおもに足の肉を食べるが、セイコガニのほうがずっと美味だと、開高健ほかの多くの文人が本の中で称揚している。皆さんも機会があればどうぞ。
雄鶏社・版「若山牧水全集」の第11巻「日記・書簡1」と第12巻「書簡2」とを古本通販で買った。これで彼の書簡全部を入手したと思ったが、送られてきた本の月報を見ると、第13巻「書簡3・年譜」のあることが判明した。僕の見込み違いだった。店頭でよく見てから買うのとは違うから、こういう思いに反することが時々ある。まあ安い本だから、読む値打ちはあるし、「牧水全集」の購入を考えるときの参考になる。
それにしても「日本の古本屋」には掘り出し物がなくなったようだ。
季刊同人歌誌「棧橋」№92を読みおえる。諸先輩の作品の、レトリック(修辞)を学ぶというより、テクニック(技術)を盗みたい心境である。とても真似のできそうにもない作品も多いけれど。僕の短歌は晩学なので、心があせっているのだろう。
午前中に「BOOK OFF米松店」へ行くが、河野多恵子「秘事 半所有」(新潮文庫)を買ったのみ。買いたい気持はあるのに、買いたくなる本が店に無いというのは、空しいものである。
福井県詩人懇話会が「詩集ふくい‘07」(僕はソネット「風呂湯」を寄せている)を、禅宗の高僧YKさんが村野四郎の詩論集「今日の詩論」を、福井嶺南の詩人KHさんが詩誌「角」第13号を、それぞれ送ってきてくださった。
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