« 「歌壇」4月号 | メイン | 白木蓮と連翹 »

2014年3月30日 (日)

白秋「水墨集」「海豹と雲」

 岩波文庫「北原白秋詩集」(下)」(2007年・刊)より、「水墨集」「海豹と雲」を読みおえる。いずれも抄出である。

 今月21日の記事、「畑の祭」に継ぐ。

 「水墨集」の序文にあたる「芸術の円光」で白秋は、「詩の香気と品位」「気韻」を主張している。

 また「海豹と雲」(1929年・刊)において、「蛍に」では蛍に、「月光の谿」では月に、「鋼鉄風景」では鋼鉄の構造物に、神を視ている。

 後記では「日本古神道の精神を此の近代に新に再造する」(孫引き)と述べるなど、かなり国粋的になっていたようである。

 最後の詩集「新頌」(1940年・刊)は、編者・安藤元雄の判断で、この文庫本詩集に収められていない。

A「フリー素材タウン」より、椿の1枚。

「海豹」(かいひょう)は、アザラシの事です。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/238785/32175457

白秋「水墨集」「海豹と雲」を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート