リチャード・モリス「宇宙の運命」
リチャード・モリス「宇宙の運命」を読みおえる。副題は「新しい宇宙論」。
講談社ブルーバックス、1991年16刷。
今年7月8日の記事「ホーキング、宇宙を語る」、7月28日の記事「ホーキングの最新宇宙論」につながる読書である。
宇宙は開いているか閉じているか、膨張する宇宙、ビッグバン、ブラックホール、星(銀河)の運命、異星の生命の可能性、等の問題について、提唱者、実験確認者の名前を挙げて論述されている。
物理学は数学をその言語としており、「ゲーデルの証明」によって、ある数学系が矛盾する定理を導く場合がある事、真ではあるが真である事の証明できない命題がなければならない事が示されており、物理学にも限界があるのではないかと、著者は述べている。
僕の読む宇宙論解説書は古いので、僕の取り付ける新しい本を、読んでみたい。
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