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2012年5月の31件の記事

2012年5月31日 (木)

「本願海」No.4

Cimg6058 詩人・S誓道さんが、個人誌「本願海」No.4を送って下さった。

 彼は浄土真宗本願寺派のJ寺の住職でもある。

 彼は様ざまな苦しみと悩みの末に、真の信仰を得て、救いの安心の中にいる。

 信仰を保たない僕も、彼の安心(あんじん)を、否定する気持ちはない。

 僕自身、ある事柄に、救われている思いで居るからである。

 本号には、詩7編と、62ページ(2段組み)にわたる「断簡集(十四)」を、収める。

 いずれも純な信仰告白である。

2012年5月30日 (水)

「歌壇」6月号

Cimg6053 総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2012―6月号を読みおえる。

 小島ゆかり氏による岡野弘彦氏へのインタビュー「歌は世につれ情(よ)はうたにつれ」の第2回、「私の学生時代」は興味深かった。

 皇學館大學より国学院大学へ移った岡野氏の、短歌の状況、寄宿舎での様子、学徒出陣式・前後の折口信夫の言動、工場へ学徒動員での様子、みな僕には初めての話だった。

 小塩卓也(おしお・たくや)氏と、星野恒彦(ほしの・つねひこ)氏による、特別対談「海外日系人の短歌と俳句」も興味深く読み通した。

 歌誌「コスモス」での、海外より出詠される作品に、心惹かれる事があるからである。おもにブラジル、アメリカ等での活動が多く、語られたようだ。

 「コスモス」では、カナダでの活動が盛んなようである。

 学生、日本語を学ぶ外国人からも、コンテストへの参加があるようで、頼もしい。

2012年5月29日 (火)

「群青」5月例会

Cimg6048_2 今日午後1時半、同人詩誌「群青」のメンバーが、喫茶店「K」に集まった。

 僕、こぐま星座さん、AUさんの3名である。

 まず貸し借りしていた本を返し、新しく詩集等を貸し借りする。

 今日の会の目的である、詩誌「群青」24号の原稿を、2人より預かる。僕の詩稿も読んで貰った。「群青」24号は、6月中に発行の予定である。

 方言詩集の事、創作童話の事、県内の詩人の事など、論じ合う。

 お互いの現在と将来をめぐっても、話し合った。

 午後3時頃、散会した。次に会うのは、「群青」24号の編集会議の時だろう。

2012年5月28日 (月)

「週刊アスキー」6/5号

Cimg6045 先日、近所のローソンへ行った時、この本があったので、他のものと共に買った。

 そのローソンは、家より徒歩2分くらいの所にあり、真夜中に寝つけない時に行って、サンドイッチ、ボトル茶(小)、フランクフルトソーセージ等を買って、家で食べるとよく眠れる。

 その時に雑誌コーナーでこの誌の、記事が気に入れば、稀に買う。

 この2012―6/5号では、スマートフォン、USBメモリの比較表、ほか新しい情報があるようで、買ったもの。

 スマートフォン、USBメモリ、パソコン、他に今の僕に買いたいものはないが、新しい情報は知っておくべきだ。

 昨年1月には、Core i7など、最先端だったが、今は普通に使われているようだ。

 IT誌は、内容面で単行本より少ないので、速報化を目指すと、週刊誌のほうが情報が早くて良い。

2012年5月27日 (日)

江國香織「きらきらひかる」

Cimg6041 江國香織の小説、「きらきらひかる」を読みおえる。

 新潮文庫、平成15年・28刷。

 彼女は1964年生まれ、現在1流の女性作家である。

 この小説の新婚家庭で、夫の睦月はホモで、紺という大学生の恋人あり、妻の笑子はアルコール依存症気味で、情緒不安定という、かなり変わった設定である。

 1章ごとに、笑子と睦月の、入れ替わる視点で描かれる。

 最後はハッピーエンドだけれど、世俗的なそれではない。

 この4月27日の記事で紹介した、小川洋子「シュガータイム」でも、性レス男女関係が描かれる。

 どういう理由で、そういう関係を求めるのか、僕にはよくわからない。

 性なしでも男女間の優しさはありうる、と主張するのだろうか。

2012年5月26日 (土)

