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2010年12月の28件の記事

2010年12月31日 (金)

「歌壇」1月号

003  総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2011-1月号を読みおえる。

 新シリーズ「編集室拝見」第1回は「コスモス短歌会」である。

 特集「現代に繋がる古典―現代歌人の見出した古典」には、柏崎驍二さんの「古語と枕詞と序詞」が、特集「現代短歌の突破口はどこにあるか 新鋭の提言」には、大松達知さんの「規律ある詩語を」が載る。

 両方の特集とも、論争をしているのでもないのに、真向から対立すると読める論が載る。自分の感性と理性、それに経験から歌を詠むよりないのだろう。

 短歌作品では、新春巻頭作品16首に小島ゆかりさんの「セキュリティー」が、作品7首には矢澤靖江さんの「きんなら」が載る。

 新連載として高野公彦氏が「短歌練習帳①決まり文句」を寄せる。

 また連載ものの「わが失敗の記28」に桑原正紀さんが「詐欺に遭った話」を寄せている。

2010年12月29日 (水)

仕事納め

 今日は、僕の仕事納めだった。

 「僕の」が付くには、訳がある。

 職場の全体の仕事は、昨日の28日で終わり、29、30の両日は、志望者のみが業務に就くのである。

 僕は定年を控え、疲れてもいるので、今日の業務だけで勘弁してもらった。

 例年、年末は忙しいのだが、近年はそれほどでもなく、10年前を知る僕には、様変わりと映る。

2010年12月28日 (火)

「ヘッセ詩集」

001  「世界詩人全集」の第14巻、「ヘッセ詩集」を読みおえる。

 新潮社、昭和42年・刊。

 箱、帯なし、月報、本体にビニールカバー。

 この全集の第12巻を、この12月8日に読みおえて(ブログに記事あり)、第13巻の「リルケ詩集」は、彼の全集を読み進めている所なので飛ばし、第14巻に到る。

 ヘッセの詩は、文庫本で読んだ記憶があるが、このように纏めてたくさん(解説の前に282ページ)読んだのは、初めてである。

 初中期の詩は、放浪やその回想、望郷を描いた詩が多いようだ。後期には、人生観を描いた詩が多いようだ。

 ヘッセの詩と小説(僕も何編か読んだ)を比べると、小説のほうが質・量ともに上だと僕は思う。ただし詩人の心をもって小説を書くことは、可能だろう。

 以下に初期の短い詩を引く。

     野を越えて

           ヘッセ

空を越えて、雲は行き、

野を越えて、風はよぎる。

野を越えてさすらうのは、

私の母の迷える子。


ちまたを越えて木の葉は飛び、

木立ちの上に鳥は鳴く―

山のあなたのどこかに

私の遠いふるさとはあるに違いない。

2010年12月27日 (月)

「コスモス」1月号

 結社歌誌「コスモス」2011-1月号を読みおえる。

 ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」、「コスモス新鋭特集」など。

 「コスモス新鋭特集」に掲載の人は、将来の「コスモス」を背負っていく方たちと思われ、頼もしい。

 僕が今号で付箋を貼った1首は、「月集シリウス」の鳥取県の方、Tみどりさんの以下の(24ページ下段)作品である。

芸を終へ老いたるトドは瞑目す秋の日差しに腹をさらして

 身につまされる歌である。

 ちなみに僕は、身長180センチ(何ミリか縮んでいるが)、体重95キロ(煙草を止めてより太った)、年は還暦を過ぎている。

2010年12月26日 (日)

さざんか2種

 庭でさざんかが咲いている。

 1種は赤花で、普通種(?)である。ただしこの木は、3メートル以上の大木である。

 もう1種は、八重の白花である。背丈は1・5メートルくらいか。

 素人庭師の荒っぽい剪定より、回復してきて、数輪が咲きそうだ。

 写真は両方とも、ピントが合っていない。

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2010年12月25日 (土)

「雨田光平展」

002  図録「雨田光平展」を見おえる。

 福井県立美術館、1988年・発行。

 雨田光平(あまだ・こうへい、1893~1985、享年92)は、福井県に生れた彫刻家で、東京に出て評価され、欧米にも留学したが、第2次大戦中に帰郷し、創作を続けた。

 写実的表現から、留学後は構成主義的な作品に移る。

 人物像を大胆にデフォルメした彫刻の他、レリーフ、15点の絵画も載せる。

 雨田光平はまた、京極流筝曲2代目奏者、ハープ奏者として活躍した。

 僕が地方の新聞やテレビで知る彼は、「変わったオジサン」であったが、前衛彫刻家であり、中央でも高く評価されている事を、はっきり知った。

2010年12月24日 (金)

地デジテレビ2台

 昨日の祭日に、注文していた地デジテレビ、2台が届いた。

 現役最後の大きな買物である。11月末に、エコポイント半減の前にと、あわただしく注文した。

 大きい40インチは、テレビ好きな妻の部屋に。

 小さい26インチは、これまで「何でも鑑定団」くらいしか観なかった、僕の部屋に。32インチだと思っていたが、レシートを見ると、僕の間違いだった。

 2台とも、室内アンテナで受信できて、配達と設定をした店員さんが、驚いていた。地形的に高めであるのと、障害物がなくて、電波が届くのだろう。

 共に、CD、DVD、BDが鑑賞(BD録画も)できる。

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2010年12月23日 (木)

「CHAGE and ASKA SUPER BEST Ⅱ」

Chage_and_aska_super_best_003  12月10日のブログに購入を報告した、CD4枚のうち、「CHAGE and ASKA SUPER BEST Ⅱ」を聴く。

 全15曲、74分余、ポニー・キャニオン。

 僕はこのデュオのファンという訳ではない。

 初めの「モーニング ムーン」は有名な曲で、飛鳥の鼻にかかった声が甘い。「Count Down」は、フラッパーな恋を唄って時代を写すが、後に残る曲だろうか。

 多く恋に疲れた(憑かれた??)都会の男女を唄うが、孤独のみが残る。

 「LOVE SONG」、「SAY YES」も聴き覚えのある、ヒット曲だ。

2010年12月21日 (火)

会計ソフト

002  Amazonに注文していた会計ソフトが届いた。

 「ミロクのかんたん!青色申告」である。

 なにも僕が起業する訳ではない。

 昨年まで10年間くらい、金銭出納帳を付け、総勘定元帳と試算表(毎月)を作成していた(今年は金銭出納帳のみ)。

 今年度末には定年を迎え、小遣い財政も厳しくなる。

 会計を復活させたいが、手書きの転記と、電卓の計算では、神経が疲れ、長い時間が掛かる。

 そこで小遣い会計では異例だが、会計ソフトを購入した。

 何年も使えるし、システムを構築すれば、あとの操作はそんなに難しくないと思う。

 僕には、4年近く会計事務所に勤めた経験と、日商簿記2級の腕前(免状あり)があるから。

2010年12月20日 (月)

「伊万里・古九谷名品展」

002  図録「伊万里・古九谷名品展」を見おえる。

 石川県立美術館・佐賀県立九州陶磁文化館・発行、昭和62年。

 この図録には、古伊万里の名品66点、古九谷の名品69点の写真が載っている。

  参考図版として、各品の裏面図や(鑑定の時に重要)、出土品破片の図(骨董屋も、初めは1点数万円の破片を買って、勉強するそうだ―中島誠之助の言)もたくさん(小さい図で)載る。

 古九谷の華やかさがどぎつく映って、古伊万里の染付が清純に思える。

 年齢のせいだろうか。

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