思潮社「広部英一全詩集」(2013年10月・刊)より、未刊詩集・編中の「『木の舟』以前」を読みおえる。
巻末の「解題」によると、原稿用紙に清書され、油紙の封筒に収められて、保管されていた。1部、詩誌等に既発表の作品もある。
モダニズム風の作品、生活詩風の作品もある。
広部さんが、第1詩集「木の舟」(1959年・刊)で、若くして亡くなった母親を恋う抒情詩人として出港したので、初期詩集として後に上梓しづらくなったのだろうか。
なお「解題」には、最初の小詩集「花塊」(1953年・刊)が資料として、全編を収められている。
「フリー素材タウン」より、桜の1枚。
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