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2013年6月の30件の記事

2013年6月30日 (日)

「群青の会」会合

 昨日(土曜日)の午前に、「宮本印刷」より、同人詩誌「群青」第27号、100冊を受け取った。

 それ以前に、同人のこぐま星座さんに連絡を入れて、紆余曲折の末、昨日午後6時より喫茶店「ユトリ珈琲店」に、AUさんを含めて、同人3名が集まった。

 これまで会合に使っていた喫茶店「モントリオール S店」を止めたのは、午後7時に閉店で、勤務の不規則な同人もいるので午後6時・集合ではゆっくり話せないからである。

 「ユトリ珈琲店」は、夜の11時まで営業している。

 「群青」第27号の受け渡し、同人費(印刷・製本代)の受け取りが1番。

 同人間の詩集(受贈した?)等の貸し借りなど。

 あとは詩と生活をめぐる、よもやま話。午後7時半近く、散会した。僕は今日(日曜日)も休日なので楽だったが、生活・仕事が迫っている同人もいたかも知れない。

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ダウンロード・フォト集より、清流の1枚。

少しでも涼感を。

2013年6月29日 (土)

詩誌「群青」第27号

Cimg7081 今日の朝に、「宮本印刷」へ電話すると、同人詩誌「群青」第27号は、既に出来上がっている、との話だった。

 午前中に伺って、100部を受け取る。

 原稿締切は5月末日、編集会議は6月11日(当日の記事あり)、誌面稿の宮本印刷への持込みは6月13日だった。

 内の様子は、目次(1ページ)、こぐま星座さんの詩「ひよこ」(2、3ページ)、僕の詩「蔵書群」(4、5ページ)、AUさんの詩「草」(6、7ページ)、こぐま星座さんのエッセイ「お茶漬けしませんか」(8ページ)、奥付け、というささやかな詩誌である。

 今日の午後に同人3名が、喫茶店に集まったのだけれども、その事は明日の記事にしたい。

2013年6月28日 (金)

風雨葬

 今月に入ってか、キッチンの窓辺に置く2鉢のミニ薔薇の葉が枯れあがって来た。

 鉢内の根詰まりと思われる。回復不能と判断し、庭の柊の根方に捨てた。自分を「セミ・グリーンフィンガー?」などと思った事があったが、とんでもない。

 赤花ミニ薔薇は2011年3月22日~2013年5月24日まで、黄花ミニ薔薇は2012年1月24日~2013年6月16日まで、このブログを飾ってくれた。

 僕は、植物にも心がある(しかし枯れるなどして死んでも、怨念をもたない)と思っている。

 そこで挽歌を1首。

風雨葬あるいは野晒し二株のミニ薔薇を樹の根方に捨てつ

 

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写真素材サイト「足成」より、大輪系の白薔薇1輪

僕はまだ育てたことがない。

2013年6月27日 (木)

香山リカ「あなたのココロはダイジョーブ!!」

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 香山リカさんのエッセイ集、「あなたのココロはダイジョーブ!!」を読みおえる。

 1997年・刊、ハヤカワ文庫NF。

 彼女は、1960年生まれ、精神科医、現在・立教大学教授、他。

 先の6月15日の記事(←リンクしてある)、「おかしくってもダイジョーブ!!」の末に書いたように、Amazonに注文し、先日に届き、読んだ本。

 「ダイジョーブ」のあとに「!!」だから良いので、「?」だったら不安を煽るだろう。

 1994年~1996年の事象を評しているが、内容は深くても、表現は軽く(自信の無い事を断定的に語るより良い)、1瞬立ち止って、考えながら立ち去るのが健全なのだろう。

 彼女自身も、「日頃、ふざけたことばかり書いている私が…」と書いている。彼女の本音は、「80年代サブカルチュア世代の残党であり続けたい」という所らしい。

 阪神淡路大震災、サリン事件の考察に、僕は改めて不安になったのだけれど(当時は短歌会に入会したばかりで、そちらに張り切っていた)。

 1996年6月の項の「本はどのように消えていくのか」で、既に(Windows95の時代です!)電子本の普及に言及している所は、さすがである。

2013年6月26日 (水)

古本3冊

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 先日、ショッピング・モール「ワッセ」へ行った時、書店「KaBoS ワッセ店」内にある古書店、「古書センター」に寄って、3冊を買った。

 上の写真の左は、山本有三の小説「無事の人」(新潮文庫、1983年・44刷)である。

 右の写真は、「写真集 三島由紀夫 '25~'70」(三島瑤子・藤田三男 編、新潮文庫、2000年・刊)である。

 この2冊は、1冊100円のワゴンセールで買った。

 左下の本は、加藤仁「定年後」(岩波新書、2007年4刷)である。

 定年後・本の定本である。僕は定年後3年めに入って働いているが、この本が目に入ったので買ったのだ。

2013年6月25日 (火)

