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2016年9月 2日 (金)

越谷オサム「陽だまりの彼女」

Cimg9003 1昨日(8月31日)の記事で、入手を報せた4冊の内、越谷オサムの小説、「陽だまりの彼女」を読みおえる。

 新潮文庫、2011年発行、2015年49刷。

 僕(奥田浩介)が中学生時代に、イジメを助けた同級生、渡来麻緒(わたらい・まお)と25歳になって再会し、恋し、彼女の両親に反対されて駆け落ち、結婚する。

 熱々の2人のようで、幾つもの小さな影が、伏線として張られる。10ヶ月後に、彼女は浩介以外の人から彼女の記憶を消して、消え去る。

 彼女は動物の?の生まれ変わりであったらしく、姿を変えて浩介の前に現れて、不安の残るハッピーエンドとなる。

 再会と結婚生活の夢中さに憧れ、彼女を失った彼の嘆きに感情移入する。

 ライトな文体で書かれた、ディープな恋物語である。

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