総合歌誌「歌壇」2013年8月号を読む。
特集は、敗戦日が8月にあるため、「戦中派の戦争詠とその記憶」である。
まず大辻隆弘による総論「含羞の世代」。続いて10氏による1首と散文(各氏1ページ)「戦時中の記憶」。
更に館主・窪島誠一郎と歌人・俳人による鼎談、「無言館を詠むーー短歌と俳句」が18ページに及ぶ。
また歌壇の大人・篠弘の連載「戦争と歌人たち」が第2回めである。
こうして文学のひと隅で、反戦が謳われ続けてゆく。
7月号の感想でも書いたが、かなりの増ページと思われ、作品・論とも、充実した歌誌である。
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