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2012年3月の29件の記事

2012年3月31日 (土)

黄花ミニ薔薇(4)

Cimg5793 キッチンシンクの前(窓際)で、黄花ミニ薔薇が1輪咲いた。

 今年2月19日の記事「黄花ミニ薔薇(3)」で、この鉢の7輪めの開花を報告した際に触れた、莟がひらいたもの。

 花容がやや衰えている。だいたい花びらの枚数に由る。

 それは樹勢に由り、樹勢は日光・気温・風などの外的条件と、根張り・水・肥料などの内的条件に、左右される。

 これからも花を咲かせると思うので、しっかり育ててゆきたい。

2012年3月30日 (金)

詩誌「アリゼ」第147号

Cimg5789 兵庫県にお住まいの詩人、S陽子さんが、兵庫県を主とする同人詩誌、「アリゼ」第147号をお便りとともに送って下さった。

 2012年2月29日、アリゼの会・発行。

 詩21編、エッセイ等の散文11編を収める。

 詩では、第二次大戦に関わるM真由美さんの「冬の旅」T久美子さんの「あざなえる縄」、宇宙論的なYやすこさんの「星の欠片(かけら)」Y幸子さんの「こんにちは」、早逝の父をうたったO昭代さんの「夏の別れ」母を偲ぶA洋子さんの「舗道の石臼」など、興趣の深い作品が多い。

 散文11編は多めで重い内容のものもあり、「読みたい人はどうぞ」の意趣かと、読まなかったもの、拾い読みしたもの、完読したものがある。

 批評の他では、詩誌の散文は軽めのものが、読む気になる僕である。

2012年3月29日 (木)

岡井隆「旅のあとさき、詩歌のあれこれ」

 「岡井隆全歌集」(全4巻)の第Ⅳ巻より、最終編の「旅のあとさき、詩歌のあれこれ」を読みおえる。

 表題のあとの添え書きに、「本書は三部構成の歌文集である。…旅の歌をまとめた第一章のみ収録した。」とある。

 NHKBSテレビに出演する、オーストリア・ドイツの旅に生まれた作品である。斎藤茂吉の留学地にこだわる意味もある。

 これで僕は、岡井隆の22歌集と、詩集などを読みおえたことになる。岡井隆のそれ以後の歌集について、僕がどうするか、今はわからない。

 本編より、5首を引く。

懐石が進み小さな貝が出たうつむいたままなら聞き易く

戦争が近いといふかクリムトの美女がわたしから遠い程度に

ゼウス今し寂かに牛になるところくれなゐの角が角ぐんで、額(ぬか)

小羊の甘ゆるところ大天使うなだれ佇てり吾(われ)も吾(あ)も吾(あれ)

降りるべき駅が近づく外套(ぐわいたう)が翼であつたことにおどろく

2012年3月28日 (水)

藤原定「言葉」

Cimg5783
 沖積舎「藤原定全詩集」(1992年・刊)より、今年3月20日にアップの第5詩集「環」に続き、最後の詩集「言葉」を紹介する。

 写真は全詩集の2重箱のうち、外箱の表である。

 原著は、1989年、沖積舎・刊。

 彼はこの詩集により、日本現代詩人会より、第8回現代詩人賞を受賞している(1990年)。

 僕は言葉を対象に、詩を創ることを好まない。

 彼が「あとがき」で謙遜しているような、「貧しい結果が本詩集なのである」とは、僕には思えず、豊かな結果だと思う。

 しかし彼は結局、口説の徒であったし、僕は作業仕事も対人関係も身を以って覚えてきた、1ブルーカラー労働者である。

 なお彼を「家のない藤原定家だ」と洒落たのは、誰だったか、どこでだったか、僕は覚えていない。

2012年3月27日 (火)

