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2007年12月の20件の記事

2007年12月14日 (金)

現代詩年鑑2008」

004 「勝木書店ワッセ店」に取り寄せを依頼していた思潮社「現代詩年鑑2008」が届いたと連絡があったので、受け取ってきた。内容は「2007年代表詩選140篇」の他、「詩人住所録2300人(僕の名前も載っている)」、「詩書一覧」、「詩誌一覧(僕の関わっている「群青」「青魚」も載っている)」、批評など。

 「思潮社2008図書目録」の中に、稲川方人・詩集「聖-歌章」を見つけた。買って読まねば。

2007年12月11日 (火)

500件

003  一昨日の日曜日の打ち込みで、エクセルを使って作っている文庫本蔵書の目録がちょうど500件となった。1件複数冊の場合もあるから、550冊分くらうだろうか。1件につき最多15項目を打ち込む(整列後に更に2項目を足す予定)ので、手間がかかる。写真の文庫本棚の8割くらいが済んだだけなので、それらから推測すると、文庫本の蔵書は1,500件を越えるだろうと思われる。

2007年12月10日 (月)

砂川公子詩集「櫂の音」

002  砂川公子さんの第3詩集「櫂の音」を読みおえる。上質・高級な作品群なのだが、何か物足りない。自分のことばかり書いて、人間関係を作品化していない。

 ここからは一般論だが、啄木のいう「食ふべき詩」を読みたい。飢えている子供を救えとは言わないが、疲れたサラリーマンの心を励ます詩作品がほしい。一部の「詩もどき」ではなくて。

2007年12月 9日 (日)

熟柿

 甘柿よりも僕の好きな熟柿の時期になった。枝より捥いで、皮を剥いてかぶりつくと、ねっとりと甘く、かすかな渋みさえここちよい。

        003   拙作1首

熟柿ひとつ種の袋も歯にせせる深まる秋の美味の一つと

    (「コスモス」平成17年3月号より)

2007年12月 7日 (金)

詩集「櫂の音」

 詩人の砂川公子さんが新刊詩集「櫂の音」(北陸現代詩人シリーズ 能登印刷出版部・刊)を送ってくださった。彼女は石川県・在住で、福井県詩人懇話会の催しなどにしばしば参加されて、僕もお会いしたことはあるが、言葉をかわした覚えはない。それに懇話会の役職(幹事、事務局員、「詩集ふくい」編集委員)を昨年5月に降りているので、なぜ僕に詩集を送ってくださったかわからないが、その事はありがたい事である。

 作風は、重層的な暗喩、言葉のうねりなど、本格的である。

2007年12月 6日 (木)

「浜田到歌集」

 「日本の古本屋」を通して「板沢書房」に注文していた、「浜田到歌集」(現代歌人文庫⑤、国文社)が届いた。思っていたよりも、前衛的な歌人のようだ。詩、批評を含めて、1冊の本で彼の創作のおおよそがわかるのは、49歳の若さで亡くなった彼には申し訳ないが、ありがたい事である。

2007年12月 4日 (火)

「青魚」№68

001  僕が参加している同人詩誌「青魚(せいぎょ)」の第68号が出来てきた。B5判、たて2段、69ページ。僕は「年末に」「ケーキ」「草の声」「なさけない」、4篇のソネットを寄せている。巻頭2ページで恐縮である。同人費は1ページあたり幾ら、何ページにわたってもよく、津田幸男さんは「憂国でなく憂人である」他18篇(10ページ)、沙門誓道さんは「かぜ」ほか長短49篇(37ページ)を載せている。

 詩「水の時間」全15連より、最初の連のみ紹介する。

     水の時間

          栗波和夫

半島から吹き寄せられた

きれぎれの族譜をたよりに

朽木村を越えた 金さん

異族の地 草深き川沿いの荒地に

携えた文明

携え得なかった思い

    (後略)

2007年12月 3日 (月)

ボードレール「悪の華」

002  ボードレール「悪の華」(安藤元雄・訳、集英社文庫)を読みおえる。これまで親しんだ堀口大学・訳は、旧かな、やや大時代的、5音句7音句が多いなどの点があったが、安藤元雄・訳はかなり現代的である。たとえば女性への呼びかけが、大学・訳では「おん身」の所を安藤・訳では「あなた」となっている。

 内容的には、女性に捧げた詩、詩人の悲惨をうたった作品などが印象的で、詩集名にあるような「悪への志向」はあまり感じられない。もっとも「サタンへの連祷」等の作品もあるのだが、本気かどうかわからない。

 今回より写真の画素数を、これまでの2倍にした。このブログで使える容量が、100メガより一気に2ギガになったからである。(ブログが6ヶ月続いて、規定に反するような内容もなかったからか?)。それできれいな写真を撮れるとは、僕の腕では言えない。

2007年12月 2日 (日)

紅葉、黄葉

002 005 初めの写真はドウダンの紅葉である。訳ありで樹形が乱れ、葉も散りがたのため、あまり美しくない。ドウダンを満天星と書くのは、大株になると満天の星のように花が咲くによることを、花どきは実感する。

 あとの写真は楓の黄葉である。この木の低いところに洞(うろ)があって、庭師に「こういうのを好む人がいるから、売らないか」と言われたことがある。

2007年12月 1日 (土)

「歌壇」12月号

 歌誌「歌壇」2007-12月号を読む。特集「方角を詠んだ歌」は、今の僕にはそんなに面白くない。伊藤一彦、花山多佳子、両氏の20首連載が1年を経ておわるのは淋しい。前登志夫氏の10首連載は続くようだ。

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