江國香織の小説、「がらくた」を読みおえる。
新潮文庫、2010年・発行。339ページ。
江國香織の本を読んだのは、去年6月25日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「つめたいよるに」以来である。
またこの本の購入は、2011年4月28日の記事(←リンクしてある)で紹介している。
この長編小説は、何組かの男女の感情と性を描いている。周囲を含めて、描写は緻密である。
パターンがあって、横柄な男と、従順な女ばかりである。
これらは「がらくた」であって、現実的な将来のない関係である。
ともかく童話から出発して、彼女がこのような描写力を得たことは、驚異である。
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