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2009年10月の31件の記事

2009年10月21日 (水)

林芙美子「浮雲」

003  林芙美子の小説「浮雲」を読みおえる。

 新潮文庫、平成4年69刷。

 戦時中にベトナムへ技官として派遣された富岡と、事務員として派遣された主人公・ゆき子が、恋仲となるも、敗戦後の日本に引き上げて来て、会ったり別れたりの愛憎のあげく、屋久島に任官した富岡に付いてきたゆき子が、到着そうそう肺結核で亡くなるまでを描く。

 なおその間に、富岡の妻、1時的な愛人も亡くなっている。そんな男を、浮雲に喩えないでほしかった。詩人とは、異性の顔より、空の雲を見ているほうが好きな人種だ、という意味で。

 ネットニュースによると、女流作家の原田康子さんが、10月20日午前、亡くなった。81歳。

 僕は彼女の「挽歌」ともう1冊か、読んだ記憶がある。

2009年10月20日 (火)

「パワーセンター ワッセ」にて

 今日の仕事帰りに「パワーセンター ワッセ」にて買い物をしたので、以下に紹介する。

 事務用品店「Office Work」にて

  • 100枚大学ノート2冊(コクヨ)

 「勝木書店ワッセ店」にて

  • 歌誌「歌壇」11月号(本阿弥書店)
  • 「河出文庫解説目録 2010年」(無料にて)

 同店内の「古書センター」にて

  • 本多秋五「志賀直哉」上下巻(岩波新書、1990年)

 5時半に職場を出たのだが、「ワッセ」に寄って帰宅すると、7時を過ぎていた。

 なお僕はこのブログで「人気ブログランキング」に参加していますが、今日は47位と低迷しています。右サイドバーの上方、「プロフィール」の下にあるバナーをクリックしてくださると、ポイントが増えランクがあがりますので、是非、クリックをお願いします。1日1クリックが有効です。

2009年10月19日 (月)

「週刊アスキー」2009-10/27号

003  先日に近所の「ローソン」で買った、「週刊アスキー」2009-10/27号を読みおえる。

 このブログでは紹介しなかったけれど、僕はこれまでに、「週刊アスキー」を5回くらい買っている。

 重大な内容はないけれど、パソコン、ネット関連の新情報を読める、気楽な(?)記事が多い。

 今号では、「ウィンドウズ7」関連の情報が新しい。

 連載漫画が3、4本あるし、2ページのアイドル・グラビアまである。

 パソコン・オタクというより、オタク的心情に興味のある者をターゲットにした、週刊誌のように思う。

2009年10月18日 (日)

北野神社秋祭

002 004  今日、町内の北野神社の秋祭が行われた。

 神社は、幔幕を張り、日章旗を2つ立て、ふだんより美しく見える。

 小さいけれど、お神輿の巡行がある。前もって希望した家のみ。僕は、先触れの小太鼓を担いだ。

 玄関を上がった所で畏まる家の人に、まず神主さんがお祓いをし、天狗(の面と衣装を付けた人)が破邪の発声と仕草をする。そのあと家の前で、お神輿を揺すって、幸あれというお祝いをする。

 他に神社境内では、ヤキトリと蕎麦の販売、奇術や太鼓演奏などのアトラクションがあった。

2009年10月17日 (土)

たけふ菊人形祭

001 005  土曜日今日の午前中、「たけふ菊人形祭」を一人で観にゆく。

 2つ隣りの越前市(旧・武生市(たけふし))にある会場へ、無料券にて入場。

 丈の低い3本立て「ダルマ作り」や、「小菊盆栽」に惹かれるのは、歳のせいか。

 メインの菊人形のテーマは、NHK大河ドラマより借りて、「天・地・人」である。

 短歌を少し創り、妻への土産を買い、記念の小菊1鉢を買い、帰途に就いた。

2009年10月16日 (金)

グズマニア・マグニフィカ

001_2  妻がどこかの園芸店で、鉢花を買ってきた。玄関の靴箱の上に、鉢受皿を敷いて置いてある。

 見覚えのある花なので、「NHK 趣味の園芸① 園芸相談 観葉植物・鉢花」(江尻光一・著、昭和54年31刷)で調べると、やはりアナナス・グズマニア・マグニフィカらしい。

 アナナスの仲間は多年草だけれど、1度花が咲いた株からは2度と花が咲かないので、株元から生える子株を育てて、また花を咲かせる。

 僕はアナナスの大型種、エクメア・ファシアータを5代くらい咲かせたけれど、温室栽培を止めた今は無理である。

 このグズマニア・マグニフィカも、冬場には職場の温室へ預けよう。

2009年10月15日 (木)

図録「第18回 日展」

001  図録「第18回 日展 日本画 洋画」を見おえる。

 昭和62年、ビジョン企画出版社・刊。

 副題に「全出品作掲載オールカラー」とあるけれど、日本画と洋画のみで、彫刻や書の作品は載っていない。

 この図録を見てのことだけど、僕はこの「第18回 日展」がF県立美術館に巡回してきた時、見に行った記憶がある。青い山中の滝の図ほかに憶えがある。22年前のことだけど。ただしこの図録は、そのときに買ったものではない。

 図録で惹かれた作品は、日本画で丹羽尚子「時」、青島淑男「鳥飼いの女」、洋画で高光一也「チュールリー公園にて」、太幡九百「ほおずき市」だった。

 純粋な写実は少なく、描法や取り合わせに工夫している。

2009年10月14日 (水)

奥村晃作「多く日常のうた」

003  3日前の支部歌会の折り、ISさんが貸して下さった、奥村晃作さん(「コスモス」選者、「棧橋」発行人)の第12歌集「多く日常のうた」を読みおえる。

 2009年、ながらみ書房・刊。

 造本は軽装で、表紙もべた地に黒文字のみである。

 歌集は内容が大事で、それ以外のことは軽く、という考えだろうか。

 この歌集では、気づきのみでなく、心情吐露の歌も多く、僕はそれらの作品にも惹かれた。

 この歌集より、以下に6首を引く。

千両がなくなったから万両の赤い実見つけ鳥たち食べた

ウメが咲きハクレンが咲きサクラ咲きシンビジュームは咲き続くなり

神の世もかく理不尽が通るかと高天原にケータイで聴く

あと何年生きられるとか死のことを意識し思う我は目覚めて

パソコンに無理強いをしてパソコンを五台壊した無理強いをして

完全はないはずなのにデジタルのコンピューターは完全世界

2009年10月13日 (火)

ピラカンサスの黄実

001 002  庭のピラカンサスの枝にびっしり付いた実が、黄色く色づいた。

 実が赤くなる品種の株もあったのだが、消え失せてしまった。

 ピラカンサスの実は、鳥(庭では、おもにヒヨドリ)の餌になる。

 写真は、左が全体、右が接写である。

2009年10月12日 (月)

「2in1シリーズ」加藤治郎歌集

2in1_003_2  「三月書房」のホームページより購入した、「2in1シリーズ」加藤治郎歌集「サニー・サイド・アップ マイ・ロマンサー」を読みおえる。

 雁書館、2000年・刊。

 「雁書館」が事実上倒産したので、「雁書館」出版の本が、「三月書房」のホームページに安く出ている。

 この本も、定価の半額で買った。加藤治郎や穂村弘の短歌も、少しは読まなければいけないと思って。

 抑えて理路の通った歌、とは正反対で、跳びはねた歌が多く、推察力を働かせてもわからない作品もある。

 ただし、内面的には虚無的だとおもわれる。熱い政治の季節はなく、バブルやIT革命の時代に生きて、恋の交渉に逃れているのだろうか。

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