図録「トルコ三大文明展」
この4月5日の記事で購入を紹介した、図録「トルコ三大文明展」を見おえる。
2003年、NHK・NHKプロモーション・刊。
まずヒッタイト帝国文明では、膨大な「粘土板文書」に惹かれる。楔形文字で書かれた文書は、実用文書だけれども、紀元前15世紀からのものがあり、言葉に関わる者として気になる。すでに解読されている。
ビザンツ帝国は、395年に東西に分離したローマ帝国の東ローマ帝国の発展したものである。各帝王にちなんだたくさんの種類の金貨などが載る。
オスマン帝国は、トルコ人・イスラム文化の国である。スルタンの花押入り文書、見事な白磁・青磁の器がある。
他に宝飾(硬玉、金銀、ルビー、エメラルド、ダイヤ、真珠、トルコ石、ガーネットなど)に飾られた、器、ターバンの飾り、短剣などが、きらびやかである。
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