アマリリスとアジサイ

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 軒下で、2鉢めの白八重のアマリリスが、2輪めの花を咲かせている。

 八重花は豪華だけれど、新品種を買って育てる気持ちが起きない。

 庭では、アジサイが咲いている。青とも赤ともつかない、花色である。

 昨年6月27日の記事「初夏の花4種」で予告したように、繁り過ぎた株の1部を、今年の春に刈り込んだ。

2013年6月24日 (月)

「コスモス」7月号

 歌誌「コスモス」2013年7月号を読みおえる。

 ただしいつものように、初めから「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」(「その二集」「あすなろ集」の特選欄)、「新・扇状地」など。

 Fりかさんの批評「展望 試される表現」も感慨深かった。

 僕がチェックを付けた1首は、「月集シリウス」のH瓔子さんの5首より、次の作品。

近ごろは笑ひ上戸となるわれよ泣き上戸よりむしろ危ふし

 危うい精神の機微を衝いている。

 このあとも、次号が届くまで、「その一集」から、読み続ける予定である。

Photo
写真素材サイト「足成」より、季節に合わせ、アジサイの1枚を。

近ごろはアジサイでも、この種類が流行のようである。

2013年6月23日 (日)

羽矢通子「青草の原」

Cimg7068 埼玉県・在住の歌人・羽矢通子さんの第2歌集「青草の原」を読みおえる。

 2007年、短歌新聞社・刊。

 彼女は「未来」会員、「葱」同人。

 第1歌集「羊の家」よりの、7年余りの作品を収める。

 戦争の経験があり、キリスト教に近く(歌集名は聖書より採られた)、反権力的な立場にいる。

 彼女が短歌の他にも、幾つか関わる事は、女性が解放される事の、困難さを示している。

 以下に7首を引く。


砥ぎ草の硬き木賊はすっぱりと伐られて山を出るときを待つ

病み重く君はメールを送りつぐ最期の手紙に「つよく死にたい」

ダイアナ妃を悼む花束鉄柵に溢れて蜂の羽音うるさし

毛繕いに余念なき猫かたわらにわが頸筋のしんしん痛む

歩み入る疎林の木陰足裏に関東ロームかすかに湿る

深海に目の光るとうメヒカリの胡麻ほどの目の硬い歯ざわり

冬の夜の道路計画説明に難民のごと集められたり

2013年6月22日 (土)

鈴江幸太郎「屋上泉」

 初音書房「鈴江幸太郎全歌集」(1981年・刊)より、6冊めの歌集「屋上泉」を読みおえる。

 原著は、1956年、林泉短歌会・刊。

 463首、「巻末記」を収める。

 先の5月21日の記事(←リンクしてある)、「雅歌」に続く歌集である。

 住友家先代家長(当時)伝記「住友春翠」の執筆・完成、また主宰する「林泉」の吟行、歌会など、繁忙でありながら充実していたらしい、約3年間の作品である。

 以下に7首を引く。

この白き石の佛のにほふ面(おもわ)あくがれ立つは人に障(さや)らず

勞はれと言ひ給ひしといふことも人傳なれば寂しきものを

苦しみの集る如き七月の曇りに左千夫先生死にき

花すぎて花莖垂れし擬寶珠(ぎぼうしゆ)の下より涌ける水にまた對く

破れたるソファーにふかく身を沈む立ちあがる氣力殘れりや否(いな)

朝に寄りゆふべに跼みかなしめば幼き合歡の芽は葉となりつ

青空のした架線ありて電流の鳴れるは雨の音よりわびし


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2013年6月20日 (木)

庭の花、軒下の花

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 庭で、夾竹桃が咲いている。今年6月12日の記事(←リンクしてある)の、白花キョウチクトウに続いて、左上が赤花、右上がピンク花(普通種)である。

 まだ黄花が咲いていない。

 軒下で、八重白花(赤みが強い)のアマリリスが咲いている。今年これまで、5月26日~6月16日(記事←リンクしてある)に4回にわたり、紹介して来た株とは、異なる株(同じ球根が増えて、分けたもの)の花である。莟は3つ上がった。

 前の株は職場の温室で冬を越したが、この株はわが家の内玄関で冬を越したので、生長・開花が遅れたようだ。

 右下の写真は、庭のガクアジサイの花である。去年の花は、去年6月27日の記事(←リンクしてある)「初夏の花4種」の内に紹介してある。

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