「ショパン全集」

Cimg6038
 このブログの今年5月4日の記事 「CD2枚」で購入したいと書いた、廉価版「ショパン全集」が、Amazonより届いた。

 EMIレコードより、ショパン生誕200年を記念して、2010年に発売された。

 CD16枚と、解説書1冊。

 CDは紙ジャケット、紙ケース(写真は、その表)入り。解説書は英語と、ドイツ語(?)で、僕には読み取れない。

 値段は、CD1枚あたり200余円で、とても安い。演奏家を選ぶ程、僕はクラシック音楽を知らない。

 さっそく1枚め(ピアノ協奏曲の1番、2番)を聴く。CDはパソコンに入れて、自分は横たわりながら。

 とても心地よい音楽だった。

2012年5月25日 (金)

逢沢明「ネットワーク思考のすすめ」

Cimg6035
 逢沢明(あいざわ・あきら)著・「ネットワーク思考のすすめ」を読みおえる。

 PHP新書、1997年3月7日・刊。

 上記のように15年前の本で、IT本としては、かなり古い。ITの世界は、日進月歩どころか、秒進分歩であるという。

 しかしこれくらいでも、僕には合う本である。最先端の事は、僕にはわからない。

 現在の状況は、当時の著者の考えを、抜いていると僕は思う。

 この本には、ツイッター、フェイスブックどころか、ブログの言葉さえ、見当たらない。

 しかしネットワークが歴史的大転換であり、「自由・民主・平等」への進歩に役立つものだという、この情報文明学者の指摘は、的中していると思う。

 「能力に応じて働き、必要に応じて取る」という世界は、ネット上では形成されつつある、とさえ言えるかも知れない。

2012年5月24日 (木)

阪本越郎「益良夫」

 彌生書房「定本 阪本越郎全詩集」(昭和46年・刊)より、7番めの「益良夫」および「益良夫 拾遺」を読みおえる。

 原著は、昭和18年、湯川弘文社・発行。

 戦時下の作らしく、言葉がいきなり文語調になる。例えば冒頭の作品、「人生」は、次のように始まる。

なべて思ひ出の象嵌されし……

わが手をとりて泣きしひとを 母といひ

こまやかに笑みけるひとを 友とよぶ

 5音7音の句も多い。モダニストが一変する衝撃を思う。

 編註によれば、「挺身出動」「シンガポール陥落」「感泣の朝」など16編の詩が、「作者の遺志を尊重し、ここでは省略」されている。

Phm10_0485
写真は、記事と無関係。

ダウンロード・フォト集より。

2012年5月23日 (水)

「コスモス」6月号

 結社歌誌「コスモス」2012年6月号を読みおえる。

 ただし初めより「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。

 これからも読み続けるが、全250ページ(多くは2段組み)は読み通せない。

 僕が付箋を貼った1首は、「COSMOS集」の「その二集」特選欄より、アメリカ在住のM恵子さんの作品である。157ページ上段。

くぢらにはくぢらの悩みあるだらう青よりずつと深く沈んで

 海外生活が、このような斬新な発想を生むのだろうか。

Phm02_0829
写真は、記事と無関係。

ダウンロード・フォト集より。

2012年5月22日 (火)

「探訪 日本の庭 一」

Cimg6027 写真集「探訪 日本の庭 一 九州・四国」を見おえる。

 小学館、昭和54年・刊。箱、月報あり。

 写真は、箱の表。

 全10巻のシリーズである。このブログ開始前に購入したようだ。

 「今は写真集とはいえ、のんびりと庭園巡りをしている時期ではない」と思う方もあるだろう。

 僕はただ、古庭園の写真と、新しい知識に、しばし和むのである。

 写真集は、四国の栗林園から始まって、沖縄の旧円覚寺庭園に至る。それらゆとりの庭は、手入れされて、今も残されているのだろうか。

 「枯山水」とする庭では、迫り上がる所に大石を組んで、「枯滝」を造る。禅の考え方より来るらしい。また借景などの技法を用いる庭もある。

 解説・訪問記はあまり読まなかった。

 

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