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2008年12月の30件の記事

2008年12月21日 (日)

「歌壇」他

 「パワーセンター・ワッセ」内の「勝木書店」にて、本を買った。

 「パワーセンター・ワッセ」は、駐車場が広いので、時おり利用するけれど、家からは遠くて、往復に車で1時間くらい掛かる。

 以下に、きょう買った本を列挙する。

 「勝木書店」にて

  • 綜合歌誌「歌壇」2009-1月号(本阿弥書店)
  • いちば ゆみ「これからはじめるYAHOO!オークション」(技術評論社)

 同店内の「古書センター」にて

  • 「ノーベル賞文学全集」23「タゴール 他」(昭和47年、主婦の友社・刊)
  • 「同」24「T・S・エリオット 他」(同、同)

 上記2冊は、詩人集である。貴重な詩集を、安価に入手したことになる。

2008年12月20日 (土)

「織田作之助作品集」

003  「日本の古本屋」を通して、東京都の「八木書店 古書部」に注文していた、「織田作之助作品集」3冊揃いが届いた。

 平成11年、沖積舎・刊。紙カバー、帯。

 1度、「日本の古本屋」の目録から消えて、再び現れたので、すぐ注文した。

 旧かなを、新かなに直してある。

 僕は何の本でも買うようだが、純文学と思想の本は、全部読みたいくらいの気持ちである。

 

2008年12月19日 (金)

白椿

001 005  庭で白椿の花が数輪、咲いている。品種は不明。

 春咲きだと思っていたが、今の時期に咲く品種なのか、ここ数日の好天に勘違いしたのか。

 花粉と蜜で、花がすこし汚れている。咲ききって汚れていない花を撮るには、タイミングが難しく、忙しい(今の時期は、仕事より帰宅すると、外は暗い)ので、チャンスを捉えにくい。

 僕は庭の花木に肥料を遣らない。込み合って植えてあるので、大木に育っては困る。

2008年12月18日 (木)

「万葉の花」

002  保育社・カラーブックス「万葉の花」(中西進・著、昭和61年・刊)を読みおえる。151ページ、ビニール・カバー。

 この本を写真集として見ると、万葉集植物歌の植物を、カラー写真で確かめることができる。

 また、本文をおもに読むと、万葉集植物歌の評論を読みながら、取り上げる植物を写真で参照することができる。

 著者の中西進氏には、万葉集の研究書も数多い。

 僕の高校生時代、カラー写真集は高価で買えなかったが、この保育社カラーブックス・シリーズは、文庫本サイズながら安価で、とぼしい小遣いからでも買えた。

 花サボテンの写真集などを買って、熱中したものである。

 それで、このシリーズには感謝しているし、今もそのうちの幾冊か未読本を抱えている。

2008年12月16日 (火)

姫黐(?)の実と、山茶花

002_3 003  赤い実の生るこの木は、黐の木だと思っていたが、樹木図鑑によると、姫黐らしい。

 モチノキ科の木の実は、鳥の好物らしいが、まだ啄まれずにある。

 次の写真は、山茶花(品種不明)の花である。昨年に、椿と山茶花の木が、鳥害によって裸となったが、株元に殺虫剤を撒いたので、新しい葉は食べられず、この山茶花の木にも、ちらほらと花が咲いた。

2008年12月15日 (月)

小島ゆかり「折からの雨」

002  小島ゆかりさんの第9歌集「折からの雨」(本阿弥書店・刊)を読みおえる。

 歌誌「歌壇」に連載した「折からの雨」から310首、歌誌「現代短歌 雁」に連載した「時知らずの風」から163首を収めて、1集とした本。

 古い言葉、地方に言い伝えられた言葉を尋ねて短歌に詠むことが、新しいトレンドの1つだろうか。

 名作揃いのなかで、付箋をつけた6首を以下に引く。

蛤の殻ひらくときあきらけく稗田阿礼のこゑはするかも

長梅雨の猫はたいくつ歳時記の「バナナ」「パパイヤ」「パイナップル」踏む

珠飾り胸に光りつつ泣きながら娘は老けてわたくしになる

はじまりもをはりも白い日のひかり声しいしいと秋の蝉啼く

けがの子に茸ごはんを食べさせてわれはけーんと鳴きしならずや

ひるのそら真青く晴れてポケットのなかでをりをり叫ぶわたくし

2008年12月14日 (日)

