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2011年5月の29件の記事

2011年5月31日 (火)

「歌壇」6月号

Cimg5061  総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2011-6月号を読みおえる。

 短歌作品をおもに読んだ。

 特集は、「震災のうた-被災地からの発信」である。機会詩としての短歌を生かして、東日本大震災を詠むのはよい。

 しかし国民の心が1方向に向かう、あるいは向かわせようとする力は、困る。

 また政府がこの時期に、消費税増税、公務員の賃金カットを狙うのは、よくない。

 それと「追悼 石田比呂志」が特集である。無頼派・破滅型は現在、芸術家として高く評価されないだろう。

 実直に生活を維持して、創作を成す、日本の作家なら大江健三郎、村上春樹が高く評価されるように。

2011年5月30日 (月)

「中国仏教の旅 2」

Cimg5057  5月19日の第1集に続いて、「中国仏教の旅 2」を見おえる。

 1980年、美の美・刊。

 仏像では、表紙の玉仏を含め、エキゾチックな像が多い。日本の仏像を、写真などで見慣れている目には、という事である。

 この集には、儒教の孔子廟などや、道教の岱廟などの写真も、多く載せている。

 孔子廟には、2,200の碑があるといわれる、とある。

 そこで、第1集を紹介した時に書いた、「石碑の拓本がほしい」という思いであるが、小さな解決法を見つけた。

 二玄社という出版社より、「中国法書選」全60冊が出ていて、ごく1部を除き、今も買えるのである。古本界にも少し、出ている。

 揃いは買えないが、幾冊か(ほぼA4、35ページほど)集めれば、拓本入手の何分の1かの満足は得られるだろう。

2011年5月29日 (日)

CD「BEST/中森明菜」

Cimg5055  Amazonのマーケットプレイス「ブックスエーツー南大野商品センター」に注文していた、CD「BEST/中森明菜」が届いた。

 1986年、ワーナー・パイオニア・発行。

 彼女のベストアルバムは、2枚組を含め、たくさんあるが、今も人気があって、新品・中古品ともに高価である。

 ヒット曲が多く入っていて、廉価といえば、この盤だろうか。ただし、曲順が発表順と異なるようである。

 13曲を収める。僕の懐メロ狩りも、禁区に入ったか。

 彼女の場合、コンサートのステージで、ファンの歓声をあびながら、ハイで歌った声のほうが、スタジオ録音の声より、優れているようである。

2011年5月28日 (土)

津田倫男「老後のカネ…」

Cimg5050  津田倫男(つだ・みちお)「老後のカネ 老後の生き方 心配はいらない!」を読みおえる。

 2010年、講談社・刊。

 この本を読みおえて、老後の心配が無くなった訳ではない。良くも悪くも将来はわからないし、老後を心配し過ぎても仕様がない、とも思う。

 帯文に、「「5000万円は必要」に騙されるな! 年間200万円でも充分可能、…」とある。彼は平均寿命を言うが、厚生労働省の平均余命表によると、60歳で、男性23年、女性28年であり、年200万円としても老夫婦で5000万円が必要な計算である。

 また彼は、熟年起業を勧める本も書いているが、その危険性を彼は知った上でのことである。

 どうも著者を信用しかねる。

2011年5月27日 (金)

詩誌「アリゼ」第142号

Cimg5047  兵庫県にお住まいの詩人、S陽子さんがお手紙を添えて、同人詩誌「アリゼ」第142号を送って下さった。

 2011年4月、アリゼの会・刊。

 「アリゼ」は、兵庫県在住の詩人をおもな同人とする詩誌である。

 20名・21編の詩と、9編のエッセイが載る。

 他に、同人のZ洋子さんが詩「宴」で、第21回「伊東静雄賞」受賞の記事が、2ページにわたる。

 Aゆうこさんが、東日本大震災に関わる作品、「ひがしのうみのゆうしゃたちへ ありきたりだけどまけないで!」「まほうつかいの弟子」を寄せている。大事件を作品化する事、その反応の速さ、またこの詩がほとんど平仮名で書かれている事など、僕には優劣の判断が出来ない。

