カテゴリ「文学」の25件の記事 Feed

2012年8月23日 (木)

「リルケ書簡集」全4冊

Cimg6345


























 国文社の「リルケ書簡集」全4冊を購入した。

 国文社に問い合わせると、在庫はあるが古びて、汚れがあったりする、との事。値引きの話も無いので、注文しなかった。

 Amazonで調べると、2、3巻は古本で、4巻は新本であったので、注文した。1巻は、「日本の古本屋」より、東京都の古書店「古書ワルツ」に注文した。

 それらが届いて、4冊が揃った。宛て先別に編集してある。

 僕はそれと別に、人文書院の2冊本「リルケ書簡集」(横向きだが、下に写真を添える)を所蔵している。

 贅沢と思われるかも知れないが、2冊本が年月日順なので、4冊本の購入が数年来の願望であり、わずかな臨時収入があったので、購入したものである。

Cimg6348

2012年6月 3日 (日)

「本に…」

 先日の昼休みどき、同僚が1冊の本を提げて歩いていた。

 僕は、「それ、何の本?」と訊いてみた。

 彼は、「〇〇さん(僕の姓)が気にするような、上等の本じゃないですよ」と答えた。

 僕は思わず「本に貴賤はない!」と叫んでいた。

 実感として、本に貴賤は無い。

 作品に、優劣はある。レトリック(修辞)、アイデア(着想)、構成などに、優劣はあるかも知れない。

 しかし作者の思いの篭もった作品に、貴賤、上下はない。そういう感じ方で、僕は本や冊子を読んでいる。

 ただし、茶化しやゴマスリはいけない。それらは世間への敗北であり、自分への敗北である。

2012年6月 1日 (金)

「青磁」第29号

Cimg6059 わが県にお住まいの文学者・S道明さんが、文学誌「青磁」第29号を、送って下さった。

 「青磁」は、小説・評論を主とする、文学誌である。

 2012年5月、青磁の会・発行。

 僕はS道明さんの、「短歌作家としての橘曙覧(5)」、「黒壁夜色」、「竹行李の中」、3編のみを読んだ。

 「短歌作家…」では、これまでの論に、幾つかの反論を加えている。

 小説「黒壁夜色」は、主人公が従兄の死去に際し、通夜の前日から夫婦で長浜(娘と孫も住む)を訪れるが、平凡ではない心持ゆえの行動を描く。

 評論「竹行李の中」では、中野重治の家族の生を描きながら、中野重治の全体像に迫ろうとしている。

 次号(年2回・刊)は30号なので、記念会を持ちたいと、編集後記にある。期待される所である。

2011年11月19日 (土)

4冊の本

 ごく最近に、4冊の本が手許に集まったので、紹介する。まず詩人のI信夫さんが、

  • 中正敏・詩集「いのちの籠・拾遺Ⅱ」(2011年11月、詩人会議出版・刊)

を送られた。ほとんどがソネットの詩である。ソネット詩集「光る波」を出版したばかりの僕に、参考に、という事だろう。

 1昨日の11月17日に、結社歌誌、

  • 「コスモス」2011-12月号

が送られて来た。また今日の午前の外出で、「KaBoSワッセ店」で、

  • 「歌壇」(本阿弥書店)2011-12月号

を買った。またネットの楽天ブックスに注文していた詩集、

  • J.R.ヒメーネス「プラテーロとわたし」(岩波文庫、2011年3刷)

が届いた。前回の版で買いたかったが、買いそびれたので、今回の重版を買った。

2011年11月15日 (火)

3回め電子書籍化

 先日にS社へ電子書籍化依頼した8冊が仕上がって、昨日にサイトよりダウンロードした。

 そのあと、ややこしい手続きを経て(初心者なので、簡単にいかない)、フォルダに収め、CDに入れた。

 内容は、アレクサンドル・デュマ「モンテ・クリスト伯」7冊(岩波文庫)と、カール・サンドバーグ「シカゴ詩集」(?文庫)である。

 目当ては「シカゴ詩集」で、本紙の茶ばみが、電子化の白黒指定で、消えるかと思った。しかし茶ばみは、グレー(黒点の集合?)で残り、目論見通りに行かなかった。

 これがうまく行けば、同様に茶ばんだ詩歌集、30冊ほどの文庫本を電子書籍化するつもりだった。しかしそれがうまく行かなかったので、それら詩歌集はそのまま読む事になった。

2011年9月 9日 (金)

