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2008年7月の23件の記事

2008年7月16日 (水)

「奥村晃作作品集」読了

001  「奥村晃作作品集」を読みおえる。

 箱、帯、本体にパラフィン紙カバー。1998年、雁書館・刊。6歌集収録。

 公園のベンチに座り、芝生に寝ころんで憩う、寄る辺ない知識人の心に惹かれる。また自然詠に秀でた作品がある。

 生活詠の1極致として「ただごと歌」があるのだろう。人と人との情を押し出して詠わないのは、知識人としての抑制だろう。僕は大衆のなかの情に惹かれるし、心も動くので、一般的かもしれないが、家庭や職場での人情を詠ってしまう。

 奥村氏が「続 作品集」を上梓されることを、せつに願う者である。

2008年7月14日 (月)

詩誌「アリゼ」第125号

005  西宮市在住の詩人SYさんが、同人詩誌「アリゼ」第125号を送ってくださった。兵庫県内を中心に同人は31名、息の長い詩誌である。

 エッセイの量の多さと質の高さにも、特色がある。

 観念性のつよい詩と、現実描写の詩と、あるきっかけで融合するとき、強い高度な作品が生まれる予感がする。

 僕の注目する「すずめのオキテ」シリーズはその「三」で、雀への餌遣りを止めてしまった。今後どのような展開を想定しているのか、期待が残る。

2008年7月13日 (日)

俳誌「幹」№208

003  吉田透思朗氏(福井県現代俳句協会会長)に、僕らの二人詩誌「群青」第12号を送ったお返しに、季刊同人俳誌「幹」№208(平成20年7月1日・刊)を送ってくださった。彼が同誌の代表、発行人、編集長を兼ねている。吉田氏とは、福井県詩人懇話会が「短詩の集い」を3年続けて催した際にご協力を受けた、その時以来の交流である。

 同人は福井県内の俳人のみ。

  リアルタイムの現代俳句は斬新で、魅力的である。次に1句を引く。

チューリップ゚望郷の首伸し切る

      牧田正太郎

2008年7月12日 (土)

「歌壇」2008-7月号

003  「歌壇」2008-7月号を読みおえる。

 特集は「追悼・前登志夫のコスモロジー」である。寄せられた追悼文は、すべて敬愛の念に満ちたものだ。佐佐木幸綱の「前登志夫の聖と俗」には、ユーモラスなエピソードと深い考察がある。

 小谷陽子の「セピア写真館 №43 恋ほしめば」と、岡野弘彦の20首連作「挽歌 花醍醐」も、前登志夫を追悼したもの。

 The Beatlesの2枚組アルバム「Live at The BBC」のDisc2を聴く。インタビューを含めて全35シーンだった。

 数日前より当地でも蝉が鳴いている。にいにい蝉か。

2008年7月11日 (金)

文庫本など

 「勝木書店ワッセ店」と同店内の「古本センター」で、雑誌を含め、10冊の本を買った。賞与よりの小遣いがあると思うと、つい買ってしまう。

 以下に本を列挙する。

 雑誌

  • 「日経PC21」2008年8月号

 新刊文庫本

  • フィツジェラルド「ラスト・タイクーン」(角川文庫)
  • フィツジェラルド「夜はやさし」(上下2冊 角川文庫)

 古本文庫

  • 小川洋子「シュガータイム」(中公文庫 2004年)
  • 出久根達郎「佃島ふたり書房」(講談社文庫 1995年)
  • 古井由吉「白髪の唄」(新潮文庫 1999年)
  • 赤瀬川隼「ダイヤモンドの四季」(新潮文庫 1995年)
  • 井伏鱒二「かきつばた・無心状」(新潮文庫 1994年)
  • 磯田光一「戦後史の空間」(新潮文庫 2000年)

2008年7月10日 (木)

日展 福井展

003  今日は、第2日曜日出勤の振替休日だったので、午後に福井県立美術館へ行き、「日展 福井展」を観た。入場料は大人千円だが、僕は無料券を使って入館した。

 感想だけれども、よくわからない。それには次の理由もある。

 リアルタイムの日本美術を福井の地で観られるのは、この「日展」の巡回展しかない(はずな)のだが、その巡回展がここ数年、開かれていなかったのだ。日本美術の最近の流れがわからないから、目の前の美術作品の良さがよくわからない面もある。

 竹の子さんがそのサイト「竹の子日記」の7月8日付けの記事で、「Fさんのブログ」と題して、このブログを取上げ・紹介してくださっている。ありがたい事である。

2008年7月 9日 (水)

職場の花壇⑨

007 002 005                             010_2 職場の花壇では、花が咲きつづけている。写真は初めより、千日紅、薔薇(品種不明)、黄色い花(名前不明)、マリーゴールド(小輪)である。

2008年7月 7日 (月)

「コスモス」2008-7月号

 「コスモス」2008-7月号を読みおえる。初めより「COSMOS集」までと、「新・扇状地」など。

 「その一集」広島県のNさんの作品(94ページ)に、思わず付箋を貼ってしまった。以下に引用する。

今日よりはウチの子だから馴染めよと大阪から来し鉢の木に言ふ

 ペットを「ウチの子」と言う場合は多いだろうが、入手した鉢物に「ウチの子」と言う場合は珍しいだろう。園芸植物にこれほど愛着を持つ人には感嘆する。

 竹の子さんの作品が「わが花粉症」として、2ヶ月連続の「月集特別作品」だった。

2008年7月 6日 (日)

歌集「天平の水煙」

002_2  高野公彦氏の第12歌集「天平の水煙」を読みおえる。

 僕の知らない言葉がたくさん出てくる。

 ゲームのような感覚で、電子辞書の広辞苑(第5版)で調べて、知らなかった言葉の意味というアイテムをゲットしながら、高野氏の心の迷路を歩き抜けた思いである。

 高野氏がプロフェッショナルの歌人であることを、あらためて思い知る。アマチュアの初心者である自分とは、違った世界である。

2008年7月 5日 (土)

百合とねじ花

003  軒下で、黄花の百合「イエロー ウィン」が咲いている。

 昨年の6月に、坂井市春江町の「ゆりの里公園」で、土産に買ったもの。「イエロー ウィン」とは、「黄色の勝利」という意か?

 今度は、矮性でパステルカラーの百合を、育ててみたい。

004  庭のあちこちで雑草にまじって、ねじ花が咲いている。

 写真は数本摘んできて、コップに挿したものの接写。

 ねじ花は、蘭の1種である。

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