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2010年11月の28件の記事

2010年11月29日 (月)

「写真集 シルクロード ④」

004  「写真集 シルクロード ④ パキスタン・インド・イラン・イラク」を見おえる。

 NHK取材班・編、日本放送出版協会、昭和58年・刊。

 中国・長安からヨーロッパ、アフリカへ至るルートのうち、西アジア(?)の地域を辿ったものか。

 カルガの磨崖仏、ペシャワールとラホールの博物館に収められた仏像、イラク国立博物館の彫像など、美術的遺品の写真も多い。

 ところで、ノンフィクション作家・黒岩比佐子さんが、今年11月17日に、癌で亡くなった。

 彼女のブログ「古書の森日記」を、このブログのリンク集より、外させていただいた。ただし「お気に入り」には残して(周囲のかたの報告など、ブログ記事は続いている)、彼女の苦闘の人生を偲びたい。

2010年11月28日 (日)

冬の買物

 午前中、まずホームセンター「みった みゆき店」へ行く。

 年賀状用のスタンプを買う。うさぎをデザイン化した、小さいもの。

 軽安全靴を買う。職場で使ってきたものが、古くなったため。

 JA系のS給油所にて、車にレギュラーガソリン満タン。JA系のスーパー「AーCOOP」のレシートを見せると、ガソリン代を割り引いてくれるのだが、今回はタイミングが合わなかった。

 自動車の「ホンダ」の店(正式な名は知らない)に行き、頼んであったマイカーの電波キー(?)を受け取る。これまでのものは電池切れと共に内部故障があって、しばらく手で鍵操作をしていたもの。

 午後に妻の車・運転で出かける。

 「100満ボルト」にも「ヤマダ電機」にも、年内に取り付けられる適切なエアコンはなかった。ホームセンター「みつわ 四ツ居店」で、小型の電気炬燵を買って、急場をしのぐ事にする。

 近くのスーパーで、夕食の材料などを買って、帰宅した。

2010年11月27日 (土)

詩誌「青魚」No.73

No_002  同人詩誌「青魚(せいぎょ)」No.73が、発行人のT晃弘さんから送られてきた。

 2010年11月、鯖江詩の会・発行。

 B5判、37ページ。

 僕は見開き2ページ2段で、ソネット4編、「雨の日」「妻」「還暦」「道化」を載せてもらった。いずれも生活より生れた作である。

 圧巻なのは、T幸男さんの「永遠の畔の思考(パンセ) ほか18篇」だろう。長短の詩をあわせて、14ページを占める。

 ただし彼(作庭師、画家でもあり表紙絵は彼の作品である)の「憤怒の書」も終わりに近い季なのか、19番めの作品の題は「別盞の唄」である。

 今号では2氏が漢詩2編、鯖江市高年大学文芸部詩作の会の5氏が詩を各1編、寄せている。

 

2010年11月26日 (金)

「歌壇」12月号

002  総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)の2010-12月号を読みおえる。

 「年末特集 二〇一〇年、短歌界の収穫―世代別秀歌」の、「世代別今年の秀歌」では「昭和二十年代 大松達知」のみ読んだ。

 僕が昭和20年代の生まれである事と、彼が「コスモス」「棧橋」の先輩だからである。

 「追悼 河野裕子」では、3氏の追悼文のみ読んだ。彼女の歌集を1冊も読んでいない僕は、あれこれ言える立場にいない。

 短歌作品では、馬場あき子の「裂ける」10首が、生の真実を突いている。

 また小高賢「徒歩」20首が、プライヴェートやトリヴィアルな事柄を詠んで、かえって新鮮である。

2010年11月25日 (木)

「シルクロード ③」

002  「写真集 シルクロード ③ 西域南道」を見おえる。

 NHK 取材班・編、日本放送出版協会、昭和56年1刷。

 陳舜臣が序文を寄せている。

 「西域南道」は、タクラマカン砂漠の南側に沿っている。

 井上靖の小説などで有名な楼蘭などがあったが、今は他の遺跡とともに、ほとんど砂に埋もれている。

 美術・建築などの遺跡は少ないようだ。24ページには、ミイラと人体白骨の写真が載り、異様だ。

 それらは、それらに関心の強い者だけが、観られるようにすべきではなかったか。

 現代のオアシス都市の、生活の写真が多くなる。

 見開き2ページで1枚の写真、という場合も多い。優れた機器を用いたのだろうが、これらの写真の鮮明さは驚異的だ。

2010年11月24日 (水)

