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2014年3月の30件の記事

2014年3月31日 (月)

白木蓮と連翹

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1昨日に撮った白木蓮の写真は、まだよく開いていないと、写真を消してしまった。

 昨日は1日中、雨降りだった。

 今朝は晴れて、白木蓮の花びらも傷んでいなかった。

 左下の写真は、連翹の花である。

 昨年春だったか、杭を打ってシュロ縄で囲い、高さをほぼ揃えたので、少し見栄えがする。写真的には、杭がいけないのだけれども。

2014年3月30日 (日)

白秋「水墨集」「海豹と雲」

 岩波文庫「北原白秋詩集」(下)」(2007年・刊)より、「水墨集」「海豹と雲」を読みおえる。いずれも抄出である。

 今月21日の記事、「畑の祭」に継ぐ。

 「水墨集」の序文にあたる「芸術の円光」で白秋は、「詩の香気と品位」「気韻」を主張している。

 また「海豹と雲」(1929年・刊)において、「蛍に」では蛍に、「月光の谿」では月に、「鋼鉄風景」では鋼鉄の構造物に、神を視ている。

 後記では「日本古神道の精神を此の近代に新に再造する」(孫引き)と述べるなど、かなり国粋的になっていたようである。

 最後の詩集「新頌」(1940年・刊)は、編者・安藤元雄の判断で、この文庫本詩集に収められていない。

A「フリー素材タウン」より、椿の1枚。

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2014年3月29日 (土)

「歌壇」4月号

Cimg7604 Amazonより取り寄せた、総合歌誌「歌壇」2014年4月号を、読みおえる。

 巻頭作品20首では、栗木京子「花蘇芳」に最も惹かれた。世代的なものだろうか。

 特集の「馬のうた・馬偏のうた」は、あまり読まなかった。僕は実物の馬を見たことがないし、競馬に賭けたこともない。

 現金なものである。馬に会いたい気持ちはあるけれども。

 中堅歌人と呼ぶのだろうか、「作品五十首」の掲載が続いていて、エネルギーを感じる。今号は、大塚寅彦「富嶽に問へど」である。

 ムーブメントの波を大きくする、力になるようだ。

2014年3月27日 (木)

「ハイネ全詩集 Ⅴ」

Cimg7601 全5冊の「ハイネ全詩集」より、最後の「Ⅴ 最後の詩集」を読みおえる。

 昨年11月29日の記事(←リンクしてある)で読了を報せた、「Ⅳ」に継ぐ。

 1973年、角川書店・刊。井上正蔵・個人完訳。 

 この本には、ハイネ(1797年~1856年)生前の「1853・4年詩集」と、「補遺」を収める。

 ハイネは死を前にして、敬虔なクリスチャンに回心したのでは、なかったようである。権力者や富裕層への反感は、持ち続けたけれども。

 これで「ハイネ全詩集」全5冊を読みおえた(「Ⅰ」の読了は、昨年6月9日の記事で報せた)けれども、「ハイネ散文作品集」全6冊+1冊が蔵書にある。少しずつ読み続けて、また報告したい。

ミニ薔薇と椿

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Imgp0449 1昨日に、あるホームセンターで、赤花のミニ薔薇を買った。これまでのように、何回も咲かせられるかは、わからない。

 キッチンの窓辺に置いてある。

 右上の写真は、やぶ椿の花である。挿し木で殖やした株(背丈がまだ低い)より。

 左下の写真は、椿の「大隅直」(おおすみのあたい、別名「さつま紅」)である。多過ぎるほど莟が付いた。

2014年3月26日 (水)

「アナクレオンテア」10編

 平凡社「世界名詩集大成 (1) 古代・中世編」(1960年・刊)より、「アナクレオンテア」10編(呉茂一・訳)を読みおえる。いずれも短詩である。

 3月14日の記事、テオクリトス「詩集(抄)」に続く。

 「アナクレオンテア」とは「アナクレオン風」(歌謡)という意味で、アナクレオンの真作はないとされる。前2世紀~後1世紀、2世紀~6世紀の作品とみられる。

 このような古詩を日本語訳で読める事は尊い。しかし歌謡風だからといって、音数律、俗語にこだわった点は、今となっては傷のように思える。

Photo「フリー素材タウン」より、水仙の1枚。

2014年3月25日 (火)

稲木信夫「詩人中野鈴子を追う」

Cimg7597 稲木信夫さんの評論集、「詩人中野鈴子を追う」を読みおえる。

 今月5日の記事、「届いた2冊」で、受け取った事を報せた本の、1冊である。

 2014年3月、コールサック社・刊。

 「詩人中野鈴子の生涯」、「すずこ記 詩人中野鈴子の青春」に続く、彼の3冊めの中野鈴子論である。

 中野鈴子(1906年~1958年)・研究をライフワークとして、その成果は上がっている。

 中野鈴子の苦しんだ生涯、稲木さんの苦労もわかるけれども、僕は方向性が違うので、この本の内容に、今ひとつ共感できない。

2014年3月24日 (月)

「コスモス」4月号

 結社歌誌「コスモス」2014年4月号を、いつもの所まで読みおえる。

 初めから「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。

 このあとも、読み続ける予定である。

 僕が付箋を貼ったのは、「COSMOS集」よりK・八栄子さんの、次の1首(112ページ)である。

寒風をものともせずに老い夫は地響きたてて田を起こしゆく。

 トラクターでの冬耕であろうか。さぞや頼もしく思えただろう。

Photo無料写真素材集サイト「足成」より、鴬の1枚。

2014年3月23日 (日)

詩誌「群青」合評会

 昨日、急遽話が決まって、今日の午後1時より、喫茶店「ユトリ珈琲」で、詩誌「群青」第29号の合評会が持たれた。

 集まったのは同人の、こぐま星座さん、AUさん、僕の3名である。合評を少しして、詩誌送呈先からの反響を語り合ったあと、詩にまつわる様々な話をした。

 昨年10月に頂いた「広部英一全詩集」の未刊詩篇も読みたいという話、全詩集に関わるエピソードも語られた。

 詩のストック(蓄え)が無いという人、古い作品に手を加えれば何とかなるという人、4編のストックがあるという人、様々である。

 話は尽きなかったが、用事のある同人もいて、2時半過ぎに散会した。

Photo「フリー素材タウン」より、紅梅の1枚。

2014年3月22日 (土)

詩誌「アリゼ」第159号

Cimg7595 兵庫県にお住まいのS・陽子さんが、同人詩誌「アリゼ」第159号を、送って下さった。

 今年1月23日の記事(←リンクしてある)で紹介した、同誌・第158号に続く。

 2014年2月・刊、57ページ。

 S・嘉代子さんの「月光」、S・いつおさんの作品、を初めとして、危機感、不安のある作品が多いようだ。時代の危機だろうか。

 この詩誌の中心人物(発行人の立場のようだ)、I・紘平氏が詩「祖国」、エッセイ「拉致事件について思うこと」では、(これまでも含めて)右傾化を強めているようだ。

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