今日、入手した本
今日、入手した本を、以下に挙げる。
- 「歌壇」2009-2月号。僕は、綜合歌誌のうち、この1種しか読んでいない。
- ジョン・アーヴィング「サーカスの息子」上下巻(新潮文庫)。文庫化が待たれた本。彼の小説は、デビュー作の「熊を放つ」からずっと、文庫化された全部(「ピギー・スニードを救う話」だけは単行本で未読)、読んできている。
- 「コスモス」2009-2月号。1、2を「勝木書店ワッセ店」で買って、帰宅すると届いていた。また読みにはいる。
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今日、入手した本を、以下に挙げる。
「日本の古本屋」を通して、東京都の「辰書房」に注文していた、「高安国世全歌集」が届いた。
昭和62年、沖積舎・刊。
13歌集に加えて、未刊歌篇とドイツ語歌集「秋の月」を収め、索引などを含めて全942ページ。
写真でわかる通り、箱がかなりヤケている。本体の背もゆるび、背文字もかすれている。(ここまでは、店主の説明通り)。
他に、本体の天地小口が汚れており、汚れた手で触ったたようなシミが2歌集ぶんくらいある。
更に本文に、鉛筆による傍線引きや、頭にVチェックの付いた短歌もある。
格安だったから、覚悟はしていたが、相当な難点である。
線引きなどを消しゴムで消しながら読み、この本を「読める本」に返すのも、貧しい読者であり、将来の古書店店主を志望する僕の、務めだろう。
中公文庫、昭和50年・刊、115ページ。
この小説は、彼のごく初期(東北大学医学部学生の頃)の作品である。発表は後の昭和43年「婦人公論」にて(全体の9割)、完本は昭和45年、中央公論社・刊の単行本にて。
都会(当時の東京市)に生まれ、自然につよい関心を抱く少年であったようだ。
自然の多い土地(山麓の農村)に生まれ育って、都会を知り社会に出た僕は、そんなに自然に憧憬を持たない。
作品の1節「自然について、人間について、これから生れたての蚊よりもウブに、あたらしく学ばねばならぬぼくなのではないか。」に、偽りは無いとしても。
彼の「どくとるマンボウ航海記」を、高校生の僕はひとり大声で笑いながら読んだ記憶がある。
また父・斎藤茂吉を歌集に沿って描いた4部作(岩波現代文庫)を持っているので、読む日が楽しみだ。
福井県勝山市・出身で、大阪府にてタクシー会社を興し成功した多田清氏が、父母祖先と社会への恩返しとして、地元に越前大仏を含む清大寺を建立したものである。
1979年の建立用地確保から、1987年の落慶法要まで、この写真集はカラーをおもに多数の写真で、貴重なドキュメンタリィとなっている。
1987年、福井テレビジョン放送㈱・刊、163ページ。ビニールカバー。
一部の建立物は、ぴかぴかだったが、今は古びて、威厳を帯びているだろうか。
多田清氏の志は是とするし、建立も大事業だった。
ただし、駐車料・拝観料が高額なためもあってか、参拝客が少なく、今は維持管理に地元が苦労していると聞く。
1月3日に「BOOK OFF 米松店」にて、今日(1月10日)は「勝木書店ワッセ店」内の「古書センター」にて、古本を少し買ったので、以下に列挙する。
「BOOK OFF 米松店」にて
「古書センター」にて
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