詩誌「ココア共和国」vol.16
仙台市にお住まいの詩人・秋亜綺羅さんが、季刊個人誌「ココア共和国」vol.16を送って下さった。
2014年11月、あきは書館・発行。
同誌・vol15は、今年5月8日の記事(←リンクしてある)で紹介した。
その間に詩集「ひよこの空想力飛行ゲーム」の出版と、それによる「丸山豊記念現代詩賞」の受賞が挟まる。
vol.16でも多くの詩人の詩を招待しているが、冒頭だけで後は読まなかった作品がある。
(その良さが)自分に判らない詩を、理解しようと苦しんでまで、読むことはない、と最近の僕は思っているからである。
高階杞一(たかしな・きいち)さんの「雨になる日」は、彼がほぼ同世代のせいか、親しみやすい。リアルな語り(内容はフィクションかも知れない)で、無理して(?)顔文字を入れたりしている。
秋亜綺羅さんは、高階さんと同年生まれである。「時刻表にないバス」は、現代風俗を、ユーモラスなレトリックをもって語っている。
彼の「寺山修司論まで時速四キロ①」は、彼が詩と寺山に出会ったことから、寺山修司・三島由紀夫の対論をメインに、論を始めている。今後を期待する。
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