「歌壇」4月号

Cimg5782 本阿弥書店・発行の「歌壇」2012年4月号を読む。

 特集の「厨歌と厠歌」は、あまり読まなかった。

 ただ或る時期、女性にとって厨歌を詠む事が、好ましく思われなかったと知る。

 特別企画「続・近江をうたう」には惹かれた。第1回がいつだったか、知らない。

 佐佐木幸綱氏を含め7氏が、近江を巡り、競詠を発表する。

 「期待の作家 クローズアップ ④ 斉藤斉藤」の、「死ぬと町」30首も、僕の理解力の範囲内である。

 小島ゆかり氏の「雪凍る窓」20首は、飛躍した発想だ。

2012年3月26日 (月)

記事更新、1500回め

 このブログを始めてより、今回でちょうど、1500回めの記事更新となる。

 1300回めが、2011年8月26日の記事だったから、ちょうど7ヶ月で200回の記事更新である。ほぼ日刊だが、まれに材料がなかったり、飲み会があって(日時指定の公開がわからなかった――今はわかっているつもり)、更新を休んだ。

  • 2007年4月4日、ブログ「サスケの本棚」を開設。
  • コメント、481件。
  • トラックバック、3件。
  • アップした写真、1582枚。
  • リンク集内、11件。
  • 2008年10月初め頃、3カウンター(アクセスカウンター)再設置。
  • アクセス解析ツール、導入。
  • 「人気ブログランキング」の「読書日記」カテゴリ→「本・書籍」カテゴリに参加中。

2012年3月25日 (日)

「コスモス」4月号

 結社歌誌「コスモス」2012年4月号を読む(A5判の透明ビニールカバーをかけて)。

 ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。

 付箋を貼ったのは、次の1首。「COSMOS集」119ページ上段の、F紀世子さんの「きづな」5首より。

若かりし日にしがらみと言ひしものきづなと呼びて確かむる今日

 1首の言葉、お説ごもっともです。

2012年3月24日 (土)

入力、3000件め

 エクセル互換ソフトで作成中の、「蔵書文庫本データベース」への入力が、今日午前、3000件めに至った。

 2800件めの報告が、このブログの2011年11月14日付けの記事にある。

 入力をいつ始めたか、わからないが、初めての報告が2008年2月10日の「本棚1台分」(697件)である。

 4年を越して、まだ先が見えない。総4000件くらいと、壮語しておこう。

 なお3000件めの入力は(少し操作したが)、三浦哲郎の短編小説集「夜の絵」(集英社文庫、昭和54年・1刷)だった。

2012年3月23日 (金)

フォト集

Phm02_0001 先日、ソースネクスト社より、ダウンロードの写真集(有料)を買った。

 「SUPER具満タン03 四季・自然」と題し、2000点の写真を収める。

 ロイヤルティフリー(使用料無料)。

 左の写真は最初の1枚で、桜の散るところ。

 文書等に挿入するためのもので、パソコンの背景に用いると、画素数が足りなくて、少しぼやける。

 最後に、拙作を1首。

大喧嘩せし明くる日にネットよりダウンロードのフォト集を買ふ

2012年3月22日 (木)

プリメインアンプ

Cimg5772_2 Amazonに注文してあった、DENONのプリメインアンプ、PMA-390SEが昨日に届く。

 ブログ記事アップのあと、さっそく配線して、鳴らしてみた。

 本当はセッティング前に写真を撮るつもりだったが、後になったので、背景や、光の写り込みなど、みっともない写真になった(補正の仕方を知らないし)。

 音はあまり良くなかった。ラウドネス機能を用いると、ダイナミックになる。

 この前に使っていたマランツのプリメインアンプ(外国電化製品一般?)は、安くて高機能だけれど故障しやすい、という評価になって、この製品に落ち着いた。

 このステレオ故障騒動で、古いスピーカーを傷めてしまい、安価なスピーカーを用いているので、次に臨時収入があったら、それらも替えよう。

 長い間、不調なプリメインアンプを替えられなかったのは、ステレオ・キャビネットの背後が本の山で、配線作業が出来ないからだった。今回、少しずつ本を除けて、身の入る空間を作った。

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