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2008年10月の26件の記事

2008年10月29日 (水)

「中野重治詩集」

001  ネット古書店連合サイト「日本の古本屋」を通して、福岡県の古書店「三池書房」に注文していた本、「中野重治詩集」(1980年、筑摩書房・刊)が届いた。

 この本は帯にもある通り、彼の定本全詩集である。箱の表に傷があるせいか、安価だった。

 中野重治は、福井県出身の、詩人、作家、政治家である。

 彼の小説、「歌のわかれ」「梨の花」は、文庫本で読んだ。詩は、教科書で読んだくらいである。

 彼の晩年の小説、「甲乙丙丁」も講談社文芸文庫で持っている。

 ただし、彼の全集を買って読むほどの気持ちはない。彼は政治に関わりすぎた。

2008年10月28日 (火)

「詩集ふくい’08」

004  福井県詩人懇話会より、「詩集ふくい’08」が送られてきた。懇話会が編集・発行する、年刊のアンソロジー詩集である。

 僕はソネット「青年」を寄せている。すでに二人詩誌「群青」12号に発表した作品である。

 このアンソロジーには、県内在住、あるいは福井県出身の詩人65名が、71篇の詩を寄せている。

 また2007年12月に催された「’07ふくい詩祭」の、全発言が載せられている。

 ほかに「詩集ふくい’08執筆者名簿」があり、調べたいときに便利だ。

 表紙のデザインがこれまでと変わり、とてもすっきりしている。

 僕が読了したなら、また記事を載せる。

2008年10月27日 (月)

本を買う

 「パワーセンター ワッセ」内の「勝木書店」と、同店内の「古本センター」で、本を買ったので、以下に列挙する。

 「勝木書店」にて

  • 歌誌「歌壇」2008-11月号(本阿弥書店)

 「古本センター」にて

  • 辻邦生「神々の愛でし海」(1993年、中公文庫)
  • 小池真理子「水無月の墓」(2002年、新潮文庫)
  • 郭沫若「歴史小品」(1981年、岩波文庫、平岡武夫・訳)

2008年10月26日 (日)

椿苗3種

002  種苗会社「椿花園」より、前回に送った苗が小さすぎたとして、椿苗「草紙洗」「ギガンティア」(いずれも莟付き)と、サービス品「まつり囃子」を送ってきた。あとの1種は適切な苗がないとして、その分は返金された。

 この会社の考えが、よくわからない。ただし、ほぼ椿苗専門の会社なので、今後とも苗を買いたい。

 プラ鉢3個(うち7号鉢2つは、今日にホームセンターで買った)に植えつける。土は、園芸用培養土(腐植質が多い)に赤玉土を混ぜて、用いた。植え付け後、鉢底より水の漏れるまで、潅水した。

 そのあと、軒下の鉢物を冬にそなえて、内玄関に取り込んだ。

2008年10月25日 (土)

苜蓿忌

004 006  きょう午前、詩人の故・広部英一さんを偲ぶ「苜蓿忌」が執り行われた。30人あまりの参会者があった。

 第1部では、詩碑の前で碑前祭が、清水町の「きらら館」広場でおこなわれた。

 そのあと場所を移動して、「健康の森」の建物の研修室で、おろし蕎麦やコーヒーを頂きながら、広部さんの思い出を述べあった。彼は優れた詩業を残し、また詩の仲間や後進を援けて、福井の詩の興隆につとめた人だ。

 僕も高校生時代から、彼の暖かい思い出が、たくさんある。

2008年10月24日 (金)

詩誌「群青」第13号

003  こぐま星座さんと僕との二人詩誌「群青」の第13号が出来てきた。

 彼は詩「あれがあれやであれせなあかんて」とエッセイ「ムカデと進化論」を、僕はソネット「塗れる」を載せる。

 彼の詩は、夫婦ともに老いの兆しがあることを、方言の会話とともにユーモラスに描いた作品。エッセイは、初対面の人と打ち解けるためには、家にムカデが出る話をすると良いということと、蛇やムカデへの恐怖心を進化論的に探ったもの。

 僕のソネットは、以前の同人詩誌に参加していた頃の、古いエピソードを、懐かしんだもの。淡い作品だけれども、情感を汲み取ってくれる人がいるだろうか。

2008年10月23日 (木)

狩野一男歌集「栗原」

004  狩野一男さんの第3歌集「栗原」(2008年10月、柊書房・刊)を読みおえる。

 題名は、彼の故里の地名より採ったものである。現代詩作家・荒川洋治さんの詩集に「針原」という地名より採った1冊があった事を思い出す。

 読了してまず思ったのは、彼はこんな、ざっくばらんな詠みかたをする人だったかな、ということである。もっと抒情的な詠みかたをする人だという観念があった。

 以下に3首を引く。

べつに世を捨つるならねどみみちのくの奥のとほくへやがてかへらむ

 このような思いを抱いて、大都会の生活に耐えている人が、少なくないだろう。ひらがなの多用が、ほのぼのとした郷愁を伝えている。

駅出でてただちに寒しさむければこころが弾みからだが躍る

 彼が寒さの厳しい地の出身ということもあろうが、僕も夏は嫌い冬が好き(おもに仕事に関わる)なので、共感できる1首である。

でこぼこで毛の無きあたまかなしくて帽子をそつと目深にかぶる

 大病をされたあとの、ユーモアというより、ペーソスのある1首だ。

2008年10月22日 (水)

「水野九右衛門コレクション目録 Ⅲ」

003  写真集「水野九右衛門コレクション目録 Ⅲ」を見おえる。平成12年、福井県陶芸館・刊。

 このコレクションは、越前焼研究家の彼が残したものを、遺族が福井県陶芸館に寄付したもの。

 この「目録 Ⅲ」にはコレクションより、江戸・明治時代の越前焼を中心に、68点のカラー写真などが収められている。

 越前焼は、無骨な大甕などが多い。美術品的な評価は、僕は知らない。

 越前焼は、6大古窯の1つである。

2008年10月21日 (火)

鉢菊

002  今月18日、「たけふ菊人形祭」を観に行った際に、土産に買った小菊の鉢植えである。家うちに赤いものがほしくて、赤花を選んだ。

 色は、やや濁った赤である、鮮赤色の花は、菊にはないようだ。花数は100輪くらいあるだろう。

 この株を、鉢植えや庭に下ろしても、来年にはとても丈が高くなる。このような株は、芽を摘んだり、矮化剤を使ったりして、丈を低く整えたものだからである。素人には難しい作業だ。

2008年10月20日 (月)

ピラカンサス

001 003  今年また、庭のピラカンサスの実が色づいた。

 各枝に黄色い実が、びっしりと付いている。赤実の種類もあったのだが、雪折れなどで失せてしまった。

 2種寄せ植えの株を、地に下ろしたもの。大きくなって、かなり伐りつめたが、また繁ってきた。

 短歌で、「ピラカンサ」と詠む人がいるが、正式に「ピラカンサス」と詠んでほしい。

 今日の仕事の引け際に、花梨の実と木瓜の実を、同僚に譲った。

 狩野一男さんの第3歌集「栗原」が届いていた。

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