「若狭文学」第49号

Cimg5283  小浜市在住の詩人、O昭八郎さんより、同人文学誌「若狭文学」第49号(終刊号)が送られた。

 「若狭文学(当時は「わかさ文学」)」は、昭和45年8月に創刊、O昭八郎さんが事務局方となった。

 M正さんの「編集後記(終刊の辞)」に、会員の高齢化・他の終刊理由が挙げられている。

 その中で、石川県の文学誌「金沢文学」が主宰者の死去により、平成22年に終刊した事は知っていた。

 さらに福井県内を主とする「日本海作家」が、今年10月に185号でもって終刊する、と書かれてある。

 「日本海作家」はしばらくの間、僕も作品を載せて貰ったので、それらしい話は聞いていたものの、終刊は淋しい。

 O昭八郎さんは、初記の誌に詩「飴屋南無郎(あめやなむろう)」を寄せている。神話より描いた作品である。

2011年7月26日 (火)

電子書籍化

 僕の故障したパソコンが昨日、16日ぶりに戻ってきた。

 7月9日の記事の4番めに書いた、文庫本の電子書籍化の件は、結果的に成功した。

 snapbook社のマイページでは、それらのダウンロード期限は過ぎていた。

 メールで、事情を説明して、再アップロードをお願いしたところ、こころよく応じてくださった。

 今は文庫本10冊が、CDに収まっている。

 内容は以下の通りである。

  • あさのあつこ「バッテリー」Ⅰ~Ⅵ
  • 高見順・詩集「死の淵より」
  • 「石川啄木歌集」
  • 「立原道造詩集」
  • 室生犀星「我が愛する詩人の伝記」

 いずれも、失くして途方にくれる本ではないが、手許に置いて時々読み返したい本である。

2011年5月22日 (日)

4冊の歌集

Cimg5038
 僕の蔵書に、古い歌集が4冊ある。

 左上が佐藤佐太郎「星宿」。

 右上が葛原妙子「葡萄木立」。

 左下が岡部文夫「晩冬」。

 右下が斎藤史「渉りかゆかむ」。

 いずれも箱入り。古き佳き時代だった(?)。

 僕のささやかな蔵書自慢である。

2011年3月 3日 (木)

詩「背景」

 この2月25日の記事で紹介した、同人詩誌「群青」第20号に、僕はソネット「背景」を載せた。

 ソネットと称しても、4、4、3、3行の、4連14行の詩である。

 以下に紹介する。

   背景

       新サスケ


パソコンのメーカーから

月に一度くらい

メールが来る

アズビィクラブ通信という名前


その中に

壁紙集へのリンクがあって

写真が替わるので

楽しみにしている


紅葉の景色は

季節を過ぎたから

風車の風景に替えた


あとで気づいたが

その背後に夕焼け雲がある

僕の心も夕暮れているか

2011年2月 6日 (日)

原稿を書く

 昨日の午前中に書店「KaBoS新二の宮店」へ行った(結局、何も買わず)あと、今日の夕方まで、家に籠って(間をはさみながら)原稿を書いた。

 昨日(土曜日)の午後、同人歌誌「棧橋」106号の原稿を書いた。

 出詠12首は、これまでに書き溜めて、USBメモリに入れておいた連作、20首ほどを印刷して、12首を選んだ。

 それをパソコンのワードで、B5判原稿用紙の形式(20字×10行)に、打ち込んでゆく。

 題詠1首とアンケートも、それに続いて書く(今日の午前に、ポストへ投函)。

 そのあと、同人詩誌「群青」20号の誌面稿を、パソコンで書く。

 同人4名のうち、僕をのぞく3名からは、詩稿が届いている。

 2名2編の詩を、ワード(A4判)で打つ。同人誌はA5判なので、見開き2ページに1編の詩を載せる。中央の空きに、詩の連の空き(4行ぶん)がそれも真ん中に来るようするのが、難しい。

 今日(日曜日)は、「群青」20号のあと一人と、自分の詩を、誌面稿にする。自分の詩は、書き溜めてUSBメモリへ入れておいた作品から選んだ。

 それにエッセイを書く当番(1号1名)らしいので、メモをみながらエッセイ「挫折」を書く。A5判1枚に収まるようにする。

 あと目次と奥付けが残っているが、後日の事にする。

 夕方になって、「コスモス福井」の2月歌会への出詠1首を、これまたUSBメモリの歌稿より選んで、葉書に書き、取りまとめ役のIさん宛てに投函した。

 実はまだ1件、予定があったのだが、止しにした。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート