「雪沼とその周辺」ほか
先日、夏休みの最後の一日が取れたので、郊外の大型書店(田舎ではマイカーが必須なので、大きな駐車場をとれる郊外に大型店が建つ)に行き、文庫本を2冊買った。1冊は、おおまつさんがそのブログ「something like that」で取上げていた、連作短篇集の堀江敏幸「雪沼とその周辺」である。川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞を受賞しており、それらの賞の名前に、僕は芥川賞、直木賞の名前よりも弱い。その日のうちに読みおえた。この手の「泣ける」人情噺に癒しを得ている人が多いらしい。異様というか、痛ましい時代である。
もう1冊は俵万智「トリアングル」(中公文庫)である。歌物語が本格的に復活してほしい。
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