アオキの実

003  北庭で木の株元に、アオキが3株か生えていて、いずれも鳥が落としていった種から生えたものである。

 そのうちの1株に実が生り、色づき始めたので、写真をアップする。

 実は完熟すると赤くなるのだが、待っていられない事情がある。

 実が赤くなると、鳥が食べてしまうようだ。現に、この株の別の幹に赤くなっていた実は、いまは無くなっている。

 熟柿も含め、庭に来る鳥との競争になる。

 

 拙作を1首。

庭にくる鳥のたまもの斑を散らすアオキの苗を移し植ゑたり

          「コスモス」2001-7月号より

 なお、この斑入りのアオキは枯れてしまった。アオキは、日陰で育つ木らしい。

2008年12月13日 (土)

「富小路禎子全歌集」

002  古書店連合サイト「日本の古本屋」を通して、東京都の「㈱まつおか書房」に注文していた、「富小路禎子全歌集」が届いた。

 平成15年、角川書店・刊。箱、帯、本体にパラフィン紙カバー。

 全10歌集、総4,322首が収められている。

 発売当時に買いたかったが、都合で買えなかった本である。冬の賞与が出て、ささやかな「自分へのご褒美」として買った。もっともそれ以外の時にも、ちょっとした本を購入しているが。

 彼女は子爵の娘であったが、敗戦後の華族制廃止によって、庶民として放り出された。生涯を独身で通し、精神的にのみ貴族であっただろう彼女が、長い戦後を生き抜いた心の跡を辿ってみたい。

 ただし今すぐには読み始められない。いま同時平行的に読んでいる本が、何冊かあるので。本は黙って、読み始められる時を待ってくれる。

2008年12月12日 (金)

写真集CD

 一昨日、木畑紀子さんより、「棧橋」96号・近江八幡批評会のおりの写真・200枚あまりを収めたCDが届いた。昨日に、パソコンで写真を1枚1枚、拝見した。ある人はあるメールで、スライドショーで見たと書いていたが、僕はその形式で見ることができなかった。

 自分の写った写真はどれも、良くも悪くも見知らぬ自分に出会うようだった。

 僕は一泊しかしなかったので、オプションの旅の様子もうかがえて、ありがたかった。

 所々に挟まれる、自然の写真も美しい。

 木畑さんが、42名(名簿に拠る)の2泊3日の旅(僕を含め、一部の人は1泊のみ)を立案・実行し、さらに写真集CDの配布(実費のみ)まで配慮された事に、僕は深く感謝する。

 思い出の多い、得るところの多い旅だった。

2008年12月11日 (木)

小島ゆかりと、熊楠

004 008  仕事帰りに「勝木書店ワッセ店」へ行き、取り寄せを依頼していた、小島ゆかり・歌集「折からの雨」を受取った。前日に「本が届いた」と、電話連絡があったので。

 この歌集のカバーは、至極シンプルで、白地に黒字で書かれているのみ。帯の色が、わずかに彩りを添えている。

 1ページに3首、総473首、ぎっしり内容の詰まった1冊である。

 同店内の「古書センター」(このブログでこれまで「古本センター」と書いてきたが、僕の間違いらしい。同名の古本屋が他にあることを知っていたから、おかしいと思っていた)にて、「南方熊楠コレクション」5冊セットを買った。河出文庫、1991年4版。

 熊楠の記事は断片的に読んできたが、彼の著作は全く読んだことがない。読み始める入り口としては、このコレクションは適しているのではないか。写真は、セット箱の背である。

 

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