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2010年7月22日 (木)

フーコー「わたしは花火師です」

001  ミシェル・フーコー「わたしは花火師です」を、読みおえる。

 ちくま学芸文庫、2008年・刊。

 この本には、2つのインタビュー記事、「わたしは花火師です」「哲学を厄介払いする」と、3つの講演記録、「批判とは何か―批判と啓蒙」「医療化の歴史」「近代技術への病院の統合」が、収められる。

 初めのインタビューで彼は、自分は歴史家でも哲学者でもなく、「花火師(「爆破技師」の意味もある)」であり、壁を倒し前へ進みたい、と述べている。

 また、ポーランドとチュニジアに暮らした時期の経験が、のちの発想(共産主義にも資本主義にも拠らない)の源になっているようだ。

 講演記録「批判とは何か―批判と啓蒙」では、次の言葉が僕に残った。

 「『統治されることを望まない』ということは、手短に言えば、権威が真理であるとして主張することを、真理としてうけいれないことです。」

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