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直された僕の第3詩集、「光る波」250部が届いた。思っていたのとは違う所もあるが、これで受け入れる。
編集制作・青木印刷(株)(三重県鈴鹿市)。
出版所・遊撃舎。
平成23年10月・刊。
今年10月6日の記事にあるように、いったん納品されたのだが、ミスがあったので、全部を送り返していたものである。直したせいで、ハードカバーに紙カバー、さらにビニールカバーと、ごつい造りとなった。
写真では、僕の名前を隠してある。
ここ9年間ほどに創作したソネット65編のうち、22編を削って、43編を詩集に収めた。
著者あとがきと、著者略歴(詩歴)を付す。
「岡井隆全歌集 Ⅲ」(思潮社、2006年・刊)の2番めの歌集、「五重奏のヴィオラ」を読みおえる。
原著は、不識書院、1986年・刊。
前の「αの星」と同時期の作を収める、と、「あとがき」や、第4巻の月報にある年譜に書かれる。主とする作品発表の場が違うのみ、と。
題名にある「五重奏」とは、彼の家庭を指すのか、とよく知らない自分は思う。
当時の新しい流れを取り入れて、今ではズッコケ気味の作品もあるようだ。それを恐れない所が、彼らしい。
以下に7首を引く。
あたたかき南を発(た)ちて関心の脚たれて行く蜂のごとしも
象といふ反時代的実在にかくも惹かれて女童(めわらは)と居り
精鋭にとりまかれたる将軍はさびしくてさびしくてならぬを
詩はむしろ暗い叛意の行列ぞをみなのともはそれを知らぬを
官僚は酷薄にして惨たりき冬日の映えを襟立てて過ぐ
平安は永遠(とは)なるすべのあらざれば今しばし黄の自転車を漕げ
つゆくさの寂しさはわが寂しさの知らぬ記号がしきりに殖えて
1冊目は今年10月15日、「大英博物館 1」の記事 で読みたいと書いた、次の本である。
「日本の古本屋」を通して、福岡県の古書店「入江書店」より買い求めた。
完訳らしいが、欠落部分が多く、何らかの資料で填められないかと思う。長い発掘と研究のあとで、困難なのかも知れないが。
2冊めは今年10月21日、「大英博物館 2」の記事で読んでみたいと書いたもののうち、次の1冊である。
この本は、蔵書より偶然に見つけた。以前に買った事を、忘れていたのである。
約束した(?)2冊を見つけたが、いつ読めるかはわからない。
結社歌誌「コスモス」2011-11月号をよみおえる。
ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。
なお、本誌はこのあとも読み続けるので、たとえば10月号では、「その一集」の山口県あたりで、次号が届いてしまった。
11月号では、東日本大震災を詠んだ作品が、少なくなったようだ。
僕は、一般的でない感慨をもっており、作品化できないでいる。
このところ、日本近辺で地殻変動の力が活発化しているようで、恐れている。
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