「歌壇」10月号
今月18日に、このブログで購入を紹介した、「歌壇」(本阿弥書店)2012年10月号を読みおえる。
巻頭作品20首では、佐伯裕子さんの「不在/次の世」に好感を持った。中で、
地の霊を払いて建ちし清潔なコンビニエンスの老いゆく速し
の様は見かけるけれど、改装したり、ビルドアンドクラッシュ(これでいいのかな?)を繰り返したり、するんだろうな。また、
篤く病む友に問われて請け負いぬ確かに確かに次の世はある
の「請け負いぬ」は、「請け合いぬ」の方が正しいだろう。
三井修さんの「歩幅」20首では、「白花」に「びゃっか」と、「新星」に「にいぼし」と、それぞれルビを振っているが、広辞苑にはない訓で(「訓む」という語もないが)、少し苦しいようだ。
続きは、明日以降に。
にほんブログ村
コメント