カテゴリ「文学」の25件の記事 Feed

2016年1月 4日 (月)

同人誌「青磁」第35号

Cimg8673 昨年末、県内に在住の詩人・作家であるS・道明さんより、同人誌「青磁」第35号を頂いた。

 2015年12月、青磁の会・刊。

 S・道明さんには、僕が編集役の2人詩誌「群青」を毎号、送らせてもらっているので、年末にそのお返しだろうか。

 ただし僕の根気も衰えて読書は、詩歌句、短編小説集までがせいぜいである。

 重厚な小説と評論を集めた「青磁」を読む自信がない。

 それで目次の主な所を挙げて、謝礼の意を表する。

 K・嘉城「波紋」(小説)。H・二三枝「藤の花房」(評論)。M・正道「旅の空から」(小説)。S・道明「続杉堂通信」(小説)。

 総100ページ。

2015年5月14日 (木)

1誌と1冊

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 先日、居間にM・幸雄さん主宰の中国学・総誌「星海(せいかい)」第9号を見つけた。失念していて失礼した。

 彼がカルチャーセンターで、中国文学系の4つの講座で教えているので、その生徒さんの文章が多くを占める。他に日中友好交流の記事、「鯖江詩の会」の「野の花文化賞」受賞の記事(カラー写真3枚を含む)、彼の新著「鯖江の漢詩集の研究」の紹介、他を収める。

 また書店「KaBoSワッセ店」へ行った時、宝島社「Windows7 なんでも解決 大事典 完全版」を買った。

 Windows7の本は、2冊を持っているが、この本には新しい情報もあるようだ。

2015年2月 1日 (日)

川村信治「音信」18号

Cimg8223 県内の詩人・川村信治さんより、個人誌「音信」18号と、詩集「百年の旅」を頂いた。

 今日は「音信」18号を紹介する。

 イギリス人アーサー・ランサムの自伝からの引用が多くを占めている。

 彼は初め、新聞社の通信員等として、ロシアのボリシェヴィキ革命の取材を繰り返した。

 彼の才覚と幸運に拠って、革命の中心部に関わる事が出来た。

 しかし今、レーニン、トロッキー、スターリン等の活動を読んでも、古民話を聴くようだ。

 のちに彼は、「ツバメ号とアマゾン号」のシリーズを12冊書いた。幸福な後半生だったようだ。

2015年1月22日 (木)

小鍛治徳夫「サルトルおっぱい」

Cimg8205 詩の友人(と勝手に僕が思っている)小鍛治徳夫さんから、詩集「サルトルおっぱい」を贈られた。

 「なんなはん」「夜の食(お)す国」に継ぐ、第3詩集である。

 2014年11月、日野川図書・刊。

 歴史と現在を重ね合わせ、方言を交えて描く、「小次郎の里」「スマホの橋本クン」がユニークである。

 仕事・家庭を含む、現実への不満と、愛着を描いた詩編には、切実さがある。

 妻恋の「サルトルおっぱい」、「タイムマシンは汲み取り式」、「今朝はごめんね」には、熱い思いが込められる。

 「発注日」に見られる、生けるものへの優しい慈しみが、彼の変らぬ本質だろう。

2014年9月18日 (木)

萩原朔太郎「猫町」

 今月14日の記事で紹介した、坂口安吾「肝臓先生」に続き、Google Playブックスより「青空文庫」経由で、萩原朔太郎の小品「猫町」を無料で買い、読みおえた。

 著者は「散文詩風な小説」と冒頭に掲げている。

 13日の記事で紹介したマニュアルに依って、文面(文字の大きさ等)を拡大して読んだ。薄いグレーの紙面に、黒の文字で、疲れる事なく読み進められた。

 14日の記事では本の選択を、「おすすめの本より選ぶしかない」と書き、基本的にはそうである。

 ただし本の購入時(無料を含む)に、「類似のアイテム」というバナーが出て、クリックすると同作家、同ジャンル(例えば、詩集)の作品が示されるので、それより購入できる。検索ではないので、もどかしいけれども。

 内容は、短いものなので読んでもらう事にして(岩波文庫に「猫町 他十七編」がある)、現在の作家、村上春樹がこれより、アイデアを借りているらしい。

 「1Q84」の中で、天吾が病院の父に会いに列車で行く時、「猫の町」という短編小説を読んでいる。内容は違うけれども、猫だけの町、というアイデアは借りたのだろうか。

Photoフリー素材サイト「足成」より、栗の1枚。

2014年8月23日 (土)

詩誌「螺旋」合本

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 かつての同人詩誌「螺旋」を合本製本してもらうため、先月7月24日に「宮本印刷」へ伺い、今月12日に受け取った。料金は僅かなものだった。

