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2010年4月の25件の記事

2010年4月18日 (日)

椿と水仙

003 001  左の写真は、鉢植えの洋種椿の花である。

 名札が失せて、品種不明。

 卜伴咲きの記憶があるが、今年の花では、雄蕊が花びらに化していない。

 昨年の栄養不足か。

 右の写真は、水仙の1群である。

 花は、白弁に黄色の盃(中の弁)である。

 ラッパ水仙とは違った趣きがある。

2010年4月17日 (土)

村上春樹「1Q84」第3巻

003  昨晩は芦原温泉で、職場の歓送迎会だったので、今朝の帰りに、「勝木書店ワッセ店」へ寄る。

 目当ての、村上春樹「1Q84」第3巻は、特別設えの台の上に、10冊ほどが乗っていた。

 田舎町の大型書店には、まだ残っていた。

 この快感を味わいたくて、ネットで予約しなかったのだ。

 この第1、2巻は、読後感をこのブログの記事にアップしている。

 今度の第3巻は、中身を読んでいないので、まったく何とも言えない。

 読了したなら、拙い感想を、記事にアップしたい。

2010年4月14日 (水)

職場の花壇③-2

002 003  職場の花壇では今、とぼしいながら花が咲いている。

 左の写真は、手前が水仙、うしろが庭梅の花である。

 ともに可憐な花である。

 庭梅の実は、熟すると食べられる。

 右の写真の花は、ジャーマンアイリスの1種かと思うが、よくわからない。

 

2010年4月13日 (火)

オーデン「見よ、旅人よ!」

003  「世界名詩集」第4巻より、オーデン「見よ、旅人よ!」を読みおえる。

 平凡社、昭和43年・刊。

 平凡社のこの「世界名詩集」シリーズは、全26巻。

 これらの本は、判型が大きい(A5判とB5判のあいだ、何判と呼ぶのだろう)のに、1段組みで字、下部の余白が大きく、読んでいると贅沢な気分になれる。

 僕の高校生時代、わずかな小遣いでこのシリーズを数冊買って、楽しみながら読んだものだ。

 この本には、他にエリオット「荒地」とスペンダー「詩集」が収められているが、オーデン「見よ、旅人よ!」が最も親しみやすい。

 幾つかの危機とわずかな希望が描かれる。

 しかし世界と僕の左翼性が薄れると、詩集の輝きも薄れる。

2010年4月12日 (月)

日野草城「青芝」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第1巻(昭和56年・刊)より、5冊めの、日野草城の第2句集「青芝」を読みおえる。

 原著は、昭和7年、京鹿子発行所・刊。

 彼の句には、当時新しかったであろう語が登場する。

 たとえば、「タイピスト」というOL、「ココア」という飲物、など。

 この句集のあと彼は戦前の一時、新興俳句運動の先頭に立ったそうである。

 以下に5句を引く

一碗の佳き珈琲の惜む春

南座を出て春泥の四条あり

山の娘のすこやかにゆく躑躅かな

まなかひの白百合かをる小午餐(ランチ)かな

ふけて鳴く馬追を飼ふ隣かな

2010年4月11日 (日)

水仙と鉢の椿

001005 上段左の写真は、庭の水仙の花である。

 白弁黄カップの、ラッパ水仙である。。

 後方に1輪、白弁白カップの花が見える。

 この後、ラッパ水仙の花はみな抜いて、花瓶に挿した。体力保持のため。

 右の写真は、鉢植えの洋種椿の花。ピンク、八重、品種不明。

009 006 下段左の写真は、洋種椿「ブラックマジック」の花。

 黒紅色というのか、妖しげである。

 右の花は、品種不明の椿。古典的名花とされる「草紙洗」かと思われるが、名札が失せては、どうにもできない。

 鉢の椿は、1株1輪のみ咲かせている。まだ木が小さいため。

2010年4月10日 (土)

春の庭の花

003 002  庭では、春の花木の花が咲いている。

 上段左の写真は、木瓜の花である。ピンクの一重。

 この他にも、10種くらいの木瓜があり、まだ花咲いていない。昨年秋に、剪定をしなかったせいか。

 右の写真は、ピンク色の椿の花である。

 咲き方が特殊である。

 名前不明。008 006

 中段の写真は、ピンク色の花の木蓮、部分と全体である。

 庭に植えて、10年くらいになるだろうか。

 木蓮の類は、生長が早く、この木も4メートルくらいの高さだ。

 他に赤花の木蓮があるが、1輪しか咲いていなかったので、写真を撮らなかった。

012_2 009  下段左の写真は、名前不明の椿の花。地に赤い筋状の斑がはいる。

 右の花は、椿「春の台(うてな)」である。

 上品な花容である。

2010年4月 9日 (金)

「土屋文明書簡集」

001  京都府の書店「三月書房」のホームページより注文していた、「土屋文明書簡集」が届く。

 2001年、石川書房・刊。

 箱、輸送用箱、本体にパラフィン紙カバー。

 この本は、「三月書房」のホームページの「短歌本の特価コーナー」にあり、定価の三割で売られていて、欲しい気持ちが強まり、とうとう買ってしまった。

 バーゲン品に熱中する女性の気持ちが、少しわかる。

 判型はA5判と大きくないが、858ページと厚く、全1,227通の書簡を収める。

 全書簡集と謳っていないので、判明している書簡のうち、収めてないものがあるかも知れない。

 人脈の広い人だったろうから、それらを知るためにも、書簡集は重要である。

 

2010年4月 8日 (木)

小島ゆかり「さくら」

002  京都府の書店「三月書房」のホームページより注文していた、小島ゆかりさんの第10歌集「さくら」が届いた。

 2010年3月、砂子屋書房・刊。

 カバー、帯。

 なお「三月書房」のホームページでは、後払いで注文ができ、詩歌句の本も豊富であり、身近の書店が取引していない出版社の本を取り寄せる時、使ってみる値打ちがある。

 この歌集の前半では、彼女らしい飛躍した比喩や、新しいオノマトペが読めて、楽しい。

 後半は、鬱病と認知症を病む父親を詠んだ歌が、多くを占める。

 以下に7首を引く。

リーダーは白猫らしき三匹をり天文台の春のくさはら

父をなだめ姑(はは)をなだめて過ぎし日の夜更けせつけんの泡であそべり

歯ブラシをえんぴつと言ふこの小さな老人が、はい、わたしの父です

一人子のわれのかなしい幸福は認知症の父を一人占めする

父のなかの小さき父が一人づつ行方不明になる深い秋

はるかなるかげろふのなかの獣見ゆ充分にひとり泣きたるのちは

ゆかりさんゆかりさんと呼びながら夕日になつて落ちてくるちち

 この歌集には、この他にも、哀切な歌が多い。

2010年4月 7日 (水)

「リルケ全集」第2巻

002  「リルケ全集」第2巻「詩集Ⅱ」を読みおえる。

 昭和48年、弥生書房・刊(全7巻本)。

 箱、箱に紙カバー。

 この詩集は、応接室に置いて、こま切れ的に読んできた。応接室に空調がないので、暑い夏と寒い冬には、長居できないこともある。

 それにリルケの詩は、高踏的だ。日本の1部の、人生訓的な詩(?)は嫌いで、その中間あたりに僕の詩はあるのだろうか。

 この「詩集Ⅱ」では、宗教的嫌みも少なく、それほど反発せずに読みおえた。

 思念をイメージで表現する点では、かなり高級な詩群である。

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