« 2010年10月 | メイン | 2010年12月 »

2010年11月の28件の記事

2010年11月18日 (木)

電子辞書ケース

003  5日前、11月13日のこのブログで購入を報告した電子辞書に、ケースを買った。

 「CASIO EX-word 純正ケース ブックカバータイプ XD-CC1805BK」である。

 Amazon内の「NANOS-S」という店から買った。

 傷防止用で、耐衝撃性のものではない。

 僕は小物を荒っぽく扱うのではないが、粗雑になる時があるので(すっぽり収まって)便利に使える。

 コンパクト・デジカメにもケースを買って、大きな傷も汚れもなく来ているので、このケースにも期待大である。

2010年11月17日 (水)

「世界詩人全集」第11巻

002  「世界詩人全集」(全24巻のうちの)第11巻「ゲオルゲ ホーフマンスタール カロッサ 詩集」を読みおえる。

 新潮社、昭和43年・刊。

 箱、帯、本体にビニールカバー。

 僕がこの全集の第8巻「ヴェルレーヌ詩集」を、2008年5月8日に読みおえて(このブログに記事あり)以来である。

 第9巻「ランボー詩集」(粟津則雄・訳)は、同じ訳者の「ランボー全詩集」を読んだので、飛ばした。

 第10巻「マラルメ ヴァレリー 詩集」は、この2人が好きになれないので、読めなかった。

 今回の第11巻の3人は、ドイツの詩人で、男性的ロマンチシズムがある。

 日本語への詩の翻訳では、行数は移せても、脚韻などは移しようがなくて、残念である。

2010年11月16日 (火)

「100年の難問はなぜ解けたのか」

002  ショッピング・サイト「Amazon」のマーケット・プレイス「ハニー書店」に注文していた本が届いた。

 「NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか 天才数学者の光と影」が正式な題名らしい。

 春日真人・著、日本放送出版協会、2008年5刷。

 この本は、数学の「ポアンカレ予想」をテーマにしており、元はNHKのドキュメンタリー番組として、再放送を含め何回か放送されたらしいが、ふだん僕はテレビを見ないので、見ていない。

 また同番組は、DVD化されているが、新品はいかにも高価で、中古品はどこにもない(中古品屋さんに、入荷があったら連絡してもらうようになど、手を尽くしている)ので、ブック化した古本を買った。

 僕は、数学が苦手である。

 以前に、サイモン・シン「フェルマーの最終定理」(新潮文庫、2006年・刊)を読み通した事があるので、この本も読めるかと思ったが、数学的思考が多く出てきて、難しいところもありそうだ。

2010年11月15日 (月)

ヒポクラテス「古い医術について 他八篇」

003  ヒポクラテス「古い医術について 他八篇」を買う。

 岩波文庫、2010年・35刷。

 岩波書店のホームページ(「お気に入り」の「出版社」フォルダ内、20件の1つ)は、時々覗いて、岩波文庫の新刊、重版などを確認している。この本は、「岩波文庫 2010年秋 一括重版」の内の1冊。

 ヒポクラテスは、医学の祖と称ばれる、ソクラテス以前のギリシア人である。

 この本を入手したかったが、古本界では高価だった。今度の一括重版に入っている事を知り、「KaBoS ワッセ店」に予約注文した。

 本が届いたと電話があったので、仕事帰りに店へ寄って、受け取った。車で帰宅までに、1時間20分もかかった。

 なお「KaBoS」を、「かぼんす」(過分数の方言で、「頭でっかち」の意をふくむ)のもじりかと思っていたが、「Katuki Book Store」の頭を採ってならべたもの、と気づく。この店に通うようになってから、10年くらい経っている。

2010年11月14日 (日)

石坂洋次郎「愛情・少女」

003  石坂洋次郎の短篇小説集、「愛情・少女」を読みおえる。

 角川文庫、昭和54年・第46版。

 僕は、石坂洋次郎の小説を好きなほうで(舞台は、僕と僕の環境よりかけ離れているが)、もっとも読んだのは3作くらいだが、彼の他の文庫本も何冊か持っている。

 「愛情」「ある夫婦の一日」は、夫婦の愛情を、計略をもって試す話で、個人的に好まない。

 また「愛情」「少女」は、ネタが類型的だと思う。コントにありそうだ。

 最後の「赤い鳥籠をもつ女」は、他と比べてやや長く、テーマはシリアスである。妻が狂気となって亡くなってしまった男と、結婚する娘の話だ。

 彼の小説は、敗戦を解放ととらえた、僕より年上の世代に、迎えられたのではないだろうか。

2010年11月13日 (土)

