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2009年11月の25件の記事

2009年11月30日 (月)

詩誌「アリゼ」第133号

001  兵庫県・在住の女性詩人、S陽子さんが、同人詩誌「アリゼ」第133号を、手紙を添えて送ってくださった。

 2009年10月、「アリゼの会」発行。

 「アリゼ」は、兵庫県在住者をおもな同人とする詩誌である。

 同人の詩の中に、絶望的な雰囲気の作品がある。

 デスペレートというか、自暴自棄的ではないのだけれど。

 社会的な状況のせいだろうか。

 また19名20編の詩のうちに、4編の散文詩がある。

 これは、どういう理由によるのか、僕にはわからない。

 自作のポエジーに自信があるからだろうか。

2009年11月29日 (日)

単行本を2冊

003  コンデジよりパソコン経由でCDに移した写真、1種を2枚、印刷してもらうべく「カメラのキタムラ」へ行ったところ、客が混んでいて仕上がりに30分かかるということで、車で5分くらいの「BOOK OFF米松店」へ行った。

 この米松店は、F市に初めて開店した「BOOK OFF」で、僕は開店初日に訪れて、カードを作ってもらい、買い物をした覚えがある。

 単行本を2冊のみ買った。

  • 辻邦生「霧の廃墟から」新潮社、1976年、箱。
  • 中野独人「電車男」新潮社、2004年8刷。

 「霧の廃墟から」は、エッセイ集である。辻邦生の小説はあまり読んでいない(1作を読んだか)が、澄明な文体が魅力である。

 「電車男」は映画になったものをDVDで観て佳かったのだが、原作はまた趣きが違うようで、読み通してみたい。

2009年11月28日 (土)

今村秀子「山姥考」

002  南条郡・在住の詩人・今村秀子さんが、詩集「山姥考」を送ってくださった。

 書肆青樹社、2009年11月・刊。

 彼女は、高校生時代より詩人として活躍を続け、この詩集で第5詩集となる。詩誌「木立ち」同人。

 読み進んでみると、第Ⅰ部の、優しかった父母を偲ぶ作品が、素直で、僕は惹かれる。「鉄道院」「わらび」「元禄袖」など。

 第Ⅱ部では、交通事故で重傷を負った息子さんが、意識を回復するまでを描く。

 第Ⅲ部の「十六夜」は、「すくった月を庭に打つ」など、レトリックの高度な作品である。

 第Ⅳ部の「桜闇(はなやみ)」は、57歳で亡くなった、高校生時代よりの親友を悼んだ作品。その友情の篤さに打たれる。

2009年11月26日 (木)

「コスモス」2009-12月号

 「コスモス」2009-12月号を読みおえる。

 初めから「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」「新・扇状地」他。

 「COSMOS集」を読むと、若者もずいぶんと活躍しているようで、「コスモス」の将来的に頼もしい。

 これまで読んだうちで、1番惹かれたのは、「COSMOS集」の153ページ下段、SAさんの次の1首である。

あれこれとなすべき事の多すぎて遊ぶ暇なし死ぬ事できぬ

2009年11月25日 (水)

紅葉2種

001 003  左の写真は、楓の紅葉である。

 この楓は、新芽から赤い品種だけれど、晩秋には紅がいっそう深まる。

 この木は、自然の懸崖型をなして、姿が佳い。

 右の写真は、満天星の紅葉である。

 裏庭で日当りが悪いせいか、濃い紅にならない。

 拙作を1首。

満天星のもみぢの朱の朝あさに冴えてきにつつ寒さはつのる

          「コスモス」平成17年3月号より

2009年11月24日 (火)

同人詩誌「青魚」№71

001  鯖江市・在住の詩人、T晃弘さんが、初めてわが家に来てくださった。

 応接室に招じて、妻の差し入れたコーヒーと菓子を摂りながら、しばらく詩などの話をした。

 彼は、同人詩誌「青魚(せいぎょ)」の発行人であって、新刊の№71を持ってきてくださったのである。

 僕は同誌に、ソネット4編、「かたつむり」「雑誌」「背理」「忙しい」を載せて貰った。僭越ながら、巻頭掲載である。

 詩を2ページ、4編載せて貰ったからといって、多いと思ってはいけない。

 T幸男さんは40編22ページ載せているし、K学さんは短詩や短章を89ページも載せている。年2回発行を目途の詩誌とはいえ、驚くべき創作力である。

 ぼちぼち読んでゆこう。

2009年11月23日 (月)

