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2014年12月の29件の記事

2014年12月31日 (水)

「100冊会」

 僕はこのブログで、「人気ブログランキング」、「日本ブログ村」の、2つのランキングサイトに参加している。

 その内「日本ブログ村」には、カテゴリ「読書日記」(90%)、「自己流ガーデニング」(10%)で参加している。

 「日本ブログ村」には、ランキングだけでなく、村民だけが参加できるサービスが色々とある。

 その1つに、記事ごとに参加できる「トラックバック・コミュニティ」(通称・トラコミュ)があり、僕も「詩歌」「ビジュアル本」など、10のトラコミュに登録してある。

 その中の1つに「100冊会」があり、「1年間で本を100冊以上読むことを目標としている」トラコミュであり、僕も本を読了するたびにトラックバックしてきた。

 また毎月末に、ブログのカテゴリの「読んだ本」で篩にかけて、読了した本の冊数をメモして来た。「100冊会」へのトラックバック数とは、若干の出入りがあるかも知れないが、以下に示す。

 1月19冊、2月17冊、3月18冊、4月18冊、5月22冊、6月18冊、7月16冊、8月17冊、9月17冊、10月21冊、11月17冊、12月10冊。

 合計で210冊であり、「100冊会」の目標を上回った。

 なお去年2013年の本の読了数は、調べた所、188冊だった。

Pixabaybフリー素材サイト「Pixabay」よりの1枚。

皆様、佳いお年をお迎えください。

2014年12月30日 (火)

「定本 竹山広全歌集」

Cimg8176 Amazonに注文した、「定本 竹山広全歌集」が届いた。総合歌誌「歌壇」2015年1月号に紹介されていた。

 2014年8月、ながらみ書房・刊。

 帯、箱、栞・付き。

 生涯の10歌集に、略年譜、初句索引、等を付す。545ページ。

 2001年、6冊の歌集を収めた、生前版・全歌集が刊行され、斎藤茂吉短歌文学賞、未刊を収めた歌集「射禱」により詩歌文学館賞、迢空賞、と受賞が重なり、評判が高かった頃、僕はその本を買えなかった。

 今回、その後の4歌集(遺歌集を含む)を足した、定本・全歌集が刊行されたと知り、さっそく購入した。

2014年12月29日 (月)

「月集スバル」読了

 結社歌誌「コスモス」2015年1月号より、初めの「月集スバル」欄を読みおえる。

 事情により「あすなろ集」「その二集」(特選欄の「COSMOS集」を除く)より読み始め、初めに戻ったので、読了報告も変則的になった。

 「月集スバル」は、選者、選者経験者の方の欄で、無選5首が載る。

 発行人の宮英子さんが5首を載せ、「歌壇」1月号の巻頭「目覚めのころ」8首と共に喜ばしい。「コスモス」2014年12月号には、2首のみ載せていた。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。神奈川県のM・信輝さんの作品。

本物の<わたし>と「翠玉白菜」といづれうつくし 白菜が問ふ

 そんな事を問われても困る。少しなまめかしい1首。

Pixabayフリー素材サイト「Pixabay」よりの1枚。

2014年12月28日 (日)

届いた2冊

Cimg8163

Cimg8169 


 詩人・稲木信夫さん(「福井詩人会議・水脈」代表、「福井県詩人懇話会」顧問)が、詩集「溶けていく闇」を送って下さった。少年時の福井空襲体験などを、作品化しているようだ。

 またAmazonより、永田和宏「現代秀歌」(岩波新書)が届いた。どこかの評で、褒められていたので、買いたくなった本である。100人100首の中に、何首かずつを添えて、解説しているようである。

 共に近い内に、読みたい本である。

続きを読む »

2014年12月27日 (土)

「歌壇」1月号

Cimg8173 先の12月18日に、Amazonより届いた総合歌誌、「歌壇」2015年1月号を読みおえる。

 新春巻頭作品では、岡井隆の「オフィチウムを聴きながら」が、期待程ではなかった。いろいろな歌誌から、新春号という事で、注文があったのだろうか。

 馬場あき子さんも、作品ではなく、俳人・宇多喜代子さんとの対談である。「詩歌のゆくえ――どこへ行く短歌と俳句」と題する。その世代の方としての、危機感がある。僕は若い世代と中間くらい(年齢的には、二人に少し近い)だろうか。

 永田和宏の、1日1首以上、日付のある歌の連載「某月某日」も始まり、期待される。

2014年12月26日 (金)

