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2016年1月の28件の記事

2016年1月31日 (日)

Kindle版「立原道造詩集」3読

 1昨日の記事にアップした通り、AmazonのKindle版「立原道造詩集」を、タブレットで3読しおえた。

 同・再読は、昨年11月15日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 出来るだけ引用を多くしたい。「みまかれる美しきひとに」より第3連「こよひ湧くこの悲哀に灯を入れて/うちしほれた乏しい薔薇をささげ あなたのために/傷ついた月のひかりといつしよに これは僕の通夜だ」。「草に寝て」の最終行「希望と夢と 小鳥と花と 私たちの友だちだつた」。「初冬」より「けふ 私のなかで/ひとつの意志が死に絶えた…//…やがてすべては諦めといふ絵のなかで/私を拒み 私の魂はひびわれるであらう//…」。

 彼の恋は不器用だった。最後に純粋で献身的な恋人を得たけれども、結核病のため24歳で没した。

 彼は花や雲や川や恋人をうたっただけでなく、時代に抵抗しつつはかなく敗れていく、若者の心情をうたった。

Photoダウンロード写真集「フォト満タン」より、雪景色の1枚。

2016年1月30日 (土)

同人詩誌「群青」合本

Cimg8708 同人詩誌「群青」同人のAUさんが、31号で抜け、残った相棒のこぐま星座さんより年賀状で「『群青』での活動をしばらく休みたい」と申し出があり、2015年11月・刊の第34号で終刊し、母体の「群青の会」も解散する事にした。

 最後はこぐま星座さんが詩人らしく、きれいに纏めてくれた。

 第31号~第34号の合本を2部、宮本印刷で作成してもらい(無料で)、1部をこぐま星座さんに郵送した。(表題は家のテーププリンターで)。

 直近の同誌・第21号~第30号の合本は、2014年7月9日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 2004年10月に創刊号を発行し、通巻して僕とこぐま星座さんと女性3人が同人となったが、女性詩人が続かない欠点があった。

 詩才あるこぐま星座さんに、発表の場を、という意向で創刊した詩誌なので、先述の事態となり、潔く終刊・解散を決めた。

 11年余に関わってくださった方々に、感謝の意を表する。

2016年1月29日 (金)

喫茶店にて、タブレットより

 喫茶店「ユトリ珈琲店」に来て、ユトリブレンドコーヒーを飲みながら、一服しています。

 スマホで見るツイッターに、新しい記事はほとんどなく、タブレットを取り出しました。

 kindle版「立原道造詩集」の3読めをおえました。内容は、近いうちにここでアップします。

 これはタブレットより投稿する、初めての記事です。

 字のフォントと大きさを、変更し忘れました。すみません。

 帰宅してパソコンより、字のフォントと大きさを変更しました。とても勉強になります。

2016年1月28日 (木)

「歌壇」2月号・読了

Cimg8687 総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2016年2月号を、ほぼ読みおえる。ただし散文では、読まなかった部分も多い。

 本誌の購入は、今月20日の記事(←リンクしてある)、「歌誌2冊」にアップした。

 栗木京子さんの「日本の橋」20首は、10首めまで安保法反対(デモに参加)を詠んでいる。そのあとは少し白けたようだ。歌壇トップグループでは、しんがり戦だったかも知れない。

 また第27回歌壇賞は、飯田彩之さんの「微笑みに似る」30首が受賞した。

 このような才能を読むと、自分の能力に絶望はしないが、落胆する。

 候補作品の、ユキノ進さん「サンバを踊る三羽の鳥」は、優しい心が苛酷な仕事で、傷つくさまを描いているようで、痛切である。

 僕はあまり仕事を詠めなかった。客観視する余裕がなかったのだろう。

2016年1月27日 (水)

歌誌「コスモス」2月号「その一集」特選欄・読了

 結社歌誌「コスモス」2016年2月号の、「その一集」特選欄を読了する。

 同誌の「月集」読了は、今月23日の記事(←リンクしてあり、クリックすれば表示する)にアップした。

 「その一集」特選欄は、選者9名×特選5名×各5首の掲載である。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。S・弥代枝さんの5首より。

戦争は目に見えるけど放射能は見えないと言ふチェルノブイリ被曝者

 目に見えないサイバー戦争もあり得るし、資産凍結・禁輸などの経済制裁という戦い方もある。歌を批判するのでなく、戦争も原発事故災害も、怖い嫌なものだ、という事である。

Photoダウンロード写真集「フォト満タン」より、雪景色の1枚。

2016年1月26日 (火)

「スペイン・ポルトガル博物館」

Cimg8703 講談社「世界の博物館」全23巻より、第18巻「スペイン・ポルトガル博物館」(1989年4刷)を見おえる。

 この前の「レオナルド・ダビンチ博物館」は、今月3日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 本巻は、180ページ、写真388枚(モノクロ、カラーを交え)。

 主にスペイン国立考古学博物館と、ポルトガル国立古代美術博物館の展示品が紹介されている。

 陶器や金・宝石をちりばめた宝飾品を見ると、あまり愉しくない。古代人・王侯・教会の家具・調度品・コレクションなどが集められているが、その文明が滅び、あるいは品物の維持が困難になり、博物館に収集されたのだろう。

