午前に、坂井市春江町にある、ゆりの里公園へ行く。同人歌誌「棧橋」に出す、短歌連作を創るためである。
ゆりの里の連作を、何回か「棧橋」に載せて貰っている。北潟湖畔の花菖蒲園へも行きたいのだが、地理オンチ・方向オンチ・車の運転の下手な僕には、至難の業である。
ゆりの里公園は、展示圃場(15万輪の百合の花を誇る)約3,800㎡をはじめ、芝生広場・他を合わせ、約4万㎡の広大な敷地がある。
百合の花は、ほぼ盛りだった。右の写真の奥の建物は、ゆりーむ春江という名前で、催しや売店が開かれる。
先着?名へのプレゼント、百合の球根を頂いた。帰って来て、家へはいらずに、空いていたビニ鉢2つ(1袋に2球、入っていた!)に植え付けた。秋には開花する筈というお話だった。
今日は僕の、指定休日である。
午前に家を出て、S郵便局にて、詩集原稿入りCDを青木印刷(株)に送る。
喫茶店「アスパシア」に寄る。
そのあと久しぶりに「BOOK OFF 二の宮店」へ行き、3点を買ったので、以下に挙げる。
2は比較的新しいので蔵書に無いと思ったが、1は題名を見たことはないが、あるいは自分の本棚にあるかとも思った。
家で調べると、’02年版と’04年版はあるが、’03年版は抜けていたのだった。
ゴスペラーズのCDを買うのは、初めてだろう。
「シリーズ 牧水賞の歌人たち Vol.6 小島ゆかり」を読みおえる。
青磁社、2011年5月・刊、174ページ。
6月5日に、購入を報告した本である。
批評的な文章の苦手な僕が、よく読みおえられたものだ。ただし「春日井建の世界」も「塚本邦雄の宇宙」も(ともに思潮社・刊)読んではいるけれど。
僕は彼女の「作品集」と、その後の歌集をすべて、買って読んでいる。
彼女の明るい笑顔、ユーモアのあるエッセイ、若い時の苦労など、親しみやすい人のように思っていた。
しかし彼女は、まっすぐな心と、厳しい修練によって、高度なレトリックを得た、遠い高みの人だった。
かつて「コスモス短歌会F県支部」の先輩が、「小島ゆかりさんは、シンデレラ姫だねえ」と呟いた。
文春文庫、2008年・刊。
題名は、流行した「地球の歩き方」のもじりだろう。
東京するめクラブは、村上春樹(作家、隊長)、吉本由美(スタイリスト、エッセイスト)、都築響一(アートデザイン編集者)の、友人3人組の名前である。
「ちょっと変な所へ」という志向で、名古屋、熱海、ハワイ、江の島、サハリン、清里、を訪れた記録である。
3人がそれぞれ文章を書き、座談会があり、都築響一による写真が添えられる。
心地よい場所についてはその理由の分析を、1度は流行ったが今は寂びれた場所についてはその分析と再興策をも上げている。
アーティストらしく、少し斜に構えた選定と、見どころである。
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