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2007年12月の20件の記事

2007年12月31日 (月)

初積雪

001  大晦日の今日、福井でもこの冬初の積雪となった。写真は、庭の姫松(ほんとうの名前はわからない)が雪をかむっているところ。生活に響くので、雪を風流がってもいられない。

 今年も、仕事と家庭のこと以外には、文学にかまけた一年だった。

 皆様、佳いお年をお迎えください。

2007年12月30日 (日)

「歌壇」1月号

 歌誌「歌壇」2008-1月号を、短歌作品を中心に読みおえる。

学生特集、新人特集、中堅特集を大々的にやればよい。いつまでもピラミッド構造を信じていると、綜合歌誌(詩の場合は商業詩誌とはっきり言う)も閉塞しかねない。

2007年12月29日 (土)

「コスモス」1月号

 歌誌「コスモス」2008-1月号を、予定していた所まで読む。「月集特別作品」、「月集スバル」、「月集シリウス」、「その一集特選欄」、「COSMOS集」、「新・扇状地」、ほか少々。

 発行人の、90歳を越えられた宮英子さんの作品が若わかしい。

2007年12月26日 (水)

詩集「聖-歌章」

003  「勝木書店ワッセ店」に取り寄せ依頼していた、稲川方人・詩集「聖-歌章」が届いたと連絡があったので、店に出向いて受け取ってきた。仕事後の夜道を車で走って、往復に1時間以上かかった。

 全共闘系出身の有名な詩人は彼一人だろう。歌人では福島泰樹、道浦母都子がおり、小説家では立松和平がいる。僕は彼・彼女の作品を少しは読んでいる。

 稲川方人の詩集は、思潮社・現代詩文庫の「稲川方人詩集」、単行本の「2000光年のコノテーション」、思潮社「稲川方人全詩集」を読んだ。「聖-歌章」は、全詩集刊行後の初めての詩集だろう。行方の気になる詩人だ。

2007年12月25日 (火)

「片手を腰に」

 張籠二三枝さん(はりこ・ふみえ さん)の短篇小説集「片手を腰に」を読みおえる。「片手を腰に」「「ピアスと花束」「秋風引」「姥捨」「落丁」「遠い町」「鷗の町」の7篇が収められている。本の題名、カバーイラスト、帯文などから、ユーモア小説ぽい明るい小説が多いのかと思っていたら、深刻なストーリーばかりだった。標題作の「片手を腰に」からが、学校の募集で内申書のポイント稼ぎのボランティアではなく本当の(自発的な人助けの)ボランティアをして元気のでた高校生の話である。夫を亡くした女性、文学青年の自殺、母の老耄、引きこもりの青年との関わりなどが描かれている。なかでも一番の力作は「遠い町」で、両親のいない青年とその一族の複雑な関係を綴っている。彼女はそういった、込み入った心理を描ける人だから、その方面をもっと活かしてほしいというのが、彼女への希望である。

2007年12月24日 (月)

「高野公彦作品集」

002  「高野公彦作品集」(本阿弥書店、1994年刊)を読みおえる。知識人の短歌だなあと思う。庶民的な短歌しか詠めない僕には、手の届かない世界だ。楽しい歌、重い歌などがあるが、細かい事は書かない。また読み返す日があるだろう。

2007年12月22日 (土)

「冨士-社内報100号記念付録」

004  「冨士-社内報100号記念付録」(冨士精版印刷株式会社、平成4年発行)を見おえる。A5判、69ページの冊子ながら、「百万塔陀羅尼経」からCG(コンピューター・グラフィックス)に至る印刷技術の歴史を、簡潔に、多数のカラー写真によって紹介している。パピルス紙に書かれた文字と絵、グーテンベルク聖書、日本の引札やポスターなど興味深いものも多い。

 非売品が手に入ることは珍しい。

2007年12月20日 (木)

「片手を腰に」

004  坂井市に在住し、同人誌「日本海作家」「青磁」などに小説を発表している張籠二三枝さん(三国高校国語科教師、実は高校文芸部の2年後輩)が、短篇小説集「片手を腰に」を送ってきてくださった。彼女にはその前に小説集「物語菅家文草」「兎を殺せ!」がある。「物語菅家文草」は、王朝女流文学風な雅な文章だったが、今回は現代の物語である。とても感動的なストーリーもあるようで、本格的に読める日が楽しみである。

 彼女は漢詩創作の同好会にも入っていて、かなり創れるようになったと自慢してきた。

2007年12月19日 (水)

句集「火の山」

003  牧羊社「現代俳句選集Ⅵ-27」綱川綱・句集「火の山」(平成2年刊)を読みおえる。彼は俳誌「曲水」で長く活躍している俳人。句集には秀句が多いが、凝縮されすぎか、僕には句意のわからない作品も幾つかあった。

  気に入りの句より3つを引く。

耳たてて眠りの浅き鹿の子かな

           牧の牛綿虫に目を細め居り

           小鳥来て観音に肩許さるる

2007年12月15日 (土)

タイヤ替え

001  近日中に積雪がありそうなので、車を行きつけの自動車工場へ持って行って、ノーマルタイヤよりスノータイヤへ付け替えてもらう。これまでのタイヤが傷んでいるので、新品を買って。そのあと「勝木書店ワッセ店」へ行き、稲川方人・詩集「聖-歌章」(思潮社)の取り寄せを依頼する。

 写真は椿の斑入り花。品種名はわからなくなっている。

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