 僕は「宮本印刷」で同人歌誌「棧橋」(今年6月1日・記事)、同人詩誌「群青」第21号~第30号(今年7月9日・記事)を合本製本してもらっている。

 以前には「群青」のそれまでの号や、「F県詩人懇話会会報」も同様にしてもらった。

 詩誌「螺旋」は、思っていたより欠号が多く(県立図書館へ寄贈した関わりもある筈だ)、第9号(1980年7月・刊)、第14号~第18号、第20号~第60号(1996年3月・刊、冬眠に入る)の47冊がある。

 表題は印刷してもらえないので、手元のテーププリンターでラベルを作り始めたが、テープがなくなり、Amazonへ注文してテープを取り寄せた。

 合本製本すると、冊子の散逸がなくなり、作品を調べやすい。

 写真は、初めの巻と、しまいの巻の、表紙である。

2014年6月24日 (火)

詩誌「群青」第30号

Cimg7765 編集役をしている同人詩誌「群青」第30号が出来上がったので、6月17日(火曜日)に「宮本印刷」へ行き、100部を受け取った。

 消費税増税分だけ代金が高くなっていた。

 6月20日(金曜日)に、同人3人が喫茶店に集まって、詩誌・同人費の受け渡しをした。

 今日23日(月曜日)の午後、担当分の57通を封入し、郵便局より発送した。

 詩は、こぐま星座さん「ブレークダンスの猫」、僕のソネット「頻脈」、AUさんの「ロード」、3編。エッセイは、こぐま星座さんの「はたして君はただのエロおやじなのか?」(1ページ)。

 30号記念であり、年3回発行の10周年記念だが、対外的な催しは持たない。例によって合本を作るので、出来上がったら内輪3人で、ささやかに祝おうと話し合っている。

続きを読む »

2014年3月 5日 (水)

届いた2冊

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 近頃、2冊の本が届いた。

 1冊は、稲木信夫さん(「福井県詩人懇話会」元・事務局長、「福井詩人会議・水脈」代表)の評論集「詩人中野鈴子を追う」である。

 彼の中野鈴子論の著作も、3冊めとなる。2014年3月、コールサック社・刊。

 もう1冊は、村上春樹へのインタビュー集、「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」(2012年、文春文庫)である。Amazonより、新本を取り寄せた。

 僕はすでに、2010年10月18日の記事(←リンクしてある)で、単行本を紹介している。彼の本の読解だけでなく、創作にも役立つかと、文庫本を(単行本は処分したので)買った。

 時どきページを繰って、頼りにしたい。彼は既に、これらの境地から出ているかも知れないが。

2013年3月30日 (土)

国立国会図書館・HP

 国立国会図書館では、著作権の切れた著作等、また古典書籍・書画を、写真版でデジタル化し、公開している。

 「近代デジタルライブラリー」のアドレスは、下記の通りである。

   http://kindai.ndl.go.jp/

 「国立国会図書館デジタル化資料」のアドレスは、以下の通りである。

   http://dl.ndl.go.jp/

 それぞれ色いろな検索機能を備えている。

 古典書籍・書画は公立館のホームページで、著作権の切れた著作は上記や「青空文庫」で、無料で観たり読んだりできる。

 また新刊書は、電子書籍で読めるものがある。純文学の著作は、まだ少ないようだけれども。

Photo
写真素材サイト「足成」より、黄花のラッパ水仙を1枚。

季節に合わせて。

2013年3月 7日 (木)

2冊+10冊

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 先の3月5日(僕の指定休日である火曜日)に、ショッピングモール「パワーセンター ワッセ」内の書店「Super KaBoSワッセ店」にて、2冊+10冊を買った。

 まず、「週刊アスキー」3/12号。タブレット等に関心がある(買いたい訳ではない。使い方もわからない)が、先日「日経PC21」の記事がわからず、打ちのめされたため。

 「できるExcel データベース 2010」は、同じ本の「2002~2007対応版」を参照していたのだが、僕の「蔵書データベース」に使っているのがExcel2010なので、補正された所もあるだろう、との心配からである。

 同店内の古書店「古書センター」で、橋本治「窯変 源氏物語」10冊(中公文庫、初巻・1995年・刊)を買った。「歌壇」3月号を買った2月19日に、目に止まっていた。

値段もそれなりに廉価だ。

 橋本治による日本古典の現代語訳は、「桃尻語訳 枕草子」をチラ読みして以来、ある程度信用している。平家物語は、原文で通読しているので、彼の訳は読みたくない。

 「源氏物語」は原文3種、現代語訳は数種、所有しているが、どれを読み始めるかはわからない。


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