電子辞書の購入

001  今日の午後、家電量販店「100満ボルト本店」へ行き、思い切って電子辞書を買った。

 CASIOの「XD-A6800」である。

 3、4年前に、カシオの電子辞書(100コンテンツ入り)を買ったが、図版は入ってなかった。歌会の席など、知らない植物が出てきて調べても、文字情報だけでは、はっきりしなかった。大部の「野草事典」なども、持ち歩きにくい。

 新しい辞書には、カラー図版(1部はモノクロ)が入っている。また日本語、英語の読み上げ機能がある。

 ただし、いわゆる鳴き声(犬猫など、鳥、昆虫の)は入っていない。パソコンを購入すると付いて来る、CD版「広辞苑」には入っているのだが。

 写真は、広辞苑で「鳩」と検索して出てきたうち、「カラスバト」のカラー写真である。

 古い電子辞書は、妻に譲った。

2010年11月12日 (金)

「写真集 シルクロード②」

002  「写真集 シルクロード ② 天山南路・天山北路」を見おえる。

 NHK取材班・編、昭和56年・発行。

 カラーカバー、帯あり(外してたたみ、折りいれてある)。

 この集の①には井上靖が、この②には司馬遼太郎が、序文を寄せている。

 この「天山南路・天山北路」のルートは、末尾近くに地図があるので、辿られる筈であるが、僕は中国(他の所を含めて)の地理に詳しくないので、省のまたがり具合などが、よくわからない。

 また保存の良い大規模な遺跡も少ない(故城遺跡は幾つか、紹介されているが)らしく、現代(取材当時)の「南彊鉄道」の1章もある。

 包(パオ)に住み、馬や羊、山羊を追う生活にも、幸福はあるだろう。

2010年11月11日 (木)

「中尾白雨句集」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第2巻(昭和56年・刊)より、9番めの「中尾白雨句集」を読みおえる。

 原著は、昭和12年、沙羅書店・刊。184句。

 中尾白雨(本名・正彦、1911~1936)は、水原秋桜子(跋文を寄せている)の「馬酔木」で活躍したが、25歳の若さで亡くなった。句や跋文に「血を喀く」「喀血」とあるので、肺結核で逝いたらしい。

 吉本隆明は鮎川信夫との対談で、創作家は誰でも(創作の質×創作の量)の積は同じだ、と述べている。真実かどうか、僕にはわからない。

 中尾白雨もまた、短い年月(昭和7年~11年)に、清い病床の句を多く創った。

 以下に5句を引く。

汝が吊りし蚊帳のみどりにふれにけり

夜の秋のなにかくわへて来し猫よ

コスモスの籬に病めば子等のぞく

手鏡に声渡る鳥日にいくたび

朝顔のいろ濃くうすく蚊帳たたむ

2010年11月10日 (水)

「写真集 シルクロード ①」

003  「写真集 シルクロード ① 長安・河西回廊・敦煌」を見おえる。

 昭和56年、日本放送出版協会・発行。

 この「写真集 シルクロード」全6巻の購入は、今年6月29日の記事にアップしてある。

 DVD「世界遺産」の「シルクロード」(今年5月2日の記事にアップ)に比べると、動画(←静止写真)や、ナレーション(←写真解説)には負けるが、情報量や再視や分散鑑賞の面では、優れていると思う。

 この本の写真ページの半分を、「敦煌」の492の石窟より選ばれた壁画や仏像が占める。剥落した部分もあるが、驚異的な遺り方だ。

 また、デジタル・カメラのない時代に、これらの写真の鮮明さも、驚異的だ。

2010年11月 9日 (火)

「長谷川等伯展」

002  図録「長谷川等伯展」を見おえる。副題に「仏画から水墨画まで」とある。

 平成10年、石川県七尾美術館・編集発行。

 長谷川等伯は、能登七尾出身で、桃山時代に京都で活躍した画人であって、当美術館ではしばしば展覧会を催しているとの事である。

 副題の通り、仏画から、花鳥画、屏風図の大作まで、13品が載せられる。

 才能のある人の絵画らしく、仏画にさえオーラがある。

 収録作のうち1番は、「瀟湘八景図屏風」(6曲1双)だろう。

 それに次ぐのが、「波濤図」(12幅より6幅)だろう。襖絵12面を、12幅の軸に改装したものという。

 作品は、洒落ていて迫力がある。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート