« 2008年7月 | メイン | 2008年9月 »

2008年8月の25件の記事

2008年8月21日 (木)

3冊を買う

 今日は夏休みだったので、午前中に「勝木書店ワッセ店」へ行く。

 綜合歌誌「歌壇」9月号と、織田作之助「夫婦善哉」(新潮文庫)を買う。

 同店内の「古本センター」にも寄ったが、何も買わず。

 帰宅すると、小さい郵便物が届いている。「日本の古本屋」を通して、福岡市の古書店「井筒屋古書部」に注文してあった、菊池寛「恩讐の彼方に 忠直卿行状記 他8篇」(岩波文庫)だった。

2008年8月19日 (火)

「故宮瓷器選萃」を見おえる

002_2  「故宮博物院 名品図録」より陶磁器篇「故宮瓷器選萃」を見おえる。

 宋時代の白磁、青磁は優れているが、後代の絵柄入りの陶磁器は好まない。

 中国の陶磁器を鑑賞するのに、写真集とはいえ、50点では少なすぎる。

 これで「故宮博物院 名品図録」の全5冊を見おえた。中国の故宮博物院図録を含め、古い中国の品々を写真集でなりと、もっとたくさん鑑賞したいものだ。

2008年8月18日 (月)

夏の花木⑥百日紅 ほか

005_2  庭で普通種の百日紅が咲いている

 花がとぼしい。

 枝の切り戻しを毎年するべきらしいが、この木は全くしていないので、そのせいだろう。

006  庭に蝶らしいものがいたので、写してみた。

 中央の小さいものである。

 種類はわからない。

 デジカメで動物(人間いがい)を初めて写した。

 今、家の裏の田んぼで、稲刈りをしている。

 収穫の秋の始まりである。

2008年8月16日 (土)

サドンデスで5冊

 午後、「BOOK OFF二の宮店」へ行く。

 サプライズというか、サドンデスで割引があった。「今から約3分後の4時40分より15分間のみ、5冊以上の本を買われれば、レジにてすべて半額とします」と、店内放送があったのだ。客たちが、うろうろし始める。

 僕も豪華本のコーナーにも行ってみたのだが、結局、文庫本を5冊買ったのみだった。なんと肝っ玉の小さいことか。

 以下に、その5冊を列記する。

  • 日本エッセイスト・クラブ編「母のキャラメル」(文春文庫、’01年版ベスト・エッセイ集)
  • 高群逸枝「娘巡礼記」(岩波文庫)
  • 江国香織「赤い長靴」(文春文庫)
  • 同「間宮兄弟」(小学館文庫)
  • 同「思いわずらうことなく愉しく生きよ」(光文社文庫)

2008年8月15日 (金)

宮本輝「春の夢」

003  宮本輝の小説「春の夢」(文春文庫、1988年・刊)を読みおえる。

 この本は、職場の作業の隙(ひま)に詠み継いだもの。こう書くと、仕事が暇なようだが、仕事はきっちりこなしているし、お盆中日の今日も、汗を流して働いた。

 主人公の恋人の娘さんが、愛らしくしっかりしている、男性から見た理想の女性の1型として描かれている。

 柱に打ち付けられた蜥蜴が小道具として出てくるが、その意味付けに無理があり、作者は苦労しているようだ。

2008年8月13日 (水)

石川啄木「一握の砂・悲しき玩具」

003  石川啄木歌集「一握の砂・悲しき玩具」(新潮文庫、平成9年・刊)を読みおえる。写真の表紙は、おなじみだろう。

 僕はこの本で、啄木の短歌をよく読みかえす。8冊本の全集を読み通した事もあるが、彼の良さをひと通り知るには、この文庫本で充分である。

 啄木の短歌は、僕の短歌の原点、と言うより、僕の文学の原点である。

 「一握の砂」の「忘れがたき人人」(二)より引く。

さりげなく言ひし言葉は

さりげなく君も聴きつらむ

それだけのこと

 「それだけのこと」とは反語であって、彼は万感の思いをこめて、さりげなく告げたのである。

 「悲しき玩具」より、巻末の1首を引く。

庭のそとを白き犬ゆけり。

  ふりむきて、

  犬を飼はむと妻にはかれる。

 貧窮の中で彼もまた、小市民的生活に憧れたのだな、と感銘深いものがある。

2008年8月11日 (月)

文春文庫「Sudden Fiction」

Sudden_fiction_002  文春文庫「Sudden Fiction 超短篇小説70」(ロバート・シャパード/ジェームズ・トーマス 編、村上春樹/小川高義 訳、1994年・刊)を読みおえる。

 実はパソコンの横に置いて、パソコンが立ち上がるまでのわずかな時間に、読み継いできたもの。

 巻末にある「覚書」の欄にまとめられた、各作家のコメントは頂けない。村上春樹と小川高義の訳文の、なめらかさの差は致し方ないか。

 また、これといって感銘を受けた作品はなかった。ショート・ショートは、僕に向かないのかも知れない。

2008年8月10日 (日)

21冊を売る

 一昨日の夜、2度にわたって本の山が崩れた。1度目は積み直したが、2度めの崩落の本は積み直せなかった。

 その本を積む場所を空けるため、既読の本40冊ほどを、「古本センター」へ持って行った。21冊が売れて、千円余りだった。買い取ってもらえなかった20冊ほどを持って帰った。

 書庫があれば、こんな事もないのだが、場所はあっても財政的に無理なので、こんな始末になる。

2008年8月 8日 (金)

職場の花壇⑪

002  職場の花壇の、現在の全景である。

 花壇の世話をしていたMさんが、先の7月末に早期退職した。この花壇はMさんが拓いたものである。荒れていた一画の、小石を除き、耕し、腐葉土なども入れた。

 種を蒔き、球根を植え、水遣り肥料遣りをし、雑草を除いて、花を咲かせ続けた。

 世話を引き継ぐ者もいないので、これから庭は荒れていくだろう。

 このブログで職場の花壇を取り上げることも最後だろう。

2008年8月 7日 (木)

歌誌「棧橋」№95を読了

 季刊同人歌誌の「棧橋」№95を詠みおえる。散文では飛ばしたものもある。

 昭和10年代生まれの作者の「楡区」には、歳を召された方の豊かな作品がある。

 高野公彦氏の連作「虹消えて」では、故郷への思いに打たれる。僕は農家の次男だけれども、故郷の本家近くに住んでいるので、望郷の思いはないが、遊学(?)した神戸の地と友人たちへの思いは断ちがたい。

 宮崎小夜子さんの「みどりご時間」はお孫さんを詠んだ連作だけれども、写実ばかりではなく、また始まったばかりの人生に寄せる思いが深い。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート