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2014年7月の30件の記事

2014年7月19日 (土)

歌誌2冊

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 結社歌誌「コスモス」2014年8月号が、7月17日に届いた。

 今号には「第11回純黄賞発表」がある。

 また総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)8月号を、Amazonに7月15日に注文して、同じ日に届いた。

 特集は「短歌の空想の力」である。

 いずれも読んだなら、ここで報告したい。

2014年7月18日 (金)

小島ゆかり「泥と青葉」

Cimg7833     Amazonより取寄せた、小島ゆかりさんの第12歌集、「泥と青葉」を読みおえる。

 2014年3月、青磁社・刊。

 僕は「小島ゆかり作品集」と、その後の歌集すべてを(「純白光」を除く)読んで来た筈である。

 家族、震災・原発事故、他を詠って、大胆な表現がある。

 猫を飼っているせいもあってか、原発事故後に放置された牛、豚、鶏、犬等に低い視線から、語りかけるように詠っている作品もある。

 また象牙密猟のためのマルミミゾウ虐殺に憤る、10首連作もある。

 以下に6首を引く。

抜け出づる魂をつかみもどすごと手にまるごとの無花果を食む

岩鼻から飛びたるわれを夫は褒め子らは驚き母は嘆きぬ

春昼のここはどこなる 死を知らぬ者はすべてを知らぬ者なり

男にはわかるはずない憤懣をわかる男たまにゐて警戒す

猫としてわがかたはらにゐてくれるあなたはだれか青い夜の雪

あきらめの選択、白鳥にもありて三羽遊べり新緑の池

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2014年7月17日 (木)

「渡辺白泉全句集」より(1)

Cimg7827 「渡辺白泉全句集」を読み始め、「初出発表順句集」の昭和9年~昭和13年途中まで、読み進む。

 全句集は、2005年、沖積舎・刊。

 2011年9月28日付けの購入記事(←リンクしてある)がある。

 渡辺白泉(わたなべ・はくせん、1913年~1969年)は、1933年「馬酔木」に投句を始め、1934年、のちの新興俳句誌「句と評論」に投句を始める。

 のち新興俳句運動の若きリーダーとして、政治的前衛かつ芸術的前衛という、困難な道を進んだ。

 以下に初期より「風」時代の、5句を引く。

蝗賣早稲刈り了へて來しならむ

火蛾どもに街燈滅されてゐる

納涼茶番遠くゐて父と笑うたり

十月の夜釣のえものみな黒し

銃後と言ふ不思議な街を岡で見た

ミニ薔薇3輪

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Imgp0630 キッチンの窓辺で、鉢のミニ薔薇が3輪咲いた。

 7月14日の記事(←リンクしてある)「ミニ薔薇4輪」に続き、14回めの開花である。

 これで今期の莟9つが、すべて咲いた。

 心配した樹姿も、鉢よりはみ出してはいるが、そんなに枝垂れず、次期に進めそうである。

 これから生長成育期に入り、秋にはまた花を見せてくれるのを待とう。

2014年7月16日 (水)

詩誌「アリゼ」第160号、第161号

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 兵庫県にお住まいのS・陽子さんが、同人詩誌「アリゼ」(隔月刊)の第160号、第161号を送って下さった。(写真は、左が第160号、右が第161号である)。

 今年3月22日の記事(←リンクしてある)で紹介した、第159号に継ぐ。

 詩の他に、評論、エッセイにも力を入れている。

 詩の中に、発想、展開が僕の理解を超えている作品がある。

 危機より目指すのは、逃避的富裕か、破滅的開放か?ちょっと大げさか?

 第161号、T・和美さんの「行方」より、終連からの3行のみを引く。


ひとりでいてもふたりだったり

ふたりでいてもひとりだったり

ひとのこころのふしぎ

2014年7月15日 (火)

「あすなろ集」「その二集」

 今月2日の記事に続き、結社歌誌「コスモス」2014年7月号の、「あすなろ集」「その二集」を読みおえる。

 これで今号の、通常の掲載歌、全部を読みおえた事になる。

 付箋を貼ってピックアップする事をしなかった。

 語る事への怖れ、書く事の怯えはあるけれど、読む事に倦む時はない(目の疲れの場合などを除く)なあと、自分を思う。

 そこで拙作を1首。

語り部にあらず書き部にあらずして精根尽し読み部にあらむ

                            (未発表)

Photo「フリー素材タウン」より、向日葵の1枚。

2014年7月14日 (月)

ミニ薔薇4輪

Imgp0620

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 キッチンの窓辺で、4輪のミニ薔薇が咲いた。

 7月10日の記事に続き、13回めの開花である。

 初めに比べて、花容はずいぶん衰えてしまった。

 それに枝の徒長の問題もある。

2014年7月13日 (日)

村上春樹「約束された場所で」

Cimg7811 村上春樹のインタビュー集に対談を添えた、「約束された場所で」を読みおえる。

 文春文庫、2001年・刊。

 7月6日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「アンダーグラウンド」に継ぐ本である。

 「アンダーグラウンド」で被害者に対する時、今回のオウム真理教信者・元信者にインタビューする時、セラピスト・河合隼雄と対談する時、「まえがき」「あとがき」で独白する時、オウム真理教に対する姿勢が、それぞれ違うように見受けられる。

 彼は国際的作家であり、慎重になるのもわかり、そして「オウム擁護者」というレッテルを貼られる事なく、事件の1部を白日に曝した。

 この2冊を読んだあとも僕は、イメージを大きく変えずに、彼の小説を読んで行くだろう。

2014年7月12日 (土)

小泉今日子のCD2枚

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 先日、BOOKOFFで小泉今日子の中古CDを2枚、買った。「ファンタジエン(1987年)」と「バラッド クラシックス Ⅱ(1989年)」である。

 彼女はアイドル歌手として、山口百恵や中森明菜ほどの人気は、なかったように思う。shoutではなく、cryが少なかったと、個人的には考える。

 ただしその後、テレビドラマ、映画に多数出演し、女優として多くの賞を得ている。

 彼女の人柄の故だろう。僕は「踊る大捜査線」での演技を観て、彼女を見直した。

 また「アイドルその後」の優れたケースだろう。

2014年7月11日 (金)

「群青の会」会合

Imgp0618 詩誌「群青」の発行母体「群青の会」メンバー、AUさん、こぐま星座さん、僕の3人が、今日午後2時、喫茶店「ユトリ珈琲店」に集まった。

 7月9日の記事で紹介した、「群青」合本を、二人に渡した。

 また「群青」30号を送らせて頂いた、反響を話し合った。

 「群青」の30号記念、10周年祝いの話は、あまり出なかった。

 3人とも、かき氷を頼んだ(近頃は、「氷水」と言わないようで)。

 3時半近くに、散会した。

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