「歌壇」1月号
総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2011-1月号を読みおえる。
新シリーズ「編集室拝見」第1回は「コスモス短歌会」である。
特集「現代に繋がる古典―現代歌人の見出した古典」には、柏崎驍二さんの「古語と枕詞と序詞」が、特集「現代短歌の突破口はどこにあるか 新鋭の提言」には、大松達知さんの「規律ある詩語を」が載る。
両方の特集とも、論争をしているのでもないのに、真向から対立すると読める論が載る。自分の感性と理性、それに経験から歌を詠むよりないのだろう。
短歌作品では、新春巻頭作品16首に小島ゆかりさんの「セキュリティー」が、作品7首には矢澤靖江さんの「きんなら」が載る。
新連載として高野公彦氏が「短歌練習帳①決まり文句」を寄せる。
また連載ものの「わが失敗の記28」に桑原正紀さんが「詐欺に遭った話」を寄せている。
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