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2013年2月24日 (日)

青山雨子「レモン」

Cimg6801 県内に在住の詩人・青山雨子さんより、詩集「レモン」を頂いた。

 2013年2月、書肆山田・刊。

 2011年・発行の「白い地図」に続く、彼女の第4詩集である。

 題名の表記「レモン」は外来語なのでこれで良く、「檸檬」は梶井基次郎の小説の題名で、「れもん」は多田裕計氏の俳誌の名前である。

 詩風は、清潔な風が、身近な人たちを吹き渡ってゆくようだ。

 以前より受取りやすいのは、レベルを下げたのではなく、彼女の包容力が広がり厚くなったためだ。

 14編を収め、しまいの「レモン」は10ページにわたる散文詩である。

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コメント

伊藤整は、「後世にある人が図書館で(古本屋で)ふと詩集を手に取って、『ああ、これは佳い詩だな』と思って貰えればよい」という風な(かなり曖昧ですが)事を、書いていたと思います。
また青山さんの詩集や、青山さんに借りた詩集を読んでいると、今の新しい詩が、少しずつわかってくるような気がします。

バイオレンス鹿様、コメントを下さり、ありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。
なおコメントは、記事執筆者がチェックするまで、表示されませんので、お願いします。

ふーん。そんなことがあったのか…。詩はひとりひとり意見が違うのがあたりまえだから、そういう意見もありかも。詩という文芸が死にかけている原因はこのあたりにあるんだろうなぁ。なにが詩で、何が詩でないか読者に任せるしかないんだから困るよなぁ。詩集「レモン」の比喩には従来の方法に頼らない斬新さがあってそこに詩を感じたなぁ


こぐま星座様、コメントを下さり、ありがとうございます。
彼女のスタイルは、私見によれば、彼女の経験と努力が、彼女の優しさを表現可能にしたのだと、思います。

いい詩集だと思う。それにしても彼女の、この詩のスタイルってどこで作り上げたものなのだろうか?不思議だなぁ。どこにそのルーツがあるんだろう。ほんと不思議。

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