今月14日の記事で紹介した、坂口安吾「肝臓先生」に続き、Google Playブックスより「青空文庫」経由で、萩原朔太郎の小品「猫町」を無料で買い、読みおえた。
著者は「散文詩風な小説」と冒頭に掲げている。
13日の記事で紹介したマニュアルに依って、文面(文字の大きさ等)を拡大して読んだ。薄いグレーの紙面に、黒の文字で、疲れる事なく読み進められた。
14日の記事では本の選択を、「おすすめの本より選ぶしかない」と書き、基本的にはそうである。
ただし本の購入時(無料を含む)に、「類似のアイテム」というバナーが出て、クリックすると同作家、同ジャンル(例えば、詩集)の作品が示されるので、それより購入できる。検索ではないので、もどかしいけれども。
内容は、短いものなので読んでもらう事にして(岩波文庫に「猫町 他十七編」がある)、現在の作家、村上春樹がこれより、アイデアを借りているらしい。
「1Q84」の中で、天吾が病院の父に会いに列車で行く時、「猫の町」という短編小説を読んでいる。内容は違うけれども、猫だけの町、というアイデアは借りたのだろうか。
かつての同人詩誌「螺旋」を合本製本してもらうため、先月7月24日に「宮本印刷」へ伺い、今月12日に受け取った。料金は僅かなものだった。
僕は「宮本印刷」で同人歌誌「棧橋」(今年6月1日・記事)、同人詩誌「群青」第21号~第30号(今年7月9日・記事)を合本製本してもらっている。
以前には「群青」のそれまでの号や、「F県詩人懇話会会報」も同様にしてもらった。
詩誌「螺旋」は、思っていたより欠号が多く(県立図書館へ寄贈した関わりもある筈だ)、第9号(1980年7月・刊)、第14号~第18号、第20号~第60号(1996年3月・刊、冬眠に入る)の47冊がある。
表題は印刷してもらえないので、手元のテーププリンターでラベルを作り始めたが、テープがなくなり、Amazonへ注文してテープを取り寄せた。
合本製本すると、冊子の散逸がなくなり、作品を調べやすい。
写真は、初めの巻と、しまいの巻の、表紙である。
編集役をしている同人詩誌「群青」第30号が出来上がったので、6月17日(火曜日)に「宮本印刷」へ行き、100部を受け取った。
消費税増税分だけ代金が高くなっていた。
6月20日(金曜日)に、同人3人が喫茶店に集まって、詩誌・同人費の受け渡しをした。
今日23日(月曜日)の午後、担当分の57通を封入し、郵便局より発送した。
詩は、こぐま星座さん「ブレークダンスの猫」、僕のソネット「頻脈」、AUさんの「ロード」、3編。エッセイは、こぐま星座さんの「はたして君はただのエロおやじなのか?」(1ページ)。
30号記念であり、年3回発行の10周年記念だが、対外的な催しは持たない。例によって合本を作るので、出来上がったら内輪3人で、ささやかに祝おうと話し合っている。
近頃、2冊の本が届いた。
1冊は、稲木信夫さん(「福井県詩人懇話会」元・事務局長、「福井詩人会議・水脈」代表)の評論集「詩人中野鈴子を追う」である。
彼の中野鈴子論の著作も、3冊めとなる。2014年3月、コールサック社・刊。
もう1冊は、村上春樹へのインタビュー集、「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」(2012年、文春文庫)である。Amazonより、新本を取り寄せた。
僕はすでに、2010年10月18日の記事(←リンクしてある)で、単行本を紹介している。彼の本の読解だけでなく、創作にも役立つかと、文庫本を(単行本は処分したので)買った。
時どきページを繰って、頼りにしたい。彼は既に、これらの境地から出ているかも知れないが。
国立国会図書館では、著作権の切れた著作等、また古典書籍・書画を、写真版でデジタル化し、公開している。
「近代デジタルライブラリー」のアドレスは、下記の通りである。
「国立国会図書館デジタル化資料」のアドレスは、以下の通りである。
それぞれ色いろな検索機能を備えている。
古典書籍・書画は公立館のホームページで、著作権の切れた著作は上記や「青空文庫」で、無料で観たり読んだりできる。
また新刊書は、電子書籍で読めるものがある。純文学の著作は、まだ少ないようだけれども。
季節に合わせて。
先の3月5日(僕の指定休日である火曜日)に、ショッピングモール「パワーセンター ワッセ」内の書店「Super KaBoSワッセ店」にて、2冊+10冊を買った。
まず、「週刊アスキー」3/12号。タブレット等に関心がある(買いたい訳ではない。使い方もわからない)が、先日「日経PC21」の記事がわからず、打ちのめされたため。
「できるExcel データベース 2010」は、同じ本の「2002~2007対応版」を参照していたのだが、僕の「蔵書データベース」に使っているのがExcel2010なので、補正された所もあるだろう、との心配からである。
同店内の古書店「古書センター」で、橋本治「窯変 源氏物語」10冊(中公文庫、初巻・1995年・刊)を買った。「歌壇」3月号を買った2月19日に、目に止まっていた。
値段もそれなりに廉価だ。
橋本治による日本古典の現代語訳は、「桃尻語訳 枕草子」をチラ読みして以来、ある程度信用している。平家物語は、原文で通読しているので、彼の訳は読みたくない。
「源氏物語」は原文3種、現代語訳は数種、所有しているが、どれを読み始めるかはわからない。
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