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2010年6月の29件の記事

2010年6月20日 (日)

鉢と庭の花

003 006  左の写真は、赤花のアマリリスである。

 花の基部が白い。

 右の写真は、八重白花のアマリリスである。

 もう10年くらい前か、妻の車の運転で、砺波市のチューリップ・フェアへ行ったとき、買ってもらった。。

 球根が殖えて、以前に3鉢かに分けたが、人に差し上げて、1鉢のみが残った。

002 010  左の写真は、鉢植えの薔薇の1輪である。

 ほとんどピンク色に見えるが、ハイブリッド・ティー系(剣弁高芯咲き)の交配による青薔薇である。遺伝子操作によるものではない。

 右の写真は、八重の花柘榴である。

 もう軒下も庭も、初夏の花の季節になった。

2010年6月19日 (土)

ビゴー「明治の事件」

003  「ビゴー素描コレクション」(全3巻)より、第3巻「明治の事件」を見おえる。

 岩波書店、1989年・刊。

 この巻の図(総112点)は、数点の写真を除いて、素描である。

 「日本、東京の元旦」、「日本の壮士たち」などの図もあるが、日清戦争、日露戦争へ、特派員として派遣され描いたスケッチが多くを占める。

 死者や負傷者、捕虜など、戦争の負の場面を描いたものが多い。

 各点に通し番号がついているが、別記の解説はない。

 全3巻の最終巻ということでだろう、「ジョルジュ・ビゴー年譜」と総索引を、巻末に付ける。

2010年6月18日 (金)

山口青邨「雑草園」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第1巻(昭和56年・刊)より、山口青邨「雑草園」を読みおえる。

 原著は、昭和9年、龍星閣・刊。

 句風は適度に新しく、適度に洒落ている。僕の心惹かれる作品が多い。

 彼は、その後も俳句、文章に活躍し、俳壇に重きをなしたらしい。

 この「大系」に、あと何冊の句集が入っているか知らないが、楽しみである。

 以下に、5句を引く。

大風の寒き涙や杉ひろひ

すゝき穂に出て古里を辞するかな

おでん屋の屋台の下の秋田犬

子供等の空地とられて懸莨

釣り上げて金色なるや濁り鮒

2010年6月16日 (水)

ビゴー「明治の世相」

003  「ビゴー素描コレクション」より、第2巻「明治の世相」を見おえる。

 岩波書店、1989年・刊。

 「トバエ」「極東における古き英国」「極東にて」など9章、224点の版画などを収める。

 この巻には、当時の日本の外交姿勢、内政問題を風刺した絵が多い。当時のそれらの問題に詳しくない僕に、画意のわからないものが多い。

 各点には、通し番号が振られ、巻末に各点の解説が載っており、それを読めば、画意はほぼわかる。

 その3分の1くらいを参照して、僕は止めにした。全点を参照する、暇(いとま)がない。

2010年6月15日 (火)

マンゴー

002 004  さる方より、マンゴーを1個、頂いた。

 冷蔵庫で冷やし、妻と分けて食べた。

 果肉は、桃にちかい味がした。匂いはわからなかった。

 歯のわるくなった2人に、やわらかい果物はご馳走である。

2010年6月14日 (月)

ビゴー「明治の風俗」

003  以前からの蔵書、「ビゴー素描コレクション」(全3巻)より、第1巻「明治の風俗」を見おえる。

 岩波書店、1989年・刊。

 フランス人画家、ビゴーは、1882年(明治15年)来日、1899年・離日。明治中期の日本を風刺する絵を多く描いた。

 この本には、「銅版画集」「国会議員之本」「警官のたぼう」「東京芸者の一日」など14章、278点の版画(通し番号が付される)を収める。

 明治期日本の、経済的・社会的・政治的・貧困を、鋭く風刺する。当時の途上国としては、致し方なかった面もあるか。

 当時の日本のジャーナリズムは、彼の絵を侮辱的として、批判的だったようだ。

2010年6月13日 (日)

「リルケ全集③詩集Ⅲ」

002  「リルケ全集」(7冊本)の第3巻、「詩集Ⅲ」を読みおえる。

 彌生書房、昭和48年・刊。

 この本は、詩集の「ドゥイノの悲歌」と「オルフォイスへのソネット」、詳細な註解を収める。註解はほとんど読まなかった。

 両詩集とも、文庫本などの詩集や、世界文学全集の「リルケ集」などで、何度か読んだ。

 難解なところのある詩集で、僕はかつての一時、詩の意味を読み取れなかった。

 「ドゥイノの悲歌」10編と、「オルフォイスへのソネット」55編、その他の詩が、わずか23日のあいだに完成された。リルケにとって、霊感の嵐だったのだろう。霊感というのは、創造のインスピレーションである。

 (僕は、わずかなアイデアにすがって、詩と短歌を創っている)。

 

2010年6月12日 (土)

DVD「水の恵み」

Dvd_002  DVDセット「ユネスコ 世界遺産」より、第9巻「水の恵み」を観おえる。

 カラー映像、55分。

 アルゼンチン/ブラジル「イグアス国立公園」、オーストラリア「フレーザー島」、アメリカ「エヴァグレーズ国立公園」、日本「屋久島」、ルーマニア「ドナウ・デルタ」の5編である。

 イグアスの滝の、大瀑布に驚く。初めて知った。

 もっとも、屋久島を除き、すべて知らなかったのだけれども。

 フレイザー島は、海上に出来た砂丘が島になったもの。

 砂浜から、熱帯雨林に移る様子が確かめられて、興味深い。湖を幾つも抱えるまでになって。

2010年6月11日 (金)

「2010 囲碁年鑑」

003  書店「KaBos Wasse店」に取り寄せを依頼した本が、届いたと連絡があったので、店へ行き本を受け取った。

 「2010 囲碁年鑑」である。

 平成22年6月、日本棋院・刊。

 この本には、ここ1年間の囲碁タイトル戦(国内戦は挑戦者決定リーグ戦などから、国際棋戦とアマチュア棋戦は決勝戦を)の棋譜を収めている。

 また、日本、中国、韓国のプロ棋士のプロフィールや、これまでの棋戦の歴史なども載せる。

 「囲碁年鑑」は、ここ40数年分を揃えている。

 日本棋院のアマ6段の免状を持ちながら、ここ数年、実戦も棋譜並べもしない僕だが、この蔵書が役立つ日のあることを信じる。

2010年6月10日 (木)

芝不器男「不器男句集」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第1巻(昭和56年・刊)より、11番めの芝不器男(本名)「不器男句集」を読みおえる。

 著者は昭和5年、28歳で亡くなった。

 句集は昭和9年、友人だった横山白虹の編集、吉岡禅寺堂の選で、発行された。

 本人が意図した文学的「転向」のあとの作を、選者は褒めているけれど、僕は佳しとしない。末尾の「ストーブや黒奴給仕の銭ボタン」など、厭である。

 以下に5句を引く。

谷水を撒きてしづむるどんどかな

下萌のいたくふまれて御開帳

針山も紅絹うつろへる供養かな

蓬生に土けぶりたつ夕立かな

栗山の空谷ふかきところかな

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