「Amazon」のマーケットプレイス「西陣メトロブックス」と、「Amazon」より、文庫本が1冊ずつ届いたので、紹介する。
「メトロブックス」より、東京するめクラブ「地球のはぐれ方」(2008年、文春文庫)。
東京するめクラブこと、作家・村上春樹、スタイリスト・吉本由美、編集者・都築響一、の3人ユニットが、名古屋、熱海、ハワイなど各地を訪れて、エッセイ、鼎談を成したもの。
「Amazon」より、ティム・オブライエンの小説「世界のすべての七月」(村上春樹・訳、2009年、文春文庫)。
僕の好きな作家、ティム・オブライエンと村上春樹のコラボであれば、買わない手はない。「Amazon」の「おすすめの本」に、負けてしまった。
久しぶりに「BOOK OFF 米松店」へ行き、4冊を買ったので、以下に列挙して紹介する。
石田衣良は、気になる作家である。文庫本を何冊か持っているが、まだ1冊も読んでいない。
「鷗外選集」は、文庫本の揃いで持っているけれど、今は取り出せない所にある。
この「詩歌」には、「我百首」や「奈良五十首」も載っている。「日記」には、「小倉日記」など、重要な日記、4編が収められる。
歌誌「コスモス」2009-8月号を読みおえる。
初めから「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。
付箋を貼った作品は、次の1首である。
道造が歌いしごとくそよ風が頬を撫でゆく高原の湖
31ページ下段、MSさんの作品
「道造」とは、戦前の詩人、立原道造のことである。彼は、風と小川と花と、幼い恋を唄って、飽きなかった。肺結核で夭逝した。
僕は、彼の6巻本の全集を買って、読み通した事がある。
彼のファンは多いらしく、角川書店より先だって、5巻本かの全集が、新しく発売された。
立原道造の話ばかりになってしまった。
鯖江市・在住の詩人・TAさんから、冊子「一篇の詩より」が送られてきた。
鯖江詩の会・編・発行、2009年8月1日付け。
「鯖江詩の会」は、同人詩誌「青魚」の発行母体であり、僕も「青魚」の同人である。
この「一篇の詩より」には、県内の文学者44人が、自分の好きな詩を1篇挙げて、寄せる思いを述べている。多くは、詩誌「青魚」にリレー連載されたものである。
僕も1文を書くように誘われたのだが、TAさんと「青魚」への感謝の思いは別として、文章は寄せなかった。
1篇の詩に寄せて自分の詩観を述べるのは気恥ずかしいし、仲好しサークル的になるのも嫌だった。
もっとも、冊子化の発案者、TAさんの発想はもっと、別な所からだったらしい。
それに造本も立派な1冊である。
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