2011年5月26日 (木)

「できるExcelデータベース」

Cimg5045  先日、家電量販店「百満ボルト本店」に行った時、CD-RW5枚セット1つとともに、書籍コーナーで「できるExcelデータベース」を買った。

 2010年、インプレスジャパン・刊。

 2007/2003/2002対応の本で、僕のこのパソコンのExcelは2010だし、いま作成中の「文庫本蔵書データベース」は「Open Office?」に拠っていて、合わない。

 ただし、Excelによるデータベースに特化した本であり、また後日に2010で単行本、新書、全集端本、全集に分けて蔵書をデータベース化する際に、役立ちそうである。

 文庫本蔵書データベースは、前のパソコンが故障して買い換えた時に、入力の継続を諦めた(資料は、USBメモリに保存してあった)が、詩誌「群青」同人のAUさんの励ましを受けて、入力を再開し、現在は2400件を越えている。

2011年5月25日 (水)

ミニ薔薇

Cimg5042  台所の窓辺で、鉢植のミニ薔薇が1輪咲く。

 鮮紅色、剣弁高芯咲き。

 3月22日に、開花をこのブログで紹介したものと、同じ株である。

 その時は、10ほどの莟を全部咲かせて、株が終わってもよい、と書いた。ところがその2輪のあと、栄養(光合成した)が不足なのだろう、1つも咲かずに株が枯れそうになった。

 それで2つを残して他の莟を摘み、その2輪を咲かせた。

 そのあとも水やりを続けたところ、4つの莟が上がって来たので、2つを摘んだ。

 残りの2つのうち、1つが咲いたので、写真を撮ってアップしたのである。

 最後に拙作を1首。

鉢植のミニ薔薇の枝伸びてきぬ二期めの花の咲くかと待つ日々

              (未発表)

2011年5月24日 (火)

「コスモス」6月号

 結社歌誌「コスモス」2011-6月号を読みおえる。

 ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」(「その二集」「あすなろ集」の特選欄)、「新・扇状地」(2名×15首)など。

 今号は、「歌集・歌書批評特集」で、会員の17冊の歌集・歌書が批評を受けている。

 僕が付箋を貼った1首は、「その一集」特選より、広島県のM宣子さんの次の作品(34ページ下段)である。

みづ色のいぬふぐり咲きむらさきのほとけのざ咲き足もとより春

 身近なささやかな所から、季節の移りに気づいている。1種のリフレインでもある。

2011年5月23日 (月)

5冊を買う

 近頃、5冊の本を買ったので、以下に列挙する。

  1. 板坂元「人生後半のための知的生きがい入門」(PHP文庫)
  2. 津田倫男「老後のカネ 老後の生き方 心配はいらない!」(講談社)
  3. 堀江敏幸「めぐらしや」(新潮文庫)
  4. 歌誌「歌壇」6月号(本阿弥書店)
  5. 「エクセル2010便利技ぜんぶ!」(宝島社)

 1と2は、Amazonより。定年後の気持ちの持ちように迷いがあって。少し遅い(?)が。

 3~5は、「KaBoSワッセ店」にて。

 5のエクセルは個人的に、蔵書のデータベース化にしか使っていないが、文庫本のデータだけで2,400余件になって、整列や検索が視野に入ってきたので。

2011年5月22日 (日)

4冊の歌集

Cimg5038
 僕の蔵書に、古い歌集が4冊ある。

 左上が佐藤佐太郎「星宿」。

 右上が葛原妙子「葡萄木立」。

 左下が岡部文夫「晩冬」。

 右下が斎藤史「渉りかゆかむ」。

 いずれも箱入り。古き佳き時代だった(?)。

 僕のささやかな蔵書自慢である。

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