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2010年1月の28件の記事

2010年1月31日 (日)

「歌壇」2月号

003  綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2010-2月号を読みおえる。

 馬場あき子さんの作品連載十首「あかゑあをゑ」の第2回「ルミナリエ」には、風格がある。

 特集「体験的短歌上達のポイント」は、役に立つような、立たないような。

 大松達知さんの「より具体的に」1ページは、切り抜いたので、どこかに貼っておこう。

 「コスモス」関係では、「歌壇賞」候補の3名の作品の外、小山富紀子さんの「あきらめ色」7首が、京都人女性らしく美しい。

2010年1月30日 (土)

小詩集

001  福井市・在住の詩人・A幸代さんが、小詩集を送ってくださった。

 表が目次めいて始まっているので、表紙と題名を付けたほうが良いとおもう。

 5編の詩が収められる。

 作品は、短い人生詩のようだが、単純ではない。

 超常的な発想から、1編にそれを押し通し、人生の真実を表現しようとする。

 初歩的な生活詩とは違うのだ。

2010年1月29日 (金)

「コスモス」2月号

 「コスモス」2010-2月号を読みおえる。

 ただし初めより「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」他。

 「コスモス物故者作品抄」の30名・各5首には、しみじみとした。

 「その二集」の層の薄さは、「コスモス」の将来にとって、脅威的である。毎月数名の入会者があるのだから、定着率が低いのだろうか。その対策までは、僕の慮外だけれど。

 次号3月号には、昇級者の発表がある。地元の支部の人は、昇級するだろうか。

2010年1月28日 (木)

「中国現代文学選集」16冊

002  先日「BOOK  OFF 米松店」へ、読みおえた文庫本など30冊ほどを持って行ったところ、24冊が530円で売れた。

 そのとき、店内に「中国現代文学選集」(全20冊)が16冊、1冊105円で出ていたので、さっそく購入した。

 平凡社、昭和37年頃・刊。

 箱、月報、帯なし。

 箱のタイトルなどをみると、政治色の強い作品が多いようだ。

 足りない本を読みたくなったら、ネット古書店などで購入できるだろう。

 写真は、第9巻「趙樹理集」である。

 なお僕は、河出書房「現代中国文学全集」端本、12冊も持っている。

2010年1月27日 (水)

江國香織「泣かない子供」

001  江國香織のエッセイ集「泣かない子供」を読みおえる。

 角川文庫、平成13年・3版。

 これは彼女の足掛け8年分のエッセイを集めて、1冊とした本である。長短のエッセイ50余本を収める。

 家族の話、とくに日常の処理能力に秀でた妹の話題が、面白い。

 また「読書日記」他の、本を読んでの短評が、僕のためになる。つまりこのブログで、読書感想を述べる、参考になるという意味である。

 彼女のエッセイでは、ブログ記事より、ずっと長いけれども。

 まずは、気に入ったところを、素直に褒めればよい、というところか。

2010年1月26日 (火)

小説と哲学書②

 「楽天ブックス」へ、ポイントを利用して注文した本のうち、残りが届いた。(1月23日の記事の参照を請う)。

  • 古井由吉「野川」講談社文庫、2007年・刊
  • ジル・ドゥルーズ「意味の論理学」上下、河出文庫、2007年・刊

 「野川」は長編小説、「意味の論理学」は現代哲学書である。

 なお1月23日の記事に、レヴィ・ストロース、フーコーを読んでいないと書いたが、プラトン、カント、ヘーゲルなど読んではいないので、念のため。

2010年1月25日 (月)

記事更新800回め

 今回で、このブログの記事更新が、800回めとなる。

 おおまつ。さんの書き方に倣えば、800本安打達成、となる。ただし僕の記事が、すべてヒットだなどとは言わない。

 初めの頃は稀にしか書かなかったが、最近では出来るだけ毎日、記事更新したいと思っている。

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 これからも宜しくお願いします。

2010年1月24日 (日)

CD「レッツ・ゴー・エレキ節」

002_2  「Amazon」に注文していたCD、寺内タケシとブルー・ジーンズ「レッツ・ゴー・エレキ節」(紙ジャケット仕様)が届き、さっそくCDラジオで聴いてみた。

 「津軽じょんがら節」「ソーラン節」「黒田節」など、民謡・俗曲の12曲を、エレキ・バンド(?)用に編曲(すべて寺内タケシによる)した、演奏である。

 このブログの昨年12月7日の記事で紹介したCD、寺内タケシとバニーズ「レッツ・ゴー「運命」」(西洋クラシック曲をエレキ・バンド用に編曲し演奏したもの)と同じ指向の作品である。

 前衛と伝統の融合の、成功した1例である。

2010年1月23日 (土)

小説と哲学書

 「楽天ブックス」に、ポイントを利用して注文した本のうち、1部が届いた。

  • 古井由吉「木犀の日」講談社文芸文庫、1998年。
  • ジル・ドゥルーズ「差異と反復」上下、河出文庫、2007年。

 「木犀の日」は、短編小説集である。僕は古井由吉の小説が好きで、数冊を読み、数冊の未読本を持っている。

 「差異と反復」は、難解な哲学書である。フーコーどころか、レヴィ・ストロースさえ読んでいない僕に、読みきれるかどうか、わからない。

2010年1月21日 (木)

「ゲオルゲ詩集」

003  蔵書より「ゲオルゲ詩集」を読みおえる。

 岩波文庫、手塚富雄・訳、昭和49年・3刷。

 帯、パラフィン紙カバー。

 ゲオルゲ(1868~1933)は、ドイツの詩人で、彼の晩年に台頭してきたナチには非協力的だったといわれる。

 僕は彼の詩を、平凡社「世界名詩集」の1冊で、ホフマンスタールの詩集とともに収められた、「魂の一年」を読んだことがあるのみだった。

 内容がわかって、優れた詩を、久びさに読んだ気がした。

 男性の優しさの世界を、よく表わしている。

 手塚富雄の訳も、長く詩人の作品に親しんだだけあって、なめらかで、奥深さをよく移している。

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