詩誌と詩集

003_2 005_2  同人詩誌「群青」の仲間であるAUさん(女性)が、詩誌を下さり、詩集を貸して下さった。

 詩誌「間隙」は、沖縄県・在住の赤嶺Mさんが編集している。

 AUさんは、詩「社会に向いているチャック」「白かゆ」を寄せた。

 「社会に‥‥」は、男物のパッチを洗い干す女性の気持ちから、家庭を描く。

 「白かゆ」は、おかゆの好きな女性の心情を描いて、新鮮である。

 進一男・詩集「私の内なる島へ」(平成10年、沖積舎・刊)は、彼のこれまでの詩集より、島(沖縄のこと)に関わる詩を集めた、アンソロジーである。

 農家の次男なのに故郷に住み古る僕と違って、沖縄という特異な地域を出て、本土(東京都など)に生きる者には、強い思いがあるようだ。

 散文詩「故郷の墓地」が、ヴァレリー「海辺の墓地」を重ねて、心打つ作品である。

2009年11月22日 (日)

本を3冊

 「パワーセンター ワッセ」へ行き、ATMコーナーでお金を出し入れしたあと、敷地内の「勝木書店」へ行き、2冊の本を買った。

  • 「歌壇」2009-12月号(本阿弥書店)。
  • 「XPをあと4年使う特選技ぜんぶ!」(宝島社)。

 「歌壇」は、綜合歌誌のうち、僕はこれのみ読んでいる。

 「XPを‥‥」は、「ウィンドウズ7」の発売された今、うちのパソコンにぴったりな企画で、気になる所もあり、買ってしまった。

 「楽天ブックス」より、下記の本が届いた。

  • 古井由吉「夜明けの家」(講談社文芸文庫)。

 古井由吉は気になる作家で、僕は彼の小説をこれまで、2、3冊、読んでいる。

2009年11月21日 (土)

第6回「詩の研究会」

 今日、午前9時より、F市内の某カルチュアセンターの1室で、第6回「詩の研究会」が持たれた。

 メンバーは、同人詩誌「群青」の仲間4人(男性2人、女性2人)である。

 テーマの1は、岡崎純さん(前・福井県詩人懇話会代表)の詩業について。テキストは、土曜美術社の「日本現代詩文庫」より「岡崎純詩集」、他。

 詩人の故・広部英一さん、KAさんの詩と比べながら、レトリックの問題、作品の現実性、また岡崎さんの詩の変遷などをめぐって、活発に意見が出された。

 テーマの2は、福井県詩人懇話会・発行の年刊アンソロジー「詩集ふくい’09」の作品をめぐって。

 それぞれが佳いと思う詩を挙げて、その特性を分析した。

 議論のあとに、僕が持って行ったポケット・デジカメで、写真を少し撮りあったあと、次回の内容をきめて、12時前に散会した。

2009年11月19日 (木)

「Green Shop 2010春号」

Green_shop_002  種苗会社「改良園」より、通販カタログ「Green Shop 2010春号」が届く。

 来年春に植えつける種苗を、選んで注文すれば、早春に届くものである。

 ネットの同社ホームページにも同じカタログがあり、そこからも注文できる。

 八重咲きクリスマス・ローズの苗をほしいが、とても高価である。地植えでの経験ならあるが、鉢植えでクリスマス・ローズを栽培したことはない。

 セット物など、お買い得品を集めた別冊、「お花やさん」もあるし、ゆっくり選べる。

 今春に届いた「ドウダン4種」は鉢植えにしたが、2鉢の株が枯れてしまった。落葉性の苗木の鉢植えは苦手である。

 また今秋に届いた、オリエンタル・ハイブリッド系の百合球根、2種4球は、鉢植えにしたが、よく知らなくて深植えにし過ぎたようだ。

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