 権力の横暴と、その衰亡を表わしているからである。

 「ローマのガラス」の章の「縞瑪瑙の碗」がそのはかなさによって、「アルハンブラ宮殿」の章がギター曲「アルハンブラの思い出」の記憶によって、美しいと僕を惹く。

2016年1月25日 (月)

鈴木真砂女「生簀籠」

 角川書店「現代俳句大系」第10巻(1972年・刊)より、9番目の句集、鈴木真砂女「生簀籠」を読みおえる。

 今月13日の記事(←リンクしてある)、平畑静塔「月下の俘虜」に継ぐ。

 原著は、1955年、春燈社・刊。久保田万太郎の序句、168句、大場白水郎の跋文、後書を収める。

 鈴木真砂女(すずき・まさじょ、1906年~2003年)は、旅館の女将を経て、小料理屋「卯波」を経営。戦後、久保田万太郎の「春燈」に入り、主宰の没後の交替にも、同誌に拠った。

 戦後の句ばかりとはいえ、戦前から俳句を学んだ臭みはある。

 僕は詳しくは知らないが、彼女のアマチュアリズムが句を救っている。

 以下に5句を引く。

初凪やものゝこほらぬ国に住み

病人に鰈煮てをり春の雨

そむきたる子の行末や更衣

小づくりは母親ゆづり秋袷

波先のすぐそこにあり冬の菊

Photoダウンロード写真集「フォト満タン」より、雪景色の1枚。

2016年1月24日 (日)

年刊句集「福井県」第44集(3)

 昨年7月5日の記事(←リンクしてある)の後も、年刊句集「福井県」第44集(2006年2月・刊)を少しずつ読んで来た。

 今回の区切りは、全325ページ(句集分のみ)の、117ページ~135ページである。19ページ(1ページ2段、2名)の38名、380句(1人10句)を読んだ事になる。

 言い訳すれば、読み進みの遅いのは、現在とは自然災害・異常気象・失われた20年からの脱出(?)等、文学の感覚が異なるからだ。機会詠の多い俳歌に特に。

 しばらくしたら、同集の第54集(平成27年版)が発行される。福井県俳句作家協会の事務局に伝手があるので、是非、入手して読みたい。

 今回に付箋を貼ったのは、次の1句。M・紀子さんの「蹴上疎水」10句より。

春一番 夢持つ仲間と動き出す

 悲苦の多い中で、春とともに、仲間と活動を進めよう、という夢ある1句である。

Photo「フリー素材タウン」より、水仙の1枚。

2016年1月23日 (土)

歌誌「コスモス」2月号「月集」読了

 結社歌誌「コスモス」2016年2月号の、初めの「月集」3集を読みおえる。

 「月集特別作品」、「月集スバル」、「月集シリウス」の3集である。

 「月集」3集は、24ページを占め、次の「その一集」は1集で67ページを占める。

 「月集」がいかに難関であり、ハイレベルか、わかるだろう。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。「月集シリウス」のM・小夜子さんの5首より。

わがめぐりアパートが建ち医院来てスーパー出来て雉子ゐなくなる

 4句までは、地域にとっては発展だろうが、自然が失せるのは淋しい。3句以下、主語を表わす助詞の欠けている事は、作者の苛立ちを表わすようだ。

Photo「フリー素材タウン」より、水仙の1枚。

2016年1月22日 (金)

PC バックアップ

Cimg8692 今年1月4日に、Amazonへ32GBのUSBメモリを注文し(記録あり)、2、3日あとに届いたと記憶する。

 某社の台湾製で、1,152円(+19ポイント)だった。

 昨日になって、予定のPCバックアップをした。OSはWindows7。ただし購入・設定の後に付加したもののみである。

 ある本に、簡単なバックアップは、ドラッグ・アンド・ドロップで出来る、とあったのでその方法で試みてみた。

 USBメモリに、バックアップのフォルダを作り、Ownerを共に開き、順にドラッグ・アンド・ドロップした。

  1. マイ・ピクチュア(主に壁紙写真。花や会合の写真は、CDかクラウドに入れてある)。
  2. マイ・ドキュメント(原稿類・他。原稿は個別に8GBくらいのUSBメモリにも入れて、順次追加している)。
  3. オープンオフィス(昔、オープンオフィスで作成した文書が、お蔵入りUSBメモリにあるので)。
  4. お気に入り(ネットサイトのお気に入りも、Owner内のフォルダより移せるようだ。保存できないものは、除いて)。
  5. ダウンロード(以前に買った風景写真集は、CDにコピーしてあり、要らないのだが削除できないので、それ等を除く幾つかのみ)。

 結果は、これまで(CDやBDへ)より、うまく行ったようだ。

 小さい紙切れにボールペンで内容を(今回はバックアップの年月日)書き、セロテープでメモリの胴に貼ると、紛れない。数年前から10本程のメモリを、同様に区別して、プラスチックのクリアボックスに入れて、使用を続けている。

 このUSBメモリの評価コメントに「フォーマットできなかった」「フォーマットにとても時間が掛かった」「とても熱くなった」等とあり、ビビリ気味だった。しかしすぐに操作に入れたし、過熱もしなかった。

 その人たちは、不良品が中ったか、酷使したのだろうか。

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