「コスモス」12月号

 結社歌誌「コスモス」2010-12月号を読みおえる。

 ただし、いつものように、初めから「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」、「コスモス新鋭特集」などである。

 付箋を貼った1首は、「COSMOS集」の「あすなろ集特選」より、146ページの上段、K文江さんの「ぽんぽこたぬき」5首のうちの、次の作品である。

聞こえぬと電話セールス断りて老いるも楽しぽんぽこたぬき

 良い手を教えてもらった。僕ももっと老いたら、この手を使おう。

2010年11月23日 (火)

詩誌「アリゼ」第139号

001  兵庫県に在住の詩人・S陽子さんが、お便りを添えて、同人詩誌「アリゼ」第139号を送って下さった。

 自分の事だが、すべてのイデオロギーや社会問題(来たるべきユートピアを含めて)から、離れたくなった。定年を控えて、「守りの態勢」に入ったのかも知れない。

 そういう心でこの「アリゼ」を読むと、受ける感じも異なってくる。

 ファンタジー風や、リアリズムや、信仰に関わるものなど、それぞれの生活と心情から、真実を描こうとしている。

 T久美子さんの「繕う」(全4連、23行)が気に入りなので、第1連のみを引く。

    繕う

障子のやぶれは

さくらの花のかたちに切りぬいた障子紙でつくろわれる

まだ春も浅いのに

障子のさくらの花は満開

ものにこだわらない陽気な小母さんは

こどもたちの元気さと競うように

障子にさくらを咲かせていった

      (後略)

2010年11月22日 (月)

椿「太神楽」と、公孫樹の黄葉

 庭にぽつんと、赤いものがある。

 椿「太神楽(だいかぐら)」の1輪である。

 誠文堂新光社「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・編)に拠ると、開花期が「10~3月」となっているので、今咲いても普通ではある。

 古い品種で、1789年・刊の「諸色花形帖」に載るとのこと。

 右の写真は、庭の公孫樹大木の黄葉である。

 庭に木が込み合っているので、全体を写す良いポイントがない。

002 003

2010年11月21日 (日)

「歌壇」12月号・他

 「パワーセンター ワッセ」内の書店、「KaBoS ワッセ店」へ行く。

 まず遅ればせながら、歌誌「歌壇」2010-12月号を買う。

 年末特集は、「二〇一〇年、短歌界の収穫―世代別秀歌」である。

 また「追悼 河野裕子」が、大きな記事である。

 今月号で、馬場あき子の10首連載「あかゑあをゑ」など、幾つかのシリーズが終わる。

 恥ずかしながら、「今すぐ使える かんたん Windows XP」を買う。

 技術評論社・刊、同社編集部・著、2009年1刷。

 写真の、CDへの収めかたなど、未だにわからない所があって。

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2010年11月20日 (土)

「100年の難問はなぜ解けたのか」

002  「NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか 天才数学者の光と影」を読みおえる。

 春日真人、日本放送出版協会・刊、2008年5刷。

 数学的な解説はほとんどわからないので、数学者たちの人生の物語を追ってよんだ。

 この本には、3つのストーリーがあると、僕は考える。

  1. 「ポアンカレ予想」の解明に、足跡を残しながら、完全な証明には至らなかった、数学者たちの歴史。
  2. ロシア出身の数学者、グリゴリ・ペレリマン博士による、「ポアンカレ予想」の完全な証明がなされた、一大事件(2006年頃)。
  3. ペレリマン博士が、4年に1度の数学の賞である「フィールズ賞」の受賞を拒否、数学の「ミレニアム懸賞問題7問」の1つを解決した事への100万ドルの賞金受取りも拒否、故郷で隠棲状態に入って人に接しなくなった事件。

 (3)の事件の理由が様ざまに憶測されたが、その真実はわからない。

 

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