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「現代俳句選集Ⅵ-8」榑沼けい一(くれぬま けいいち)句集「武者幟」(平成元年、牧羊社・刊)を読みおえる。中村草田男門下、「萬緑」同人。
先鋭的な草田男門下らしく、ほとんどの句に、僕がこれまで句集で目にしなかった言葉が挟まっている。ただし僕の好みは、家族などの人情を吟じた句にある。俗っぽいのかもしれない。
以下に注目した4句を引く。
寒麗ら試歩の老父に母の添ふ
妻といふ不思議な隣人毛糸編む
凡にして深まる齢梨食らふ
古友またコツンと逝けり秋の蝶
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