詩誌「アリゼ」第143号
兵庫県に在住の詩人・S陽子さんが、お便りを添えて、同人詩誌「アリゼ」第143号を送ってくださった。
詩20編、エッセイ9編、2詩集の書評3編が載る。
東日本大震災は、同人にショックを与えたようで、同情ではない秀れた影響を読める。
直接に大震災を詩化した、T久美子さんの「やまざくら」と「ふるさと」、N直子さんの「隣席」の他、T和美さんの「呼ぶ」、T美夜さんの「置いてゆけ」他にも、影響とみられる作品の深化がある。
S陽子さんは、詩もエッセイも発表していない。
彼女が僕の地元の県出身という事で、同人詩誌を遣り取りしているうちに、批評が彼女の詩想を枯らしたのか。あるいはそれも、僕の思い上がりかも知れない。
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