萩原朔太郎「猫町」
今月14日の記事で紹介した、坂口安吾「肝臓先生」に続き、Google Playブックスより「青空文庫」経由で、萩原朔太郎の小品「猫町」を無料で買い、読みおえた。
著者は「散文詩風な小説」と冒頭に掲げている。
13日の記事で紹介したマニュアルに依って、文面(文字の大きさ等)を拡大して読んだ。薄いグレーの紙面に、黒の文字で、疲れる事なく読み進められた。
14日の記事では本の選択を、「おすすめの本より選ぶしかない」と書き、基本的にはそうである。
ただし本の購入時(無料を含む)に、「類似のアイテム」というバナーが出て、クリックすると同作家、同ジャンル(例えば、詩集)の作品が示されるので、それより購入できる。検索ではないので、もどかしいけれども。
内容は、短いものなので読んでもらう事にして(岩波文庫に「猫町 他十七編」がある)、現在の作家、村上春樹がこれより、アイデアを借りているらしい。
「1Q84」の中で、天吾が病院の父に会いに列車で行く時、「猫の町」という短編小説を読んでいる。内容は違うけれども、猫だけの町、というアイデアは借りたのだろうか。
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