森瑤子の小説、「夜光虫」を読みおえる。
集英社文庫、1989年・5刷。
森瑤子(1940~1993、享年・52、胃癌による)は、37歳で「情事」でデビュー、流行作家となった。
没年と同年に、集英社より「自選全集」が出て、そのあと全集は出ていない。
生前の頃に、僕も彼女の小説、エッセイを文庫本で、たくさん読んだ。
「夜光虫」は、読まないまま放っておいた文庫本を、蔵書データベースに入力するために出してきて、全部を読んでしまった。
肉感的な比喩など、なつかしい文体だった。
内容は、私事を膨らませたというより、フィクションと思うほうが良いのだろう。
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