「その二集」読了

 今月17日に届いた、結社歌誌「コスモス」2015年1月号より、昨日の「あすなろ集」に続き、「その二集」を読みおえる。

 初めにある「月集」2つ、「その一集」のクラスを読んでいないが、ある必要のため。

 「その二集」「あすなろ集」に、長く在籍して、昇級できないでいると、その鬱屈は相当のものと思う。

 ただし、ある先輩歌人は、「少し勉強すれば昇級できる」と述べていた。総合歌誌、歌集(「コスモス」以外の歌人を含めて)を読んで、好きな歌人を見つけるのも良いだろう。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。茨城県のM・正城さんの4首より。

田の中の真直ぐに伸びる農道が彼方の村へ我をいざなう

 真直ぐに伸びる農道は、農業に活力のあった頃、耕地整理を行った、その後のものだろう。耕地整理を覚えている世代も、少なくなったか。

Wallclock435951_640フリー素材サイト「Pixabay」より、振り子時計の1枚。

2014年12月25日 (木)

「あすなろ集」読了

 結社歌誌「コスモス」2015年1月号の、「あすなろ集」を読みおえる。

 ふだんなら初めより読み進むが、今回は初めの「月集」「その一集」を読みおえていない。

 「あすなろ集」「その二集」を、早く読む必要があったのだ。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。広島県のT・武子さんのユニークな3首より。

わが意には添はざることと思ひつつしばらく聞いてみようしばらく

 もしやして、トラブルの止揚されて、妥協でない解決策が生まれるかと、少しでも望みを持つ人生経験がある。

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2014年12月24日 (水)

岡本かの子「老妓抄」

 Google Play ブックスより「青空文庫」発で、岡本かの子の小説「老妓抄」を、タブレットにダウンロードし、読みおえた。

 同様にして最近に読みおえた彼女の小説は、12月4日の記事で紹介した、「鶴は病みき」がある。

 この「老妓抄」は、老妓の小そのが、電気職人の青年、柚木のパトロンになって、彼の発明を応援しようとする。しかし柚木はやがて発明の夢を失い、小そのの養女、みち子にも親しくなりかけて止める。やがて彼は、小家出を繰り返すようになる。小そのは青年に、自分とは違った真摯な生き方をさせたかったのである。彼女は、青年が戻らなくなる事を怖れている、という所で話は終わる。

 老妓の気まぐれな保護も、青年の被保護生活もうまく行かないという、世間の隅にありそうな話である。

 こうして、岡本かの子の小説何編かを、無料で読める事は嬉しい。

Tablet431647_640フリー素材サイト「Pixabay」より、タブレットの1枚。

2014年12月23日 (火)

斎藤史「ひたくれなゐ」

 大和書房「斎藤史全歌集」(1998年・5刷)より、第8歌集「ひたくれなゐ」を読みおえる。

 第7歌集「風に燃す」は、今月7日の記事(←リンクしてある)で紹介した。

 原著は、1976年、不識書院・刊。翌年、同歌集により、第11回「迢空賞」受賞。

 1967年~1975年の、715首を収める。

 1968年には老母が両眼失明し、1973年には夫が脳血栓で倒れ、個人的には苦労の多い時期だったと思われる。歌風は華やかさを増すけれども。

 以下に7首を引く。

望み断ち人去りゆきし開拓地の道消して降る雪片無限

鈴振るは鈴の音きよく聞かむため魂のめざむるよりけざやかに

埴輪の眼ふたつ穴なしてわらへども母の見えざる眼は笑はざり

全身に傷ちりばめて雉落ちぬ花火のごとき散弾のなか

みづからに科せし流刑(るけい)と下思ふこの寒冷の地にながらへて

流民のまぶた閉づれば残像の過ぎし山河も永遠(とは)なる異郷

侵しくる死の影やらひ鬼やらひ打つ豆つぶて病廊に散る

 注:1部、旧漢字を新漢字に、替えた所があります。

Bフリー素材サイト「足成」より、ポインセチアの1枚。

2014年12月22日 (月)

映画「草食系男子の落とし方」

 Yahoo!のGyaO!で、映画を観た。

 テッド・スミス監督、「草食系男子の落とし方」、2009年、1時間32分52秒。

 1988年に学校を卒業し、作家となったヘンリー・マッカーシーが、母校の卒業式で講演を頼まれ、帰郷する。学生時代に片思いした、スカーレット(元夫と別居)に連絡を取り、相思になるが、結局別れてしまう、というストーリーだ。同級生で地元に残ったゲイ、警察官らの役が盛り立てる。

 僕は何も、この映画を観たかった訳ではない。Tポイントが500余り溜り、期限の迫ったものもあったので、無効になる前に使いたかったのだ。

 この映画は無料で、結局、「捨てられた犬や猫を救おう募金」に、500ポイントを寄付した。

Photo_4ダウンロード・フォト集より、雪景色の1枚。

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