写真集「日本の原始美術」(全10巻)より、第4巻「須恵器」を見おえる。
講談社、1979年・刊。函、帯。
須恵器の語に馴染みがない(知らなかったのではない)のだが、辞書に拠ると「古墳時代中・後期から奈良・平安時代に作られた、朝鮮半島系技術による素焼きの土器」である。
良質粘土で、ロクロを用いて成形し、穴窯で焼いた。
カラー写真91枚、解説35ページ。
生活用の様々な器は簡素となり、葬礼・祭祀用の器は、装飾が多く奇異な形のものもある。
宮殿・官衙(かんが)・寺院の消費が多く、各地で生産・供給が行われたとされる。
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